「全くの凡作 ガッカリ」リチャード・ジュエル Golgo14さんの映画レビュー(感想・評価)
全くの凡作 ガッカリ
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アトランタ五輪の陰でこのような事件が起きていたことは知らなかった。
この機会にそれを知っただけでもこの映画を見た価値はあったかな。
しかし、それしか無くて、むしろ虚しさの方が強く残った。とても残念。
冤罪(実際には冤罪未満で、メディアの誤報流布による被害)がテーマだが、
被疑者に対する周囲からのバッシング、それに対する苦悩、それは実際には想像以上に強烈だったと思う。
また逮捕・起訴を免れることが出来たのは心強い弁護士の存在、強力な支援があったからこそ。
そういうことが全く深掘りされていないのでとてもさびしい。
被疑者の母親(ボビ)の涙の記者会見場面が唯一のクライマックスでは情けない。
淡々と史実を描いているからそれで良い、という見方も出来なくはないけど。
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