リチャード・ジュエルのレビュー・感想・評価
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それでもジュエルはやってない
サム・ロックウェルが素晴らしい。
観客のフラストレーションを一手に引き受けて、
ちょっとズレてる主人公にバシバシぶつけてく役回り。
とりあえず”法執行官”って言うのヤメロ、と何度思ったことか。
イーストウッド作品としてはエンタメ性が高めの方だったと思う。
邦画なら”それでも僕はやってない”で、
アメリカ映画なら本作って感じだろうか。
イーストウッド監督、今の分断されたアメリカを描くような作品は作ってるのだろうか。
監督、凄いです。
2019年の作品、クリント・イーストウッドは89歳の時。20年以上も前の事件だけど、ネットで嘘も事実もあっという間に広がってしまうこの時代に、ピッタリとハマる内容だと思う。クリント・イーストウッド、凄いですね。89歳だけど脳内キレッキレですね。年齢なんて関係ない、て教えられます。これからもどんどん撮ってほしいです。
主人公も実際の写真を見たけど、よく似ている。ジュエルさんは44歳で亡くなったそうで、映画の中でも犬の散歩をしながら胸を苦しそうに抑えるシーンがあって、心臓発作で亡くなることを表現してたのかな😔
何処までが事実で何処からフィクションかわからないけど、爆発現場から公衆電話までの距離の確認を警察はしていなかったのか?リチャードを警察で尋問しながら、まるめこむようにサインさせようとしていたけど、あんな事本当にあるんだろうか?事実なら恐ろしい。
真面目に仕事をして、危険を察知して人々を救ったのに、こんな疑いをかけられて気の毒に、、、冤罪がはれてよかったけど、3ヶ月くらい?は地獄でしたね。こんな事はあってはいけない。
視聴する側としては全てハッキリするまではあまり報道されることを鵜呑みににしてはいけませんね。冷静に考えないと🧐。
何のために
仕事術の本なんかでは「何のためにやるのか」の大切さが語られる。目的と手段をはき違えるな、と。
エディー・ジョーンズはオフロードパスを禁じた。「何のために」禁じるのか。
ジェイミー・ジョセフはオフロードパスを推奨した。「何のために」推奨するのか。
人は「何のために」落とし物を交番に届けるのか。人は「何のために」盗んだバイクで走り出すのか。
人は「何のために」ダイエットに励むのか。「何のために」英会話を学ぶのか。「何のために」投資するのか。
サリーは「何のために」ハドソン川に着水したのか。
李文亮さんは「何のために」新型肺炎の感染拡大の危険性を発信したのか。
「正義のため」をかざす人は簡単に信用しないことにしている。アメリカにはアメリカの、中国には中国の正義があるし、アルカイダにはアルカイダの、ISにはISの正義がある。
Justiceは、ただ氷なんだ。
踏みにじられた男
刑務法官になりたかった男がそれに裏切られる様。
正義ってなんなんだろうね。
なんのために戦う必要があるんだろうねって思うけど、やっぱりこの映画を観て思うのは、自分の正義を信じて生きることだけが自らを救うのではないかな。
キャシーベイツがいい演技でしたなー
あそこで光れるのは彼女だからだよね。人の心を打つ演技。
覆水盆に返らず
一言「劇場で見ても、よかったなあ」。
イーストウッド監督、サム・ロックウェル出演。だけど主人公キャラがなんだかどうよ?って。
うーん、バカチン私!
◎よかった点◎
・リチャードが誤認逮捕された、っていう事実は最初からわかっている。
それをどう描いていくのかっていうのが、興味深い。
警官(法執行官)に憧れている、白人下層のジュエル。
それを「プロファイリングに一致する」って、FBIの強引さや新聞社。
一度容疑者として実名報道されると、「実は違ってました」なんて報道はしないよな。
怖いわ〜。
・またリチャードは「協力したいから」と、ベラベラ喋るのがもうハラハラで。
「靴は災いのもと」なんて言葉が浮かぶ。
弁護士に喋るなと言われているのに。
共感しにくい主人公キャラっていうのが、この作品の味。
被害を最小限に抑えたヒーローなのに、そう思えないという不思議。
・リチャード役の人、どう見てもサブキャラのサブ、って感じだけど。
それを主役に持ってきた(本人と似ているそう)のも、ナイスアイディア。
余計に「実際にこういうこと、あるよな」って。
母親役がキャシー・ベイツて、もう目力大。
△いまいちな点△
・wowowのW座・小山薫堂さんが「邦題があったらなあ」って。
そうそう、このタイトルじゃピントこない。「誤認」なんてどうだろう?。
⭐️今日のマーカーワード⭐️
「僕の仕事なんだよ、人を守るのは」。
爆弾を発見して人々を避難させ、被害を最小限に食い止めた英雄・ジュエ...
爆弾を発見して人々を避難させ、被害を最小限に食い止めた英雄・ジュエル。
しかし、自作自演ではないかとFBIに疑われ、新聞にも書き立てられる事態に。
何とも恐ろしい話だ。
ジュエルの無実を訴える母親のスピーチに女記者が涙ぐむシーンがあるが、いやいや、お前が書いた記事のせいじゃねーか(笑)となった。
ジャーナリズムの役割
新聞・雑誌・放送などで、時事問題の報道・解説・批評などを行う活動。また、その事業。
これがジャーナリズムで、それを生業とするのがジャーナリスト。
ジャーナリストの役割は、時事問題を正確に、「事実」を大衆に届けることなわけだけど、日々の報道を見ていてもこの映画でも、果たしてその役割をキチンと心得て仕事をしているジャーナリストがいるのかと疑問がわいてくる。
ノンフィクション映画と謳われる作品でも、100%鵜呑みにして観るのはナンセンスだ。なぜならノンフィクションといっても映画という性質上、監督や脚本家とう製作者が作った「作品」なのだから。事実だけを描いているといっても演出や演技によって印象はどうにでもなるから。
しかし報道となっては話は変わってくる。報道はあくまで事実のみを伝えるため、主観を持ち込んではならない。冷静に世の中を見つめ、伝えていかなくてはならない。
大衆が鵜呑みにしていい情報を届けなくてはならない。
しかし最近のマスメディアは(最近と言っているのは自分がまだ若いからで、もしかしたらもっと前から)その信念を放棄し、どれだけ注目されるか、どれだけ大衆の目を向けられるかということばかり躍起になっている。
この映画のジュエル氏が被害にあったようにたとえ誰かの人生を無責任な報道によってめちゃくちゃにしたとしてもどうでもいい。自分達は「信頼できる情報筋から聞いたから」といえばお咎めなしだからだ。
それをよく描けていて良かった。
イーストウッド監督の作る淡々とした雰囲気に合わない題材も時々あるが、今回は凄くマッチしていた。
英雄に対する大衆の好奇の目はただ心地良いものではない。メディアの力で羨望の眼差しにもなるし虎の目にもなる。
キャシーベイツに泣かされるんでしょ?ハイハイ分かってます、と思いな...
キャシーベイツに泣かされるんでしょ?ハイハイ分かってます、と思いながら観たのにまんまと泣かされた。意外とショウ捜査官も良かったな。
映画を見たら、メディアひどい!先入観サイテー!と言うけど、現実では、デブでキモいからしょうがないじゃん、と普段私も思ってしまってるね。気をつけます…。
饒舌さは世の中を渡るスキル
爆破事件の容疑者にされた警備員。濡れ衣を晴らすため、弁護士と共に国家権力と対決する姿に胸をうたれる。FBI、メディアに屈せず真実を主張。とくにメディアに乗り込んで虚偽の記事を書いた記者と激しい口論をする舌戦をみては「思考の格闘技」という印象を受けた。口の上手さこそが競争社会を生き抜いていく上で必要不可欠な能力であると実感した。
誰にでも起こり得る
根も葉もないことから、人々は簡単に騙されて、それが真実のように語られる。自分が見ているもの、信じているものを少しでも疑わないと誰かを傷つけることがあるかもしれないと、よーくよーく考えないといけないなと思わせてくれるそんな映画でした。
今や情報過多で、そこかしこで嘘の情報に溢れていて、何を信じたらいいかわからない時代、ちゃんと自分で考えて、選択して、細心の注意を払っても足らないかもしれない。どこかで誰かが悲しい想いをしないように、ちょっとでも優しい世界になるように、生きていかねば。
イーストウッド監督にしか出せない温かさ
アトランタ五輪爆破テロの犯人としてFBIやメディアから無実の罪で追いつめられる実話。
ラストとエンドロールは、疲弊した心に温かい風が流れていくような感覚で泣きそうになりました。
メディアで人を殺すのは容易い。みんな見よう。
万葉の湯劇場二本目。吹替版鑑賞。 イーストウッド定番の実話ベース。...
万葉の湯劇場二本目。吹替版鑑賞。
イーストウッド定番の実話ベース。今回は主役も事件も地味目か。興行収入もやや伸び悩んだ模様。
リチャード、その職目指すならもうちょい絞ろうよ。弁護士もどこか胡散臭いし、途中大どんでん返しを期待しちゃったよ(笑)
内容は冤罪もの。このジャンル、個人的に興味があり、結構読書なんかもしてる。よってあるあるの展開で今一つ盛り上がれず。記者とFBIに謝罪させたかったね。
リチャード、喜びのあまりでかいドーナツ食うのはやめろよ。エンディングテロップでやっぱり…
Basic Incom時代の・・?
最初に、いつも高いレベルで映画を製作される監督に「敬意と称賛」を送りたい。
映画の内容を評論しても仕方ない。
この映画が、ぼくにとっていろいろと考えさせる作品になったのは作品内容とはまったく(たぶん)別の個人的なテーマ「情報化社会(人世代前の世界)」と「Basic Incom時代」のひとびとの生き方。
すでにマスコミ(TV、新聞、出版社、映画も入るのかな?)の正義が実は自分たちの利益でしかなく、国家や社会の利益とかけ離れていることが明らかになってしまった今、AIとロボットの時代における「人間の生き方がどうなるのか?」を知りたかったぼくにとって示唆的な映画でした。
ちょっと自閉的なスペクトラム症候群的な主人公ですが、喜んで警察システムの中で正しさを実現しています。それが彼は幸福なのです。
なんとなくシンギュラリティ後の人たちの生き方なのかな?と。結局、雇い主が変わるだけですね。
倫理的な感情を抜きにすれば、それはそれで次の現実なのかもしれない。
無罪を証明するのは難しい
この系統の映画好きでよく見ますが、やってないことを証明するのってホント難しいですよね。
自分も怖めのロックバンドとか好きで聞いてるけどリチャードの様に何かの拍子で事件に巻き込まれたらこれを聞いてるだけで容疑者に仕立てられるんだろうなと怖くなります。だからといって好きなロックバンドを聞かなくなるのも違うと思うし、ただ真実をねじ曲げられる権力に対してどう対処していくのかこの映画から学ぶ事は多いと思います。
法執行官
体制側に自分の立ち位置を置くことが心の安寧をもたらすのであれば、哀しいところである。実際はその虚構にとっくに気付いているリチャードの吐露はこの映画の見所である。しかしこのマウント根性が社会を弱体化させているだけに同情はできぬ。
他方で捜査側とメディアの陥る様も重要なテーマ。検証せずにダダ漏れというのはこの国でもよく見かけること。取り返しがつかぬ。これは罪。
最近のイーストウッド作品の終わり方 終わり方がなーーッ!って…なる...
最近のイーストウッド作品の終わり方
終わり方がなーーッ!って…なる。
良くも悪くも…山も谷もない。
つまらないわけじゃないけどお勧めはしません。
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