ブラック アンド ブルーのレビュー・感想・評価
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警察官たちに狙われるってホント恐ろしい
主人公はナオミ・ハリス演じる退役軍人のアリシア。ニューオーリンズの故郷の街で警察官となった。
人種差別、汚職、麻薬の横流しなど同僚の警察官たちにモラルはなかった。警察官による麻薬の売人の殺害を目撃したアリシアは警察官たちのターゲットとなった。
絶対絶命だった。絶望的だった。根性なしの私は途中で諦めました。情けないです。しかしアリシアのメンタルは強かったなぁ。彼女を支えたタイリース・ギブソンもガッツがあった。
いや〜、出口の見えない展開にハラハラドキドキした。よくできたチョッピリ社会派なアクションだった。
Black Lives Matter の怒りを知る上でも
この映画を作っている時にはそこまで考えていなかったんだろうけど、Black Lives Matter が世界的なムーブメントになった時に、日本で公開される意味よ!
オープニング数分での出来事だけで、あの運動の怒りが分かるのではないか
ITガジェット、麻薬戦争、警察汚職、貧困と分断、黒人の問題だけでないく社会問題をかなり切実に描きながらもストーリーは基本的に逃走サスペンスである。
ストーリー展開上の稚拙さも見えるところはあるんだけど、でもドキドキ感は本物です。
四面楚歌、お決まりな展開が良い、救われた
四面楚歌な状態、街中敵だらけの中、ハラハラドキドキの展開が続きます。
アクション映画ですが、日本にはない人種差別や貧困の問題が丁寧に描かれているように感じました。
お決まりの展開ではありますが、そこが良い!特に相棒の警察官の葛藤がよかったです。
映画最後の「救われた」という言葉がジーンときました。
警察汚職と人種差別の米国の十八番問題をより深刻に捉えつつ、騙し裏切...
警察汚職と人種差別の米国の十八番問題をより深刻に捉えつつ、騙し裏切りの展開やスリリングなアクションを織り交ぜ、差し迫る危機に向かっていく主人公に見入ってしまいます!
冗談だ!
退役軍人で新米女性警官の主人公が汚職警官が蔓延する街で麻薬売人の殺害現場に遭遇。
殺害した人物が同じ警官だったことから追われる身となってしまうクライムサスペンス。
汚職警官や黒人差別がテーマとなっている、サスペンスとしては王道なシチュエーションと展開。
多分に漏れず、警官の黒人に対するあたりは理不尽。警官の汚職事件も頻発していることから、町の住人は警官を疎ましく思っている。
自身も黒人であり、恐らく以前は仲間であったであろう街の住人達からも、裏切り者とまではいかなくとも、警官になったことで距離を取られる主人公。
汚職警官や、策略によりギャングにも追われるし、絶体絶命の展開。
ボディカメラがキーアイテム。
潜入じゃなくて、もうそれを警察に渡しちゃえば良いじゃん、なんて思ったけど、成程そもそもそんなことをしたら内部の仲間に渡っちゃう可能性もあるしね。
前述の通り、王道な作品だけど、話の内容も非常にわかりやすいし、且つ主人公の置かれている立場や苦しみも良く描かれている。激しい銃撃戦も伴い、あっという間の2時間弱だった。
ベストキャラはマウス。完全に巻き込まれた立場なのに、逃げるか残るかアリシアに詰め寄られたシーンはちょっと可哀そうだった(笑)
因みに、銃撃現場に出る際、アリシアの前に現れたのは、何の関係もないただの車上荒らし?
ピンチにつぐピンチ
ナオミ・ハリス演じるアリシアが同僚の警官達に狙われからは、ピンチに次ぐピンチで絶対絶命が続いて見応えがあった。
冒頭のシーンは、黒人というだけで拘束されてしまうアメリカの病巣を思い出させられた。アリシアが逃げ込んだ荒れたアパートメント一つとっても貧困層の黒人の置かれている環境がひどいものだとわかる。
このブラック・ブルーでは、そういった問題もあるから、見ている人も覚えておいてねくらいの感じ。メインは娯楽アクション。
捜査を透明性を高めるために警官がボディカメラを装着しているなんて知らなかった。ドライブレコーダーが交通事故の原因究明に役立っているから、日本でも採用すべきだね。
裏返った声も含めてナオミ・ハリスはよかった。
スターがいれば、、、
文句なしに面白かった。
ハリウッド映画なのでラストの予想はつくし、内容的にも然程目新しさはないんだけど、それでも最後まで緊張感が継続していて、見て損は無い作品だと思う。
ただ勿体ないのは、スターがいないこと。
名前を聞いただけで見に行こうとかなぁと思えるスターが主演だったら、もっと多くの人に見てもらえたのに。
そう思うと、勿体ない作品だなぁと思う。
秀作!スゲー良かった!
ほほ、意外に秀作!
本作品、WOWOWのハリウッドエキスプレスで紹介の映像を見てから楽しみにしていましたが、凄く面白かった。
まず、全編に緊迫感が漂っていて、こちらもある意味緊迫して見る事が出来た。
タイトルの「ブラック アンド ブルー」ってどんな意味があるのかなと思っていたのですが、「へえ」と思った。
監督のデオン・テイラーって始めてたんですが、彼の他の作品を見てみたいと思う程結構上手く出来ている。
強いて難と言うか評価を下げてしまう事を言えば、内容がちょっと好都合に出来ているかな・・・・
もう少し冒頭に、町の過去の話、それから現状の話、主人公との関わりの話などを織り交ぜれば、こちらにも町の人の「怒り」が映って見れたのかな・・・・・
ドキュメンタリータッチ風で描かれている雰囲気があるので、全編に緊張感があると思うのだけど、お話は非常に単純で、何処でもありそうな話なんですが、意外によく撮れているので、新鮮な気持ちで本作品に臨めたな、アクションシーンもしっかり有るので、私自身は、退屈せずに見れた。
いい作品だったな・・・・
カメラを止めるな!
社会問題とエンターテインメントがとてもうまく融合した作品でグイグイ引き込まれてしまった。
ここまで身近に死がある事が信じ難いけど、実際問題こういうコミュニティがアメリカだけでなくいろんな国に存在しているという事実。
日本に産まれた自分は運が良い。たぶん。
やや強引
警察ものと言えば勧善懲悪の世界が想像できそうですが、今作品はちょっと色合いが違ってます。真面目な女警察官と悪徳警官&ギャングに追われるチェイス物となってます。にしても、やや設定が強引&ちょっとあり得ん世界でしょ!とのツッコミが聞こえて来そうな内容となってます。ストーリー自体も出来過ぎの感がありあり。まぁ、でも後半は目を離せない展開になってるので、足を運ぶ価値のある作品と言えるのではないでしょうか。
義
「レ・ミゼラブル」(2019 監督ラジ・リ)同様、荒廃した地域と人心による憎悪と悪事から起こる一大騒動をほぼリアルタイム進行で描くアクションスリラー。
様々な事情を抱えたやや多めな登場人物たちを簡潔に配置して展開される逃亡劇は見事。
徐々に浮かびあがるテーマは心を撃つ。
黒人と警官あるいは黒人で警官
まったくのノーマークでしたが、思わぬ拾い物でした。
ニューオーリンズだからPDNOなんですね。
荒廃ぶりに『ドント・ブリーズ』のデトロイトを思い出しました。「黒人差別がいまだに根強く残る」みたいに形容されるディープサウスということで、初っ端から昔と変わってないと焦ります。
警官も随分ハイテクになってるんですね。
グリロンは味方だとメチャメチャ頼りになりますが、敵だと頭も切れて勝てる気がしないです。
タイリース・ギブソンは見かけ強面なのに、ここでは気弱というか事なかれ主義で流されやすい性格設定とのギャップが新鮮でした。
ナオミ・ハリスも主役はるようになりましたか。肝が座ってる感は出てましたが、もう少し経験が生きるようなところがあると良かったかも。
ブラックアンドブルー
話が進むにしたがって、映画に引き込まれる。
危険な町並みを巡回する時の目線が、話が進むにしたがって鋭くなってくる。
それは、元軍人だからであり、軍人だからこそ敵との戦いもハラハラドキドキさせられる。
最近、CGを多様する映画が多いが、ハラハラドキドキするような、このような映画は、やっぱり、面白い。
sound of da police!
ラストテーマ曲が良い選曲に悪い映画はない。KRSワンの名曲で締めつつしっかりエンターテイメント作品として満足させてくれます。
ツッコミたくなる展開がなくもないがテンポよく進むので観ている間はそれほど気になりません。
リアルタイムで進むためトレーニングデイと似ているかなと思ったりも。
暴け
黒人差別が問題になっている中、一石を投じるような作品だったと思います。差別に及ぶ差別をしっかり描いてあるので、見応えがありました。
アクションシーンも一つ一つの過程が丁寧に描かれているので、小さいながらも胸躍る展開が続きました。
こういう作品が広がっていってくれたらなと強く願います。
見捨てられた街の戦い
イオン系くらいしか上映していない、小規模公開作品ながら、意外な拾いもの。
ダブルミーニングなタイトル。
「黒人(ブラック)と警官(青い制服)」
そして、The Rolling Stonesのアルバムタイトルに使われている、メジャーなスラング、
「身体中あざだらけ」。
Webのトップや、ポスタービジュアルにもあるコピーからわかるように、若い新人女性警官が、麻薬を横流ししてる汚職警官が売人を殺す現場を目撃。
携帯式カメラで一部始終を撮影していた女性警官は、汚職警官の嘘で犯人に仕立て上げられ、警察からも、売人のグループからも狙われる羽目に……
ってな単純そうな作りの話に見えるけど、実は複層的。
女性警官は故郷のニューオリンズで就職したんだけど、一度街を出たのは、2005年の大型ハリケーン・カトリーナの被害から逃れ、親を養うために従軍したため。
離れた数年ほどの間に、主要産業はなくなり、街は荒れ、友人はマフィアに所属、白人が黒人を虐げる場所に変わってしまったという。
見捨てた政府への恨みつらみが込められた、実に社会派な裏がある。
ボコボコのあざだらけなのは、女性警官だけではなく、街と住人すべてなのだという意味が込められていたように感じました。
その辺を踏まえて観ると、面白いなと。
町で孤立する設定がいい
着任して間もない黒人女性警官が、警官による殺人の現場を目撃したことから始まる逃走劇。
主人公vs汚職警官という基本構図なのだが、地域住民(黒人)の警察への嫌悪感が背景にある。これで町で孤立する女性警官が成立。とてもうまい設定だった。
ストーンズのアルバムタイトルと同じだなくらいに思っていたが、ブラック(黒人)でブルー(警察)というタイトルもいい。
ノーマークだったが、なかなか深みのあるクライムサスペンスだった。
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