「うわぁ90歳!」リチャード・ジュエル お転婆さんさんの映画レビュー(感想・評価)
うわぁ90歳!
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なんとまぁ、クリント・イーストウッド御大まだ撮っていらっしゃるとは!御歳90、卒寿であられます。
流石にガンアクションは無いけれど、爆弾は派手にぶちまけられるし、ヒトビトはパニクって大騒ぎになるし、ハリー・キャラハン相変わらずやるじゃねぇの、え?って感じでございました。
舞台はアトランタ・オリンピック。アトランタという場所は、規模としては大都会かもしれないけど、やっぱりNYCやLAなんかと比べると、一段格落ちな感じがする。だからこそプロモーションを頑張ったのだろうなぁ…と、思うけど。さてそのひとつケニー・ロジャースのコンサートに爆弾が仕掛けられたというので、正義の味方リチャード・ジュエルは身体を張ってそれを発見したのですね。
でもその後が悪かった。「まず発見者を疑え」という推理小説まがいの基礎理論にのっとり、正義の味方リチャード・ジュエルはあやうく起訴されかかってしまう。そこで登場するのがかつての職場に居た弁護士。彼もコトあるごとに正義の味方(映画では「法執行官」と訳されていたけれどなんかそぐわない気がする)を振りかざすリチャー(のトロさ)にほとほと呆れつつ、それでもなんとか不起訴にこぎつけることができた、という話。
こういう、愚直で鈍重な人はおそらくとても多いのだろう。みんなその辺上手くかいくぐっているつもりでも。こういう人たちこそ騙されやすくてとても危険。
リチャード・ジュエル、貴方とても良い人。それはわかるんだけれどとてもアブナイ人でもあるんだよ。
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