「男の人の目線がコワイ。」ファーストラヴ せつこんさんの映画レビュー(感想・評価)
男の人の目線がコワイ。
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父親を殺した女子大生の事件の取材をする心理士由紀が、事件を調べるにつれ自分自身とも向き合う話。
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加害者の環菜は小さい頃に父親のデッサン教室の手伝いで、男ばっかりの中でデッサンのモデルをやらされていたり、大人の男性におそらくいたずらされていた。
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由紀は、自分の父親が出張先で少女をの売春をしていたり、父親の女の子を見る普通とは違う目線に何となく小さい頃から気づいていた。
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似たような2人だけど、違う部分は由紀は「そうじゃない」男性の方が多いということをちゃんと分かっていること。環菜は、出会う男性全てが「そう」だったから男性に対して最初から諦めを持っていること。
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女性が髪の毛を切る時ってなにかを乗り越えて次に進もうとしてる時だと思うけど、それを迦葉に切ってもらうってことは乗り越える手助けを男性にしてもらったということ。由紀は男性にどん底に落とされもしたし、助けても貰ってる。
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これは「浮気は男の本能」論に繋がる気がする。その言い訳って男性女性両方の言い訳になってる気がする。世の中には、ちゃんとした男の人だったいるんだから。
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最後にツッコミどころをお届け。髪を切るシーン、居酒屋で急にハサミ貸してもらって裏口で切るんだけど、明らかにヤバいやつらじゃん。なのに店員さんあぁなんかやってるなみたいな感じで了解してて、おいおいおい、おかしいだろってなった。
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