「🗼……。」サイレント・トーキョー washikaoさんの映画レビュー(感想・評価)
🗼……。
ミステリーサスペンスは開始10分で、だいたいの全容がわかります。この作品も例外ではなく。
①ファーストカットはだいたい犯人である可能性が高い。
②アイコさんがカフェの店員さんに夫の話をするところで、その「夫」はすでに存在しないであろう伏線。
③破壊される🗼タワーを想像し、🗼を見つめる須永。あ、たぶん🗼は破壊されないんだな、の伏線。
【サイレント・トーキョー = 3つめの爆弾が仕掛けられた🗼タワーは破壊されない】
もしくは、欅坂46の「サイレント・マジョリティ」的な要素を含んだ、政治に無関心な「静かな大衆」、あるいは「物言わぬ多数派」とも受け取ったのですが、どうなんでしょう??
(個人的に)プロモーションをあまりされていない印象ですが、もったいないような気がする。。多勢のモブシーンなどは、いまのコロナ禍ではなかなか撮れない、貴重な画だったと思います。
そして、舞台挨拶の中継を観た方より耳より情報。
西島さん扮する世田刑事のシーンは、がっつりカットされたらしい。
なんと。
そ・こ・が!
観たかった〜。
世田刑事のバックグラウンドがもっとよくわかると良かったです。苦渋のカットだったと思われる。
カットするなら、世田役は西島さんじゃなくても良かったのでは…(ごめんなさい)
もっと言うと、真犯人役は別の方のほうが…(ごめんなさい、爆弾犯には見えなかったです)
もっともっと言うと、大御所の佐藤浩一さんを起用した意味は…(本当にすみません)
バックグラウンドといえば、真犯人。
犯行動機が曖昧。平和ボケした日本人や日本国家に戦争とはどういうものかをわからせるために爆弾テロを起こし大量虐殺を起こすなんて、私は1ミリも共感できませんでした。サイコパス的な一面があるのであれば、それはそれでと思うのですが、特にそんな感じもしないという感じでして…
もしも犯人に1ミリでも心を寄せて共感することができれば、もっと違った気分で映画館を出ることができただろうと思います。
一番の素敵シーン。
大画面で観る🗼が、とても綺麗でした。