劇場公開日 2021年7月8日

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「スパイもの・声優好きにはたまらない映画でした」ブラック・ウィドウ keytonさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0スパイもの・声優好きにはたまらない映画でした

2021年7月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 吹き替えと字幕の両方を観に行きました。フローレンス・ピューの吹き替えを演じた田村睦心さんの演技がとても面白かったです。キメポーズのダメ出しや、自分もポーズを決めてしまった時の台詞は吹き替えのほうが面白かったです。
他にも大塚明夫さんや田中敦子さん、ドレイコフ役の宝亀克壽さんといったキャラクターに合った声優さんがマーベルの世界観を一層わかりやすく、奥深く、丁寧に語っているので字幕よりも楽しめました。何より普段日本語では決して聴けない会話が聞けるので、日本語が新鮮に感じられました。
 作品全体はスパイアクションで、所々に「家族」を感じさせる雰囲気で、今までのMCUとは毛色の違う印象でした。実際の時事問題を取り上げながらマーベルの世界観を組み込むところは「キャプテンアメリカ/ウィンターソルジャー」を彷彿させる内容でシリアスな展開で進むんですが、ナターシャの家族であるエレーナ、アレクセイ、メリーナのやり取りがアットホームで本物の家族のようで観てて癒されるので緊張の緩急の激しい映画でした。
 フェーズ4の序章なので控えめで表立った活躍はほとんどありませんが、一人でも友達でも家族でも楽しめる時間でした。

keyton