劇場公開日 2020年9月11日

  • 予告編を見る

「酷評される理由がわか・・・・」ミッドウェイ zem_movie_reviewさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0酷評される理由がわか・・・・

2023年9月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

メインテーマであるミッドウェイ海戦の経過、両軍の捉え方に関しては、ほぼ史実に則して描いているのは素晴らしいです。個人的には、南雲の弱気、優柔不断、傲慢さがきらいなのでそこを國村隼さん、いい演技でした。特に、図上演習のとことか、爆撃装備と雷撃装備とか、南雲に相応しいものでしたw

ただですねえ、、、(順不同)
・浅野忠信が相変わらず棒読みなのがさすが。
・豊川悦司も棒。この人、演技下手になってないか?炎立つの家衡がすごかったから期待していたのになあ・・・。大体、山本五十六はこんなに威風堂々としていない。
・日本側の登場人物と役者の年齢関係がぐちゃぐちゃだよなあ。見た目もなにもかも。
・ミッドウェイ作戦はドーリットル空襲を受けて慌てて掘り起こしてきた作戦であって開戦当初から明確なものではありません。
・戦闘シーンがマクロスかガンダム?なのか?迫力出したいのであれば、映像より音響じゃないかなあ。。。資料映像を参考にしようよ。CGがCG過ぎて草。
・日本ディスがいやらしい。実際には米軍が日本に対してやったことを日本が支那や米軍にしたことにしている。ほか。。。
 ∟実際の日本軍は都市爆撃をする際はビラ巻いて予告し、その通りやっている。民間人への攻撃は極力回避したのが日本軍。国家総動員法を盾に非戦闘員を殺しまくったのが米軍。自国民でも犠牲を強いたのが中華民国軍。
 ∟捕虜を葬るシーンがあったが、あれは米軍が腹いせにやったもの。輸送機上から「日本兵がハラキリした」とヘラヘラしながら蹴り落としたとかリンドバーグが記録してます。
 ∟昭和帝が飯食ってる時に(時間的に朝食だろうがどうみても昼飯っぽい)ドーリットル空襲が行われた描写があるが、千代田のあたりでは爆音が聞こえてないだろうし、陛下の避難の姿がみっともなさ過ぎて悪意しか感じられない。
そもそもドーリットル空襲では大した被害は出ていないのだけど、大成功みたいな感じに描いている。
とか。
・浅野忠信は浅野忠信の役をやらせたら最高だった。

(以下、妄想)
中華資本はただお金出すだけじゃないですよね。どうせ作るならフライングタイガーでもやればいいのに。米国人に日本人への不信やら憎悪を煽り分断を図るためのプロパガンダに意識高い系の米国人が中華の思うままに作っちゃった?みたいな、いろいろと狡っ辛い映画でした。

zem_movie_review