「教訓は活かされず」リチャード・ジュエル 奥嶋ひろまささんの映画レビュー(感想・評価)
教訓は活かされず
恐ろしい映画だった。
教師の何気ない悪気のない一言からFBIもメディアも世論も
全てが彼を犯人と決めつける。
調べれば犯人じゃないとすぐ分かるのに。
ラストでリチャードジュエルが言ったことが真理。
彼を追い詰めると次の正義の芽を摘む事になるのに。
だけど、今現在全くこの教訓は活かされてない。
それどころかSNSではもっと酷い事が起こっている。
何百、何千、何万という人がFBIとメディアの役割を果たして
根も葉もない根拠を武器に偽りの正義をふりかざしている。
そして僕は巻き込まれないように無言でいる。
本当にこれで良いのかな?と考えさせられる映画でした。
映画だと隣にサム・ロックウェルとキャシー・ベイツがいて
とても頼もしかった。
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