「言葉VS権力」リチャード・ジュエル massiさんの映画レビュー(感想・評価)
言葉VS権力
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2020年映画1本目の映画です。
事件のことはテレビ番組で特集されていたのを見たことがある程度で、犯人側の心理がメインに描かれていたので、リチャード・ジュエルのことはこの映画を知るまで全く知りませんでした。
この作品を見終わって思ったのは権力とマスコミがタッグを組んでしまったら被害者を破滅させるまで追い詰めるという恐ろしさ。
全体的に見てもFBIの悪足掻きが中々酷かったです。
「マイクにこの音声を吹きこめ。もっと大きく。繰り返せ!」
「この書類にサインをしろ。本物っぽくしてるだけだ」
そんなに自分たちを曲げなくないのですね。雇われクソ3人組がめちゃくちゃしっくりきました(笑)こいつらの呟くような「終わった」が的外れすぎてざまぁと思ってみました。ちょうどいい悪役でした。
メインの3人の演技力に惹かれて、どんどん物語の中に入り込んでしまいました。恐怖心、葛藤、絶望、どれも身震いしてしまうようなものでした。
どこもかしこも筒抜け。その筒抜けの中から正しい選択を得れるか。
渋くて格好いいです。
ぜひ劇場へ。
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