「沖田修一の独特の「間」」子供はわかってあげない ジョーさんの映画レビュー(感想・評価)
沖田修一の独特の「間」
沖田修一の独特の「間」。その「間」から創り出される唯一無二の空気感。
彼の作品、「おらおらでひとりいぐも」、「モリのいる場所」、「滝を見に行く」。すべてにその「間」がある。
その「間」を演じれるのが、上白石萌歌であり、豊川悦史である。
おねえ役の千葉雄大の存在も欠かせない。「ミッドナイトスワン」の中村倫也に匹敵するおねえぶり。
古本屋の店主の高橋源一郎も素人ながら存在感が光る。
上白石萌歌と古館寛治が、アニメの主題歌をデュエットするオープニングは、斬新な切り口。
パワハラのようでちっともパワハラでない、水泳部の顧問のキャラも、いかにも沖田修一らしい。
誇張がない、かっこつけない、かといってどん臭くもない、夏休みがそこにある。
コメントする