劇場公開日 2020年1月17日

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リチャード・ジュエルのレビュー・感想・評価

全301件中、41~60件目を表示

3.5現代社会に起こりうる事態に警鐘を鳴らす1本

2021年1月27日
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鑑賞方法:試写会

メディアを大学で勉強している自分にとって、この映画が2020年の1本目になったのも、ただならぬ偶然を感じる。
爆破テロの脅威から救った主人公のリチャード・ジュエル。しかし、地元紙のスクープによって、犯人として疑惑の目を向けられる。そんな彼の無実のために、ひとりの弁護士が立ち上がる。主題になっているのは、"メディアリンチ"から始まる、容赦ない負の連鎖である。一方的に攻撃することで、冤罪を訴える暇すら与えない。その状況下でもリチャードは"正義"を貫く。それも少し頼りなくて優しすぎるようなところもあるが…笑。その中でも立ち向かう背中がカッコいい。
リアリティとクオリティが共存した、実話を基にした作品。SNSやメディアによる情報氾濫が起きている今だからこそ、考えたくなる要素が多く、見ごたえがあった。

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たいよーさん。

3.0英雄から被疑者になった主人公の葛藤

2021年1月16日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

幸せ

気の弱い、自分に自信のない主人公(容疑者)よく描かれている。最後に正義を勝ち取る際にFBI やメディアをコテンパンにやりこめれば痛快さが増すと感じたのだが、事実に基づいているので実際に映画のような結末だったのだろう。

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TMNN

4.0プロファイリングって、マジ悪だね

2020年12月30日
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鑑賞方法:DVD/BD

世間のイメージも怖いけど、
そのきっかけを作ったプロファイリングが罪深い。

踊る大捜査線の頃にはプロファイリングってカッコいいなんて思って見ていたけど、今になって考えると恐ろしい話だ。

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サケビオース

1.0ザ・想定内

2020年12月16日
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ザ・想定内。
キャシーベイツ はハリウッドの宮本信子だ、と思いました。
巨匠、貴重な晩年の打席でまたも凡打。

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きねまっきい

3.5弱者への視点。弱者からの視点。

2020年12月7日
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イーストウッド監督がここに来て、まだ良くなりそうな良品。

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KoN

3.5いつでもどこでもマスコミは…

2020年11月29日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

怖い

必ずしも自分の身には起こらないとは言い切れない「犯人扱い」という暴力!今で言う「炎上」ってやつ?
特にSNSをやっている人達はホントに他人事じゃ無いんじゃないかな。
ただこの映画を観ておけば多少の対応策が身に付くかも?

だけど僕には弁護士の知り合いがいない…

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シン

4.0私好みの映画ではあったのですが、一つだけ気になることが・・・

2020年11月23日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

テロ爆弾を発見して英雄になった警備員が、逆にテロ犯として疑われる苦悩を描く物語。

クリント・イーストウッド監督の秀作ですね。
派手さはありませんが、一見の価値がある秀作のように思います。

マスコミのスクープに、前のめりになるFBI。
英雄を叩くことに驚喜するマスコミ。
国家権力とマスコミの力の大きさに翻弄される主人公が、とても良く描かれています。

ただ、この映画で気になった点が一つ。女性記者の描き方に違和感を覚えました。
鑑賞後にネットで調べたら、やはり批判的な記事が見つかりました。
マスコミの怖さ、印象操作の恐ろしさを描いた映画が、同じことをしていることに不愉快さを強く感じます。

その分、私的評価はやや落とさせて頂きました。

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よし

3.0自供

2020年11月21日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

自供しなかった。
何の証拠もなく自供だけに頼る最悪の捜査。
屈して自供してしまう人も居るだろう。
権力の使い方を間違えないで欲しい。

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上みちる

5.0それでもジュエルはやってない

2020年11月9日
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鑑賞方法:VOD

サム・ロックウェルが素晴らしい。
観客のフラストレーションを一手に引き受けて、
ちょっとズレてる主人公にバシバシぶつけてく役回り。

とりあえず”法執行官”って言うのヤメロ、と何度思ったことか。

イーストウッド作品としてはエンタメ性が高めの方だったと思う。

邦画なら”それでも僕はやってない”で、
アメリカ映画なら本作って感じだろうか。

イーストウッド監督、今の分断されたアメリカを描くような作品は作ってるのだろうか。

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mar

4.0監督、凄いです。

2020年11月8日
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 2019年の作品、クリント・イーストウッドは89歳の時。20年以上も前の事件だけど、ネットで嘘も事実もあっという間に広がってしまうこの時代に、ピッタリとハマる内容だと思う。クリント・イーストウッド、凄いですね。89歳だけど脳内キレッキレですね。年齢なんて関係ない、て教えられます。これからもどんどん撮ってほしいです。
 主人公も実際の写真を見たけど、よく似ている。ジュエルさんは44歳で亡くなったそうで、映画の中でも犬の散歩をしながら胸を苦しそうに抑えるシーンがあって、心臓発作で亡くなることを表現してたのかな😔
 何処までが事実で何処からフィクションかわからないけど、爆発現場から公衆電話までの距離の確認を警察はしていなかったのか?リチャードを警察で尋問しながら、まるめこむようにサインさせようとしていたけど、あんな事本当にあるんだろうか?事実なら恐ろしい。
 真面目に仕事をして、危険を察知して人々を救ったのに、こんな疑いをかけられて気の毒に、、、冤罪がはれてよかったけど、3ヶ月くらい?は地獄でしたね。こんな事はあってはいけない。
視聴する側としては全てハッキリするまではあまり報道されることを鵜呑みににしてはいけませんね。冷静に考えないと🧐。

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アンディぴっと

5.0何のために

2020年10月30日
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鑑賞方法:映画館

仕事術の本なんかでは「何のためにやるのか」の大切さが語られる。目的と手段をはき違えるな、と。

エディー・ジョーンズはオフロードパスを禁じた。「何のために」禁じるのか。

ジェイミー・ジョセフはオフロードパスを推奨した。「何のために」推奨するのか。

人は「何のために」落とし物を交番に届けるのか。人は「何のために」盗んだバイクで走り出すのか。

人は「何のために」ダイエットに励むのか。「何のために」英会話を学ぶのか。「何のために」投資するのか。

サリーは「何のために」ハドソン川に着水したのか。

李文亮さんは「何のために」新型肺炎の感染拡大の危険性を発信したのか。

「正義のため」をかざす人は簡単に信用しないことにしている。アメリカにはアメリカの、中国には中国の正義があるし、アルカイダにはアルカイダの、ISにはISの正義がある。

Justiceは、ただ氷なんだ。

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hideaqui

3.5踏みにじられた男

2020年10月29日
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刑務法官になりたかった男がそれに裏切られる様。
正義ってなんなんだろうね。
なんのために戦う必要があるんだろうねって思うけど、やっぱりこの映画を観て思うのは、自分の正義を信じて生きることだけが自らを救うのではないかな。

キャシーベイツがいい演技でしたなー
あそこで光れるのは彼女だからだよね。人の心を打つ演技。

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JYARI

4.5覆水盆に返らず

2020年10月29日
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一言「劇場で見ても、よかったなあ」。
イーストウッド監督、サム・ロックウェル出演。だけど主人公キャラがなんだかどうよ?って。
うーん、バカチン私!

◎よかった点◎
・リチャードが誤認逮捕された、っていう事実は最初からわかっている。
それをどう描いていくのかっていうのが、興味深い。
警官(法執行官)に憧れている、白人下層のジュエル。
それを「プロファイリングに一致する」って、FBIの強引さや新聞社。
一度容疑者として実名報道されると、「実は違ってました」なんて報道はしないよな。
怖いわ〜。

・またリチャードは「協力したいから」と、ベラベラ喋るのがもうハラハラで。
「靴は災いのもと」なんて言葉が浮かぶ。
弁護士に喋るなと言われているのに。
共感しにくい主人公キャラっていうのが、この作品の味。
被害を最小限に抑えたヒーローなのに、そう思えないという不思議。

・リチャード役の人、どう見てもサブキャラのサブ、って感じだけど。
それを主役に持ってきた(本人と似ているそう)のも、ナイスアイディア。
余計に「実際にこういうこと、あるよな」って。
母親役がキャシー・ベイツて、もう目力大。

△いまいちな点△
・wowowのW座・小山薫堂さんが「邦題があったらなあ」って。
そうそう、このタイトルじゃピントこない。「誤認」なんてどうだろう?。

⭐️今日のマーカーワード⭐️
「僕の仕事なんだよ、人を守るのは」。

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ゆき@おうちの中の人

4.0爆弾を発見して人々を避難させ、被害を最小限に食い止めた英雄・ジュエ...

2020年10月24日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

爆弾を発見して人々を避難させ、被害を最小限に食い止めた英雄・ジュエル。
しかし、自作自演ではないかとFBIに疑われ、新聞にも書き立てられる事態に。
何とも恐ろしい話だ。
ジュエルの無実を訴える母親のスピーチに女記者が涙ぐむシーンがあるが、いやいや、お前が書いた記事のせいじゃねーか(笑)となった。

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省二

4.0永久保存版🙆‍♂️

2020年10月23日
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これだけ重厚なストーリーを全く飽きさせる事無く最後まで突っ走るのはお見事としか言いようが無い。最初から最後まで完全に引き込まれた。

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@Jankichi@

5.0ジャーナリズムの役割

2020年10月22日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

新聞・雑誌・放送などで、時事問題の報道・解説・批評などを行う活動。また、その事業。
これがジャーナリズムで、それを生業とするのがジャーナリスト。

ジャーナリストの役割は、時事問題を正確に、「事実」を大衆に届けることなわけだけど、日々の報道を見ていてもこの映画でも、果たしてその役割をキチンと心得て仕事をしているジャーナリストがいるのかと疑問がわいてくる。

ノンフィクション映画と謳われる作品でも、100%鵜呑みにして観るのはナンセンスだ。なぜならノンフィクションといっても映画という性質上、監督や脚本家とう製作者が作った「作品」なのだから。事実だけを描いているといっても演出や演技によって印象はどうにでもなるから。
しかし報道となっては話は変わってくる。報道はあくまで事実のみを伝えるため、主観を持ち込んではならない。冷静に世の中を見つめ、伝えていかなくてはならない。
大衆が鵜呑みにしていい情報を届けなくてはならない。

しかし最近のマスメディアは(最近と言っているのは自分がまだ若いからで、もしかしたらもっと前から)その信念を放棄し、どれだけ注目されるか、どれだけ大衆の目を向けられるかということばかり躍起になっている。

この映画のジュエル氏が被害にあったようにたとえ誰かの人生を無責任な報道によってめちゃくちゃにしたとしてもどうでもいい。自分達は「信頼できる情報筋から聞いたから」といえばお咎めなしだからだ。
それをよく描けていて良かった。

イーストウッド監督の作る淡々とした雰囲気に合わない題材も時々あるが、今回は凄くマッチしていた。

英雄に対する大衆の好奇の目はただ心地良いものではない。メディアの力で羨望の眼差しにもなるし虎の目にもなる。

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柴左近

3.5真実の物語

2020年10月22日
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ハドソン川の奇跡のような

リアルな物語。

メディアも悪のように取り上げ、、、
これが現代だともっとおそろしいことになっていたかもしれない。

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たかひろ

4.0キャシーベイツに泣かされるんでしょ?ハイハイ分かってます、と思いな...

2020年10月20日
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鑑賞方法:DVD/BD

キャシーベイツに泣かされるんでしょ?ハイハイ分かってます、と思いながら観たのにまんまと泣かされた。意外とショウ捜査官も良かったな。

映画を見たら、メディアひどい!先入観サイテー!と言うけど、現実では、デブでキモいからしょうがないじゃん、と普段私も思ってしまってるね。気をつけます…。

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まるぼに

4.5メディアは権力者

2020年10月19日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

アトランタ五輪の時に起きた爆弾事件の実話で、もやもやしてしまう。
リチャード・ジュエル(ポール・ウォルター・ハウザー)はコンサート会場で警備員をしていたが、爆弾事件に遭遇する。
爆弾を見つけ、観客の非難を誘導したことで英雄視される。
ところが愚かなFBI捜査官(ジョン・ハム)が爆弾犯ではないかと疑い、新聞記者(オリビア・ワイルド)に洩らしてしまう。
ここからリチャード・ジュエルの苦難が始まる。
FBIの過ちは分かるが、メディアは分かっていないような気がする。

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いやよセブン

5.0饒舌さは世の中を渡るスキル

2020年10月18日
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爆破事件の容疑者にされた警備員。濡れ衣を晴らすため、弁護士と共に国家権力と対決する姿に胸をうたれる。FBI、メディアに屈せず真実を主張。とくにメディアに乗り込んで虚偽の記事を書いた記者と激しい口論をする舌戦をみては「思考の格闘技」という印象を受けた。口の上手さこそが競争社会を生き抜いていく上で必要不可欠な能力であると実感した。

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