「『Black Lives Matter』を意識したお話」ブラック アンド ブルー マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
『Black Lives Matter』を意識したお話
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黒人と警察に対する忖度作品。
マルコムXはないだろ。演出家は黒人の方だが、脚本家は白人。警官が黒人女性なのに、黒人の裏組織のボスが、敵対組織(警官?)の白人の話をどうして信用するのか?勿論、上司の黒人女性警官も資料を簡単に渡したりして、あり得ない話だ。
マルコムXを信仰する人に悪人はいたとしても、稚拙な者はいるわけがない。しかも、働いているスーパーマーケットはユダヤ系と思しきお店。イスラム教徒を雇用するとは思えないが。警察への通報番号が911って事と、虐殺される息子さんが『ゼロ』って言うのはあの事件に対する嫌味か。
イーストウッドなら、変なチンピラを噛ませないで、堂々と乗り込むし、警察そのものを『悪』として描いた。
『Black Lives Matter』を意識したお話で、勧善懲悪なお話だが、誰が悪者で、誰が善人か『肌の色』だけで分かってしまう。カモフラージュで『青』としているが。
矛盾だらけだが、古い古い西部劇見たくて良い。願わくはもう少し悪者を増やして、ガトリング砲とか出て来て、ボコボコにやっつけて貰いたかったね。どうせ、銃規制なんか微塵も考えない結末の分かる勧善懲悪な予定調和な話なんだから。
社会が荒れている理由が、貧困や人種差別だけではない事をまずは理解するべきだ。
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