「惜しい」ファーストラヴ miaicegirlさんの映画レビュー(感想・評価)
惜しい
メイル・ゲイズ(男性の目線)に関して描く邦画を拝見したのは初めてだったので、興味深かったです。特に日本で大きな社会問題である小児性愛や性的同意について触れており勉強にもなりました。
ですが惜しいとも思いました。
メイル・ゲイズを意識している作品なら、女性を写す時に注意しなければなりません。ですが、聖山の少女時代の描写で小泉にモモを触れるシーンや、デッサンするシーンなどの写し方にちょっと疑問を感じました。この様な写し方だと見てる側も「見てる側」になってしまう。
もちろん内容的に重い内容なのでモヤモヤするのは当然なのですが、カメラでの「写し方」にもう少し注意して欲しかったです。
そして個人的に見てて辛かったです。女性であるからこそ共感してしまうところがリアルだったのもあり、どう話しが運ぶかわかるからか、見ながらため息が止まりませんでした。そして単純に辛い。なので、私は個人的にこの映画を他人には絶対にお勧めしません。
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