「爆破はおまけ」サイレント・トーキョー あわわわわさんの映画レビュー(感想・評価)
爆破はおまけ
初投稿です
久々にいい邦画に出会いました
が、グロ苦手な方は注意です
評価4ですが初レビューで比較対象がないためで今年見た中では5でもいいくらいです
この作品非常に面白かったのですが時系列がバラバラな上、過去と現在で俳優が違うため
頭全開で見ないと混乱してしまいました
ので、自分の備忘録もかねて以下考察
犯人も含めネタバレしかないので見る予定のある人は注意を あと長い
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分からないところや記憶が曖昧なところは「?」で書いてます
まず大前提 犯人は石田のみ 佐藤は止めるため石田を追っていた そして佐藤を追う中村とそれらを追う西島 石田と佐藤におそらく面識なし
ここがややこしい
登場人物のおさらい(過去レビューより参考)
年配男 佐藤浩市 = 自衛官2 = 妻と子供の前でPTSDで苦しんでた男
主婦女 石田ゆり子 = 自衛官1の妻 = 自衛官1から爆弾のすべてを教え込まれた生徒
青年 中村倫也 = 年配男(自衛官2)の子供
自衛官1 毎熊克哉 = 年配男(自衛官2)の上官 = 主婦女の夫 学校をつくろう!の人
刑事1 西島秀俊
OL1 広瀬アリス
他
時系列
(過去)
年配男(自衛官2)が考えたデートコースで自衛官1が主婦女にプロポーズ
(デートコース言われても自分も東京知らないし~の話や、爆弾処理訓練後のお前の考えたプランを今夜決行するのところ等から)
またそのコース内の?東京タワーの見えるレストランで年配男家族で食事 幸せだったころ(子供青年がハンバーグ食べてたところ)
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自衛官1と2カンボジア派遣(パンフより) 後PTSD発症
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帰国後しばらくして年配男(自衛官2)家族を捨て失踪
自衛官1主婦女に爆弾のすべてを教えるその後自殺
(おそらく数年がかり 言ってしまえば新手のDV)
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(最近)
主婦女一人でも悲しみの中なんとか生きてきたが首相の戦争できる国にする発言で絶望ブチ切れ
青年 探偵に父親捜査依頼 母親の再婚関係でか
探偵の計らいでクリスマスにデパートで年配男と会う約束
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浅草で手りゅう弾騒ぎ
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(クリスマス当日)
デパートでサンドイッチ買う主婦女
息子(青年)に会いに来た年配男(結局合わなかったが)は主婦女に気付かず
主婦女も夫の自衛隊の同僚は知らないため年配男に気付かず 二人すれ違い(二人に面識はない)
青年も年配男に会いにデパートへ
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デパート事件
年配男は最近の爆弾事件が自分が考えた過去のデートコースをなぞっていたため
犯人は自衛官1と思い犯人捜索し始める 息子の青年に留守電で忠告 爆弾あるから渋谷ハチ公他?に近づくな?
年配男に会えなかった青年 探偵から資料ファイルもらう(おそらく爆弾関係の資料も?そのため50mを知っていたか)
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刑事1青年に職質 怪しむ
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青年家の留守電聞く
予告あった渋谷に年配男もいるのではと渋谷へ ただし爆弾に関しては半信半疑か?
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渋谷事件
刑事1テレビクルー(バイト)確保
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刑事1テレビクルー(バイト)取り調べ 主婦女の存在認識
OL1青年を犯人と思い青年の会社へ OL1青年を問いただし青年逃げる
青年デパートと渋谷で事件を確信 年配男の仕事先へ
OL1青年の会社から父親(年配男)の資料ファイル持ち出す
OL1資料ファイルを刑事1へ 刑事1ファイルをもとに年配男の仕事先へ
青年と刑事1 年配男の仕事先での立ち回り(後ろから拳銃突き付けたとこ)
青年刑事1と司法取引知ってることは教えるから犯人の名前はだすな
刑事1犯人は年配男と確信 年配男捜索へ
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東京タワーのみえるレストランにいる主婦女 年配男近づき会話(ここで二人は初対面)
刑事1青年他警察乗り込む「犯人の年配男観念しろ!」
年配男「(俺は主婦女を止めにきたのに)なにいってんだ、なんにも分かってないな
もう少し主婦女と会話させてくれ(そしたら解除コード聞き出すから)」
青年「母親が再婚する 身内の犯罪で台無しにしたくない 警察と司法取引した今捕まれば(東京タワー爆破阻止できれば?)犯人の名前は表にでない」
年配男「!?」(再婚の話は初耳だった)ここで年配男自分も死ぬ覚悟か?
主婦女「年配男と会話しつつレインボーブリッジまでいきたい?
無事につければ解除解除コード分かります?(教えます)」
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レインボーブリッジへ 車中
刑事1さっきの会話やテレビクルーの腕輪爆弾の話から真犯人主婦女に気付く
年配男 自分がいなくても立派になった青年(息子)を想い未来に希望はある
主婦女 解除コードを教えた後二人の乗った車は橋下へ 爆発
(司法取引の話を聞いて再婚する元妻の邪魔にならないようにしたか?)
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世間的には年配男死んだことで犯人の名は表に出ない(司法取引のためか)
真犯人主婦女は人質として一緒に死んだ(か行方不明)と思われている
真犯人知ってる刑事1のみ(青年とバイト君も?)複雑な顔
最後のメールは自分も一瞬でよくわかりませんでした
以上ちょっと記憶違いもあるかもしれません
詳しいタイムラインはパンフレットにありますので是非
警察が渋谷の爆弾見つけられなかった理由なんかものってます
動機
戦場派遣で精神壊れた夫とその夫に爆弾の授業というDVをずっと受けていた(でも愛していたから耐えていた)
が、その夫も爆弾のすべてを教えた後自殺という悲劇にあった
それでも堪えて長い間ずっと生きてきたところに首相の戦争やれる国にします?発言でブチ切れ (戦場行けるようにするとどういう結果もたらすか知ってんのか!私みたいなの生まれんねんぞ!みたいな)
動機自体はわりと衝動的なものに感じました 戦争反対という意思表示や夫の仇的なものではなく鬱屈とした自分の人生とそれが分からない世界、社会への爆発みたいな
ぶっちゃけ八つ当たりそのものかと(いやかなり重いんですがね数年にわたる?DVとか)
多分首相が渋谷での対談に応じてても主婦女は渋谷爆発させたと思う
目的は対談ではなく、大事なのは平和ボケした日本に戦場を作り出すことだから
最後解除コード教えたのは↓があるからか
年配男が犯人探してたのは自衛官1を犯人と思ってたから
一緒に当時を経験し、PTSDで苦しんだ自分なら止められると思ったし、
だからこそPTSD持ちの家族として経験した(それを理解できる)自衛官1の嫁(主婦女)と最後のレストランでもっと会話を楽しみたい(辛い気持ちを共有したい=年配男も周りに自分の辛い気持ちを理解できる人がいなくて孤独だった)といっていたのかなと思った
主婦女も夫に先立たれ周りの人は理解できない苦しみで孤独だったが、その同じ苦しみを理解できる同じ立場の年配男の「希望はある」発言で正気に戻れてコード教えたのかな、と
年配男が失踪したのもPTSDで苦しんでる姿を息子に見られたからという描写(子供に悪い影響でないように自ら失踪した?)や、
また部屋の雑誌で青年(息子)の活躍を知ってた描写はあったし、
(誰だこいつは、は自分の関係者と思わせないようにした?)
爆発のことを留守電で教えたことといい青年や家族を大切に思ってたのは描かれてたのでそこからの「希望はある」なのかなと
(こんな自分の息子でも会社開いて立派にやっていける的な)
そう考えればそんなに浅くはないんじゃないでしょうかどうでしょうか
拙い言葉の上記憶が曖昧ですみませんが一応考察でした
もう一度書きますが私的には非常に面白く久々に時間を忘れるいい邦画でした
見たのが深夜上映ということもあり、またそもそも小さいスクリーンでしかやってませんでしたが、できれば大画面で見たかったです
上のことを踏まえてもう一度見ていただけると印象変わる・・・んじゃないかなと思ったり思わなかったり・・・
いやでも好みの問題もあるしねぇ・・・