「ファーストラヴの意味」ファーストラヴ cenrivさんの映画レビュー(感想・評価)
ファーストラヴの意味
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物語はアナウンサー志望の女子大生が父親を殺害したところから始まる。
そして女子大生は動機が自分でも分からないから見つけてくれ。と言う。
臨床心理士の主人公のゆきはその女子大生を取材し本を出版しようとしていた。
そしてゆきの旦那の弟の迦葉は女子大生の弁護人だった。迦葉とゆきは女子大生から話を聞き、真実を探っていく…
前情報なしでみたが、ラブストーリーだと思ってたら全然ちがう。
ごりごりのミステリー。
でもなんでファーストラヴというタイトルなのかは最後までみるとなるほど、とは思う。
ずっと暗くて重いストーリー。
出てくる人物がみんななにかしら心に抱えている。
ゆきも女子大生も小さいころ、父親から性の対象として見られていたトラウマがあった。
この辺の描写がとても気持ち悪くてしんどい。
迦葉もネグレクト的なこと受けてきて若干ゆがんでいるがその描写がすくなかったため、なぜゆきに依存していたのがあまり、わからなかった。
この映画で唯一影のないゆきの旦那の我聞さん。ゆきが隠していたトラウマのことや、実は弟とも付き合っていたことなどを伝えたときの、全てを包み込む優しさのシーンはこの映画で唯一心が軽くなった瞬間でした。
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