ファーストラヴのレビュー・感想・評価
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芳根京子さんの演技力。
北川景子さんや中村倫也さんの出演シーンでも
芳根京子さんの存在感がありすぎて、
完全に2人が喰われてしまっている。
ストーリー展開はこの手の作品としては、ありがちで、
目新しいものはそんなに感じない。
この作品の最大の功労者は間違いなく
芳根京子さんとキャスティングとしたスタッフ。
他の方も書いていたけど、板尾さんをどうして
役者として使うのかなぁ。
原作読んでみたい
島本理生らしいストーリー
芳根京子、圧巻
役者さんの演技力が魅力のひとつ
魅了されました!!!
ストーリーとしは
描写が少なかったせいか
軽く感じてしまったかな〜
感情移入は、できなかった
原作を知らないのも原因
初恋のお兄さんはどうして来たの?
母親の傷の原因は?
娘は狂人で発言が二転三転して
人をおちょくって振り回す人格なのに
大人しくなりすぎてて‥
なんかスッキリしない
夫婦の関係も兄弟の関係も義姉義弟の関係も
言いたい事は理解ができるんだけど‥
これもスッキリしない
芳根京子の面会シーン
うまくまとめた
アマプラで見た。心に闇を抱えた人たちの物語なのはわかったけど、少女趣味の男たちが取り巻いているから、カップルでは見に行きづらいかな。弟が付き合ってた彼女が兄と結婚とか、普通ではありえない。北川景子の芝居はやや大げさだったけど、芳根京子の演技力に救われた。懲役8年も現実にはないかなと思いつつ、Uruの泣かせる主題歌でうまくまとめた感がある。何であんな切なく歌えるのだろう。Uruの歌が素敵すぎて、クライマックスでは嫌だった少女趣味の話も忘れてしまっていた。
タイトルなし(ネタバレ)
タイトルのファーストラヴの意図がわからなかった。
芳根京子の演技良かったなぁ。
結局有罪になってそれじゃ救われないじゃないかと思ったけど、自分の本音を話すことができてそれを真剣に聞いてもらえたことが嬉しかったと言っていてなるほどなぁと思った。
男性批判に感じてしまう人もいるだろうし、逆に共感できる人には響くものがあるだろうし、観る人を選ぶ作品かなと思う。
過去と向き合いたいだけなのに
美女にはサスペンスが似合う…と映画の世界ではよく言われるが、それを地で行くかのように、ここ最近主演作がサスペンス/ミステリー続く北川景子。
落としたスマホや死の医師の遺産は正直ビミョーだったが、本作はなかなか良かった。
ハラハラドキドキスリリング、王道のTHEサスペンス・ミステリー!…を期待したら、ちと肩透かしかも。
愛憎、心の闇、切ないヒューマン・ドラマにこそ胸響いた。
名高い画家の聖山那雄人が都内某所で包丁で刺されて殺された。
容疑者として逮捕されたのは、娘で女子大生の環菜。「動機はそちらで見つけて下さい」という彼女の発言が世間に波紋を投げ掛ける。
公認心理師の由紀は、彼女に興味を持ち、何度も面会。
夫・我聞の弟で弁護士の迦葉と共に、事件の真相に迫るも、環菜の二転三転する供述に翻弄される中…。
サスペンス・ミステリーとしての入り方は充分。非常に惹き付けられる。
作品のポイントは、3つ。
由紀と迦葉は義理の姉弟。が、何処かよそよそしい2人。実は…。2人の過去。
環菜の心理にのめり込む由紀。彼女に自分の過去を重ねる。由紀の秘められた過去…。
そして、何故環菜は父親を殺害したのか…?
単なるサイコパスか、それとも…?
閉ざした心の奥底には、何があるのか…?
大学時代出会い、恋に落ちた由紀と迦葉。
由紀にとっては“初恋”、ナンパばかりしてた迦葉にとっても本気の恋。
サスペンス・ミステリーに脱線ラブストーリー…??
由紀を巡る人間関係などの前置きになっている。それから、もう一つ。
初めて体を重ねる合わせる夜。
突然払いのける由紀。
いいムードが最悪のムードに…。
由紀には、性に対してトラウマが…。
子供の頃、父のヘンなものを目にする。
車の中から、外国人女の子の大量の写真が…。
気持ちの悪い記憶を、その時は記憶の片隅に追いやる。
成人の日、母から告げられた父の衝撃の秘密…。
父は海外出張の際、現地の女の子を買春していたのだ…。
しかも、母はそれを容認。
訳が分からない。何故、母は…?
いや、そもそも何故父はそんな事を…?
あの時の気持ちの悪い記憶…いや、あの時から抱いていた父への恐ろしさが一気に蘇ってきた。
性や父に対して抱く気持ちが、何処か環菜と通ずる所がある…。
が、環菜のそれはさらに闇深いものであった…。
人の心の内面に踏み込むキャストたち。
演技力を問われる北川景子だが、事件の真相もとより環菜の心の解放に奔走、自身の封印した過去にも向き合い、複雑な感情、珍しい大胆なラブシーンなど、熱演。
中村倫也も有能でクールでいけ好かないイケメン弁護士が合っている。エリート俺様風でありながら、何処か孤独を滲ませ…。
環菜の両親役の木村佳乃と板尾創路も出番はそんなに多くないが、印象残す。確かにこんな両親は…。(あくまで役の設定上です!)
特に好演と圧巻の存在感を披露したのは、次の2人。
窪塚洋介。
由紀の夫、我聞役。
窪塚と言うとどうしてもエキセントリックなイメージだが、それがガラッと変わるくらいの“好演”。
これまでだったら嫁と弟が一緒に行動(しかも昔付き合っていた)していたら、それこそぶん殴るぐらいだったのに、全てを包み込むような優しさ。妻に対しても、弟に対しても。
あの病室のシーンなど目頭熱くなった。
ひょっとしたら少なからず嫉妬もあるのかもしれない。しかし、それがまた説得力やリアルな感情を感じる。
“家族”への愛情を感じる。
暖かい窪塚クン、良かった!
そして、言わば本作の主役。
圧巻の演技と存在感を見せたのが…
芳根京子。
サイコパスなのか、精神不安定なのか。
「動機はそちらで見つけて下さい」「本気見せてよ!」…挑発的な言葉。
由紀と迦葉の過去の関係をすぐ察知したり、迦葉の日ごとに変わる高級腕時計を皮肉ったり、突然椅子の上に乗って暴れたり…。
かと思えば、急に大人しくなったり、涙を浮かべたり…。
環菜の心の闇を、体現。
本当に圧倒される。
劇中で迦葉が環菜の事を“クセ者”と言っていたが、芳根京子こそただ者ではない。
堤幸彦がまたまたまたじっくりタイプのサスペンス/ミステリーを演出。
本作は長回しを多用したとの事で、よりその醍醐味を堪能。
個人的に印象的だったのは…
時折の刑務所で由紀と環菜の面会シーン。必ずと言っていいほどガラス越しに2人の顔が重なる。2人の過去の境遇が似ている…そんな事を感じさせた。
少しずつ環菜の心に触れ、紐解かれていく。
まず、事件の真相。
これは至って単純であった。
環菜が父を呼び出し、揉み合ってる内に過って包丁が突き刺さってしまった。
問題は、そこに至るまでの経緯。環の事件当時の足取りではなく、幼少時まで遡る…。
父はまだ幼い環菜をモデルとして、弟子に描かせていた。
その“デッサン会”には、環菜の他に全裸の男がモデルとして2人、実習生は男性のみ。
限られた空間内に、裸の男と、画を描く為に凄まじい目で見てくる男たち…。
その時父は環菜に、「動くな!」とだけ…。
デッサン会が終わると、親睦会。アルコールが入った男たちは、環菜の体をベタベタ触ってくる。
両親に助けて欲しかった。
が、その両親が何もしてくれなかった。
また、環菜と父は本当の親子でも無かった…。
デッサン会が嫌になり、逃げ出した環菜。その時出会ったのが、コンビニのバイトの青年、ゆうじくん。
環菜にとって、ゆうじくんが“初恋”。
以来、ゆうじくんのアパートが環菜の避難所になる。
ゆうじくんは好青年だが、大学生と美少女小学生、何事も無かった…訳ではない。
そこまで深くは関係を持たなかったが、環菜はこの時の事を“初恋”と美化しただけ。
人は時に辛い記憶を消そうとする。ありもしない記憶を本物の記憶にして、すり替えようとする。
由紀は前者、環菜は後者。
やがて父が居所を突き止め連れ帰る。環菜にとって“初恋”は激しいトラウマに。
物語からフェードアウトしたと思ったゆうじくんも終盤の裁判で、意を決して。
あの時助けて上げられなかった罪の意識。
この言葉が、本当に響いた。
本作に登場する大人たちで、罪の意識と向き合っている者は果たしているのだろうか。
環菜の心を歪めた両親。
トラウマを与えたデッサン会の連中。
人の成長や人格育成は周りのサポートや幼少時に決まる。
環菜にはそれが無かった。
心の闇に閉じ籠り…。
自分を戒めるように、自分の腕を切る。
多くの威圧的な男たちの視線が注がれる就職もまともに出来ない。
再び、自分を罰するように腕を切る。
その足で、父を呼ぶ。
こんな自分になった父を責めたかったのか、それとも初めて少しでもいいから優しい言葉を掛けて欲しかったのか…。
それが、最悪な形に。
裁判は有罪に。環菜の境遇を配慮しつつも、計画的な殺意が有罪の決め手。
勿論、人一人の命が亡くなったのは痛ましい。
が、誰も彼女の心が無惨に引き裂かれた事に、心が痛まないのか…?
しかし、これまでのように完全な独りじゃない。
心を打ち明けられた相手が初めて出来た。言わば、これも“初恋”かも。
ほろ苦い過去の“初恋”の由紀と迦葉。
それに改めて対した事で見えたもの。今の大事なもの。
由紀は夫との出会いのきっかけになった。これも“初恋”。
我聞と迦葉の兄弟も。実は血の繋がりはない。
迦葉が我聞の話をする時は、ちょっと笑顔を見せる。
幼少時、笑わない子供だった迦葉。
笑わせてくれたのが、我聞。
これもある意味“初恋”…ヘンな意味ではなく、そんな気がしたラストシーンであった。
深い話なのだが、よかった
父を殺したことで逮捕された環菜。
環菜のことを記事にしようとした由紀は弁護士と一緒に環菜のことを調べた。
話を聞いていると環菜は違うことを言っていることがあった。
由紀は環菜の幼い頃のことを調べた。
そして、環菜は親と周りの人たちによって心を壊されたことがわかった。
由紀は環菜に幼い自分をみて、由紀は昔のことを環菜に打ち明けた。
すると、環菜は父を殺していないと言って、裁判に挑んだ。
裁判では環菜の幼い頃を知っている人が話をしてくれて、環菜のひどい家庭環境がわかったが環菜には罪が言い渡されたという内容だった。
話全体が重たいような気がしましたが、後の余韻が良かったので重たい風に受け取れなかったのです。
環菜のように親から助けられずに、苦しみから解放されるのが自傷行為だなんてとても切ないなと感じました。
周りの大人たちのために、幼い子供が自分を殺して黙っているって可哀そうでした。
由紀の両親は、訳がわからなかったですね。
芳根京子さんの演技良かったです。
心の闇の表現力は圧巻
最初はサイコ?と思っていたら、
だんだんと心の闇が露わになってきて
最後法廷での涙で、ようやく解放されたように見えた
親にもひどい扱いされて
唯一居場所をくれたゆうじくんにも裏切られてしまって
更に追い打ちをかけたのでは‥
それでも「初恋」と綺麗にコーティングして
自分の中に拠り所を作ってたのですかね
切ない。
んー
おしい
窪塚我聞の懐の深さを堪能する
窪塚洋介のイメージは、ドラマ 「ストロベリー オン ザ ショートケーキ」で、あれから以降のどの作品も彼は超えてないと思っていた。
その後 屋上から飛び降りたり(でも死ななかった)
いろんな紆余曲折あり 息子が俳優になってる今
この役は 本当に 良いものもらったなあ、と。
何から何まで包み込む懐の大きさの温かみを
そのセリフの言い回しで本当にそんな人なんじゃないかと思わせる(ホントかもしれないけれど)。
その巨大な懐の兄に包まれる弟を演じる 弁護士 中村倫也。
この前にみた多重人格の火曜日さんよりぐっと大人で、役者さんってすごいな〜。
北川景子の演技に 何かイマイチ感を感じてしまうのは、美し過ぎるからだろうか。
現世にいそうにない顔立ちと言うか、あ〜だから「ネバーランド」の彼女が凄く良かったのか。
トラウマの描き方も 今ひとつしっくりこないし、脚本にも問題あるとも言えるけれど、多分 彼女は 女優さんにしては真面目すぎるのかもしれない。
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