「もっともっと内面をえぐって欲しかった」ファーストラヴ バリカタさんの映画レビュー(感想・評価)
もっともっと内面をえぐって欲しかった
原作未読で鑑賞。
原作読んでた方が良かったかなー?なんて思うほどに、うーん、不完全燃焼だったなー。色々と。
お話は良くできています。なるほどって感じで。
面白いです。
ただ、この上映時間でおさめるには、なかなかの深さと広さがあります。
登場人物の背景、経験、関係性が全てキーに繋がっているから致し方ないのですが、万遍なく描いているが故に、全てが薄くかつ安易な印象を持ってしまいました。
本作のポイントは人間の内面。
意識せずに形成されてしまたった内面、人格などによって繰り広げられる物語です。
闇は事実と事象のみで描写されているので、真に迫ってこなかったんですよね。
もっともっとヒリヒリ、ヒタヒタ感を味わいたかった。
説得力ないんですよね、展開に。
原作は違う気がします。
エピソード語りすぎずに、フォーカスして描くべきだったのでは?全てのエピソードに時間かけ過ぎな気がします。
演者さんたちが皆よかったので、もっともっと心に訴える作品に仕上げられたのでは?と残念に思います。
過去はわかった、で、今、なぜそーなった?を心理描写で見せてほしかった。
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