「めちゃくちゃ不快だけどすごく好き」ライトハウス せつこんさんの映画レビュー(感想・評価)
めちゃくちゃ不快だけどすごく好き
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孤島で灯台守をする男2人が嵐の影響で取り残され、灯台の灯りを巡って徐々におかしくなっていく話。
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初日から屁を垂れ流して、酒を飲み明かし、雑用は全て押し付ける小汚いおっさんと孤島で2人きりと言うだけで充分気が狂う。それに加えて白黒に普通より狭い画面の比率なので、結構しんどい。
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でも、酔っ払って仲良く一緒に歌い出したかと思えば、急に寄り添って踊り出したり、急に殴り合い始めたりする男2人はかなり滑稽で笑える。
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ウィレム・デフォー演じる男がロバート・パティンソン演じる若い男を理不尽にこき使っているように見えるけど、若い男って本当にちゃんと仕事してるかは疑問ではある。石炭を運ぶ様子はあっても掃除ってウィレム・デフォーがいるところ以外でやってる描写あんまりなかった気がする。
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今作を見て大学の時の聖書とギリシア神話の授業をちゃんと聞いてなかったことへの何千回目の後悔をしたけれど、全く意味わからなくて不快でも何故か食い入るように見てしまう映画だった。
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