劇場公開日 2020年9月11日

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「将棋vs西部劇」ミッドウェイ kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5将棋vs西部劇

2020年9月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 綿密な作戦や敵の通信の暗号解読など熾烈を極めた太平洋戦争。日本が真珠湾攻撃を仕掛けたことからアメリカ軍は次の一手で戦意高揚をはかるためにチェスター・ニミッツを太平洋艦隊司令長官に任命する。

 駄作と言われる『パールハーバー』も映画館で観たけど、迫力や戦争の残酷さを見せつけられたのはパールハーバーの方が上だったかも。CGを駆使して破壊王エメリッヒが描いたものの、そのCG感によってあまり現実味が帯びてなかったようにも思います。しかも、「日米の視点で」という割にはアメリカ寄り。最後のテロップによって、両国の兵士を称えていたから若干救われた気もする。

 史実を忠実に描いただけあって、人物に感情移入させるよりも、司令部がどう考えてどう動いたのかが中心となっています。言ってみれば再現フィルムのよう。レイトンによる情報戦が結局は功を奏した形となり、報復の連鎖が止まらない様子もうかがえました。そんな中で、アメリカが日本の戦力をかなり恐れていたことや、急降下する戦闘機に特攻隊精神まで感じちゃいました。

 映像は急降下して爆弾投下するベスト(エド・スクレイン)から見た光景が凄かったし、日本軍の戦闘機が群れをなして飛んでいる映像が良かった。さすがに救助した米軍兵を突き落とすのはショックだったし、おまけに錨まで付けてたし・・・

kossy
カールⅢ世さんのコメント
2020年10月4日

見ていませんが、見ないほうが良いですか? つまり、ある程度、太平洋戦争の知識がある50から60代の男が見るとどんな気分になるか? 出演している日本人役者を残念と思うか? どうか。

カールⅢ世
bionさんのコメント
2020年9月13日

捕虜を突き落とすなんて、実際はなかったことを祈りたいです。
(そうはいっても戦争では何がおきても不思議でない。)
城を枕にする武士道精神のシーンがよかったから、帳消しかな。
間違って自分のレビューにコメントしちゃいました。

bion