「女性の叫びのような」ファーストラヴ あきさんの映画レビュー(感想・評価)
女性の叫びのような
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これは理不尽な暴力や無遠慮な視線にさらされることを我慢してきた女性の叫びを凝縮した映画なんだと思った。女性の大半が多かれ少なかれ、大なり小なり味わってきた嫌悪感だと思う。男子大学生が罪の意識を持ってないところが象徴的。そしてどっちの母親も気持ち悪い。同じ女だからこその気持ち悪さ。でもこのお母さんたちにも同情できないわけではない。
我聞さんのような人がいたら環菜ちゃんも救われただろうな、と思う。裁判での10年越しの謝罪は彼女がようやく救われた瞬間だったのかな。救われるのに10年もかかってしまったことは悲しいけど。
だいぶ削ぎ落としているハズなのでいつか小説も読んでみようと思うんだけど無意識に受け流してきたモノを思い出すことにもなりそうなのでちょっと怖いような気もする。
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