「【”嘘から出た真、そして執事トニーの慧眼” 古沢良太の脚本が冴えわたる邦画コン・ゲームの秀作。】」コンフィデンスマンJP プリンセス編 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”嘘から出た真、そして執事トニーの慧眼” 古沢良太の脚本が冴えわたる邦画コン・ゲームの秀作。】
<Caution! 下記、一部内容に触れています。>
■今作の面白きシーン
1.コックリ(関水渚さん)が、ダー子の新たな子猫ちゃんになるシーン。
ー 所謂、”メガネを取って、髪を切ったら凄い美少女でした!”って奴ですね。「町田君の世界」で初めて拝見し、「カイジ ファイナルゲーム」でも観ていたはずだが、いやあ、”スター誕生”だなあ。ー
2.前田敦子さんの大阪のおばちゃん。
- 前田さんって、凄いなあ。"飴ちゃんいる?"-
3.デビ夫人と五十嵐のオカシナ絡み。最後にそう来ましたか!、古沢良太さん。
4.フウ家を実質的に掌握し、管理している誠実な執事トニーの"粋な"収拾の付け方。
- 不必要な部分は"シュッ"と、 ペーパーナイフで迷いなく、切り捨てる・・。
"危ない執事"だが、グッド・ジョブ! である。-
5.当初、愚かしき人物として描かれていたフウ家三兄妹が抱えた葛藤、哀しみが露わになる場面。
ー ここは、沁みるなあ。執事トニーもミシェルのスピーチを聞いて、”本物だ”と確信し、フウ家三兄妹の確執も溶ける・・。-
6.赤星さんの、気持ちよく騙された後の嬉しそうな笑顔。(でも、怖い。)
ー 本当に‥と思っていたから、猶更だねえ。貴方もダー子の子猫ちゃんかな?-
7.作中、随所で見受けられる映画愛溢れる小ネタ
1)ダー子とスタアが東京の下町飲み屋街風の路地裏を逃げ回る際にチラリと映る「クレージー・リッチ」の看板。
ー 設定は、似ているねえ・・。-
2)ラーメン屋詐欺師の波子と彼女にご執心のリチャードとの関係性の描き方。
ー ”あたしのラーメン、不味いでしょう・・”「タンポポ」そのまんまじゃない!ー
3)オマケで出てくる、”階段落ち”のシーン。
ー 「蒲田行進曲」そのまんまじゃない!”銀ちゃん”って・・。-
8.本編ラストのレイモンド・フウとコンフィデンスマン達の一瞬の絡みの見せ方も見事の一言。
<ストーリー構成に破綻がなく、見事に纏め上げた古沢良太の脚本は相変わらず切れ味が凄い。前作に続き、邦画コンゲームの秀作である。
”長澤さんは、”優しいお母さん”が、合っているよ・・。”>
■ジェシーを演じられた三浦春馬さん。謹んで哀悼の意を表します。
今まで、数々の作品で素晴らしい演技で楽しませてくれて、有難うございました。
安らかに休んで下さい・・。
とても、残念ですが・・。
<三浦さんは47都道府県を4年かけて訪問した内容を記した「日本製」という、著作を遺された。
各都道府県の産業、文化、伝統が記されている。この方の人柄が表れた素敵な本であります。>
◆追記
・その後、まさかの竹内結子さんの死。謹んで哀悼の意を表します。
おはようございます。
こんなに楽しい映画なのに、何故2人も、、、本当に残念ですよね。
春馬くんは最後の出演作になったドラマの途中で亡くなってしまったから、観ていただけにショックでしたね。
竹内さんと春馬くんがいないのは寂しいけど、ダー子たちの新作、楽しみに待ちましょ〜!
こんばんは(^^)
今作は、私が、騙される回数が少なかったな…ということで、前作の方が…と書きました。
…が、NOBU さんのレビュー読んでたら、確かに、今作も、面白かったな…と気付きました。
また、レビュー楽しみに読ませていただきます♬
私のレビューに共感をありがとうございます。あちらにもコメントさせていただきましたが、映画のオマージュって そこでしたか!どれも観ていない作品でした。😅 まだ「マザー」は観てないですが、長澤さん まだお若いのに「母」が似合うのは 内面から溢れる 包容力と温かさ故でしょうか?「マザー」の役の母は違うようですが。