「【絶海孤島の灯台守二人に起こった出来事。不穏感極まりない、狂気漂う世界観に引き込まれる作品。神の怒りに触れた、二人の灯台守の姿を描いた、極北のモノクローム映画でもある。】」ライトハウス NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【絶海孤島の灯台守二人に起こった出来事。不穏感極まりない、狂気漂う世界観に引き込まれる作品。神の怒りに触れた、二人の灯台守の姿を描いた、極北のモノクローム映画でもある。】
- 古来、長き孤独感故に、灯台守は精神を病む者が多かった・・。
テロップで流れるが、19世紀初頭に南ウエールズで実際に起こった事件に触発され、制作された作品。-
◼️感想
・老人の灯台守(ウィレム・デフォー)と、若き灯台守(ロバート・パティンソン)の関係性の描き方、及び二人の狂気溢れる演技が、凄い。
老人は、若き灯台守を、激しく叱りつけたり、酒を呑んだくれてグダグダになったり・・。
ー ウィリム・デフォーの”凄さ全開シーン”が、数々描かれる・・。ー
・徐々に狂気に囚われていく、二人の灯台守のカッと見開いた、黒目と白目の凄さをモノクロームフィルムが、映し出す。
・劇中、流れ続ける、内燃機関や、猛る海の叫びのような不穏な音が、作品の世界観を盛り上げる。
・人魚との夢想の中での行い・・。殺してはいけない海鳥を殺める・・。
ー 次々に禁忌を犯す、若き灯台守の姿。ー
・その報いのように、露になる二人の真実の過去・・。
そして、二人の関係性にも、変化が生じ・・。
<老人の灯台守が魅入られていた、灯台の灯り・・・。
そして、若き灯台守は灯台の灯りの中に、何を観たのか?
独特な世界観と共に、モノクロ映画の魅力も十二分な作品である。>
こんにちは。ノマドランドではコメントありがとうございました。
若き灯台守は灯台の灯りの中に、何を観たのか?
→私は反射的に「これは原発の放射能にやられた!」と思ってしまいました。単純ですし絶対にありえないのですが。神の領域に触れるということでは重なるのでしょうか。
あっ、そー言えば、NOBUさん、愛知県だから、中日ファンですか?
大島康徳さん亡くなりましたね。僕、なんか小さい時に、ジャイアンツとの試合で、1イニング2ホームラン打ったの覚えてるんですよ。そしたら、なんか、その何年か前にもやってるって。んで、生涯2回やったのは大島康徳さんだけらしくて、なんか、残念です。ユーモアのある人だったし。