花束みたいな恋をしたのレビュー・感想・評価
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トキメキ続けるなんて無理?だけど
有村架純ちゃんにぴったりの役柄で萌えまくりでした。
恋愛映画は心のビタミン剤❣️
恋愛感情とトキメキ感をずっと持っていられたらサイコーだけど人は大抵慣れてしまう。だけど好きな人はずっと好き、それでイイじゃんと菅田将暉くんと全くの同意見です。仲良しのまま別れるなんて辛すぎるけどキュンとしてしまう。それが恋愛。
ファーストキスの後に一言。
「こういうコミュニケーションは頻繁にやりたいです」
男ならみんなイチコロです。
是非映画館で🎦
自分好みの作品だったけど、ラストが微妙な感じで残念だった印象。
菅田将暉さんと有村架純さんが本当の恋人の様な感じ。
二人の趣味や考えている事がシンクロしている表現方法が素晴らしかった。
付き合いはじめてからの熱量が徐々に下がって行く展開もリアル。
成田凌&岸井ゆきのさんの入浴シーンを彷彿させるシーンは本作の方が良かった感じ(笑)
本作で満足度が高かったのは自分の馴染みのある場所が多かったところ。
調布。飛田給。環八。国道20号。多摩川。
静岡のハンバーグ屋「さわやか」まで登場(笑)
知ってる場所が多く、とても親近感が沸いてしまった感じ。
ストーリー的に二人が付き合う続けるのか、別れてしまうのか?
どちらになるのかが見所だった印象。
後半に清原果邪さんと細田佳央太さんの若々しいアベックがファミレスで会話するシーンがとても良い!
全体的に間延びしたストーリーだけど、このシーンはとても良かった!
最近の若い方はこんな感じなのかと思わせる作品。
オッサンには若い人の考えている事が解りません( ´∀`)
若い時を思い出しました
恋愛物では普通の面白さ!
若い時に見るのと、その後いろいろ経験した後で見るのとで、感じること...
スタートがぐだぐだ
京王線沿線、同い年で過ごした身としては
私の人生ベストドラマ『カルテット』の劇中に、主要人物の一人であるすずめが「行かなかった旅行も思い出になる」と話す場面がある。
本作では「行けなかったお笑いライブも思い出になる」し、それが2人の距離を縮めるきっかけの一つにもなっていて、同じ坂元裕二作品の中に変奏を見た気持ちになって嬉しかった。
平成5年生まれ学年、京王線調布駅近辺、早稲田松竹、下高井戸シネマ、ユーロスペース、多和田葉子、希望のかなた、ミイラ展等いちいち刺さるカルチャー。
加えて、生きる為・一緒に居る為・文化享受の為、の労働のはずが、搾取と摩耗で文化資本や恋愛を満喫する余裕が無くなっていくプロセス、現実味ありすぎてしんどかった…私の友人にもそういった人たちをたくさん見てきたし、自分自身もギリギリのところで踏みとどまって生きているからだ。
特に「誰でもできる仕事をしたくない」とトラックを捨てた25歳男子の気持ちがわかりすぎたし、学生気分が抜けない絹も、夢と現実の狭間で社会的に染まって疲弊してゆく麦も、全部自分だった。
しかし、全く同時代を生きているのに音楽が全く分からなかったのショックだった。そんなに疎かったんだ。何をして生きていたのか記憶にない…
とはいえ、坂元さんのファンとしては台詞のささやかなところに坂元節を感じて嬉しかったし、自分の好きなものが重なり、分かち合える幸せもよくわかるので、在り得た自分かもしれないと感じながら切実に観ていた。
直前に『ヤクザと家族 The Family』、そして本作と続けて舞台挨拶観てたら、綾野さんも坂元さんも同日公開の他の映画達の名前を出した上で、この時下に映画を公開して観てもらう意味を問うて考えて話されていて、やっぱりこの人たちとこの人たちが創るものが好きだなぁと心から思った。
レア・有村さんの歌声
正直観賞後、作品に対するイメージが浮かんでこなく困ってしまいました。
元々主演のお二人とインスパイアソング含め素敵だったのでムビチケも買い、かなりの期待で臨みました。
本当に何でもない日常。盛り上がることもなく、そして最後はハッキリとハッピーエンドとは言えないものでした。
その中に『死』など、暗いものもいくつかあって。
んー、そうなるとどこに救いというか、良さを求めていいのか分かりませんでした。
最初は懐かしさや、キュンキュンしたり見ていて幸せでした。『ここまで合わんだろ』位に趣味や考え方がシンクロしていて、二人はソウルメイトかと思うほどで。
だからこそ、ここまでバッチリ合っているのに最後別れるとなると、『ソウルメイト』という考え方すら否定してしまうような感じもしてしまいました。
麦くんが描く絵はどれも素敵でした。
有村さんの歌声もとても可愛くて。以前CMで不安定な印象でしたが上手でとてもキュートな声でした。必見の1つかも。
あとは、菅田将暉さん・有村架純さんが出ていることが一番良かった、という印象で。泣く場面も特に無かったです。
『分かる』とは思います。ある程度年を重ねていれば皆共感はするのかもしれません。
ただ、大御所の坂元さんが描くオリジナル作品なので過去作品など考えるとこうゆう仕上がりになるのも理解できる気がしました。
予告編だけみたらインスパイアソングも合っていてとても素敵に仕上がっているので実際みるまでわからんなと思いました。
タイトルが秀逸、モノローグ多すぎ
そのうち気がつくんだ、共感を求め合う恋愛は上手くはいかないって。
それに気がついたころ、きっと大人になったってことなのかもしれない。
氾濫するカルチャーの中で、「好き」の勘違いがたくさん起こる、そしてそれは誰しもが通る「必然の過ち道」なのかもしれない。
タイトルの通りこれは「花束」なんだ。
いつかは枯れる、ドライフラワーにしたとしても、追憶の極みでしかない。
坂元裕二さんが大切に大切に紡いだ言葉たちを、
菅田将暉が受け止め、敢えてカッコ悪い男へと変わっていく。
有村架純はどうしても激しい女を演じさせた方がピンとくるので、
なんだか菅田将暉と馴染まないまま終わった気がする。
にしても土屋監督、よく罪の声の後にこれ撮ったよな…。
振り幅すごすぎw
個人的にはモノローグ多すぎてちょっとと思った。
脚本家の悪い癖なんだろうか。
ト書きで魅せるという手法が殆どなかった。
ラジオドラマでもいけたかもしれない。
案外泣けなかったけど、、、
結婚生活40年で深みが判る作品
食パンが落ちる時は大体バターを塗った側。
推しの俳優×推しの女優
観に行かないわけがないでしょう
もちろん公開日に行きましたとも!
どんな内容なのかよく分かっておらず
ざっくり観た予告は、
とにかく菅田将暉と有村架純のラブラブなお話なんだと勝手に思ってた。
でも実際は、そんなに単純なものではなくて。
2人の出会ってからの5年間の日記物語。
平凡で、ありきたりで、ごく普通な2人の出会いと別れ。
テンポのいい展開で進むストーリーに最初から最後まで惹き込まれてしまう。
単純な物語のようで、時の流れと共に少しずつ変わっていく2人の感情を、
主演のお二人が見事に演じ切ってくれました。
山崎賢人さんの『劇場』に少し似てるような、
でも劇場よりフランクに、楽しみながら観れる、そんな映画です!
菅田将暉さん、有村架純さん、脱帽です。
誰もが共感してしまうのではないだろうか。
これが"リアル"なんだと。
男女で違う物事の考え方。
視聴者側(第三者)から観るから両方の気持ちが理解できるし、
これはきっと恋愛をする人には必ず起こりうる問題であり、
男性は、女性側(有村架純)の気持ちを、
女性は、男性側(菅田将暉)の気持ちを、
理解するのにとてもリアルで分かりやすいシーンが多かったですね!
そして、別れのシーンのファミレスにはやられました。
思わず涙が溢れてしまった。
やはり、実力派の俳優の方々が主演だと、
本当に安心して、映画に入り込める。
個人的には最近は、韓国の映画やドラマのクオリティに圧倒されて、日本のものに手を出しにくくなっていたのですが、
ストーリー展開から、くすっと笑える演出、演技まで、とても好きでした!
これをオリジナルで作った坂元裕二さんって、
ただただ、すごいなって思ってしまった。
ぜひ、2人の世界を見届ける思いで、
映画館で堪能して欲しいですね!
【贈り物のような恋】
ギフトのような恋をした。
花束みたいかはわからない。
でも、思い出したら、微笑みたくなる。
若い頃は、趣味が何とか、こんな価値観だとか、語り合いたいことは沢山あった。
それが同じであることは、運命のような出会いだと思わせてくれた。
大会の健闘を祈ってもらったり、
お互いに合格を祈りあったり、
お互い祝杯をあげたり、
そして、一緒に過ごす時間は長くなって…、でも、
時間はあっという間に過ぎる。
幸せな時間だ。
暖かな時間だ。
穏やかな時間だ。
肌と肌が触れ合うゾクっとする時間だ。
気だるいような溶けあう時間だ。
だが、すれ違いは必ずある。
それは、防ごうと思って防げるようなものではない。
唐突なようで、実は蓄積してたり。
生まれ育った故郷に帰りたい。
仕事に打ち込みたい。
ケンカもしたが仲直りも出来た。
でも、決定的な瞬間は訪れる。
予想はしていても、
覚悟はしていても、
胸が締め付けられるようだった。
今でも思い出す。
離婚した相手とのことより、良い思い出として思い出す(前の妻よ、ごめんなさい)。
どうしてるだろうと、たまに考える。
元気だろうかと、たまに考える。
人づてに確かめることは出来るけど、聞かない。
でも、祈っている。
幸せであって欲しいなと。
映画のように偶然会えたら良いなと。
僕の経験した贈り物のような恋は、花束みたいな恋と少し似ているかもしれない。
新鮮なラブストーリーでした♪
舞台は2015~2020年。麦くんと絹ちゃんの恋愛模様を描く。
特に突飛した設定があるわけでもなく、とんでもない事件や困難が起きるわけでもない。
映画だからこそ表現できる、現実ではありえないような素敵なラブストーリー・・・的な作品とは全くの逆。
あくまで皆が経験してきたような恋人たちのリアルな日常。
だからこそ、共感しやすくもあり、自分自身と重ねてしまうところもあり、素直に泣けてしまう。
ラブストーリーというジャンルは、決して嫌いではないけれど、自分としてはなかなか心に残る作品は少ない。
でも本作は、なんか新しいラブストーリーを見させてもらった感じがします。
有村架純ファンとして、押さえておくかって感じで観に行ったのに、予想を遥かに超える良い作品でした✨
あと、その時々に流行ったサブカルチャー的ネタがふんだんに盛り込まれています。
分かるネタにはニヤリとし、分からないネタはさっぱり分からない。
そこが分かるか分からないかでも、楽しさが変わってくるかもですね😄
とりあえず、話の例えにちょこちょこ出てきた今村夏子のピクニックという小説が気になってしょうがないですw
花束はもっと美しくない?
共通点が奇跡のように多かった二人が、お互いの共通点探しをしながら盛り上がり、二人はラブラブ気分に包まれますが、やがて探すべき共通点も探し尽くしてしまいます。そうなったあと、はたして二人は……。
主演の菅田将暉と有村架純の二人が、お互いの趣味も興味も考え方も非常に良く似ていたことから、それが愛へと発展した、そういう二人の愛の日々を延々と描いた作品です。
言うまでもなく、男女のあいだで共通点が多いことは、二人の間隔を引き寄せる最良の材料です。
「この趣味も一緒だった」、「あの考え方も一緒だった」と言いながら、お互いの共通点探しをして、二人はラブラブ気分に包まれるわけですが、やがて探すべき共通点も探し尽くしてしまいます。
そうなったあと、はたして二人はどうなってしまうのでしょうか。
共通点探しだけが愛だと感じている二人の姿に、どこか危ういものを感じながらも、共通点探しを続けている最中の二人のラブラブ気分を楽しめば良い映画なのかな、とは思いました。
ところで、これはオリジナル脚本だという触れ込みでしたが、楠瀬誠志郎の歌「5minuits」(1991)のパクリ、とまでは言わなくとも、そっくりそのままのシチュエーションが展開されます。
歌では、お互いに別の恋人を連れてすれ違い、背中を向けあいながら小さく手を振るのですが、映画の二人もまさにその通り演じたので、しかもそれがエンディングの良いところだったので、おやおやーという感は否めませんでした。
シナリオライターもバブル期の人なので、バブル期に流行った、このとびきりオシャレな歌が頭の片隅に残像として残っていたのかも知れませんし、あるいは、みんなが忘れた頃に、いつかこのシーンを脚本にしてやると思って温めていたのかも知れませんが。
というわけで、もし楠瀬誠志郎の「5minuits」を聴けるチャンスがあるなら、ぜひどうぞ。
たしかにこの歌の世界の向こう側に、映画「花束みたいな恋をした」の世界観そのものが二重写しで透けて見えるのです。
それに、「5分間」という題名の曲ですが、実際には4分ほどで聴き終わるシングルですし。
花束みたいな恋の描写が尊い
菅田将暉さんと有村架純さんが演じる、出会いから恋人との一番楽しい時期の描写がとても自然で可愛らしく「あぁ恋愛っていいなぁ。すごく楽しくて大事な時間が重なっていくんだよなぁ。」と、自分の過去の恋愛の思い出に浸りながら観ていました。
物語の展開に意外性はなく、というかもう予告から結末は分かっているしそのキッカケも想像通り。本作は物語というよりも、一組の普通の恋人たちの花束のような恋の始まりから終わりまでの日記のような日々の描写を愛でる作品だと思います。
一つ一つのやり取りにリアリティがあり、幸せなときめき、恋の楽しさやドキドキ、そしてイライラやもどかしさが伝わってきます。中でも、嘘みたいに共通点が多く恋が始まる予感しかない麦くんとの出会いの一夜のあと、朝帰りして実家に帰った絹ちゃんが母親の小言に耳を塞ぎ「まだこの気持ちを上書きしないで」と、余韻に浸る姿が大袈裟過ぎず、でも物凄くドキドキした恋の始まりの表現にぴったりで、とても共感しました。
終始とても丁寧でナチュラルな描き方で、それぞれの心理描写も分かり易く、ほっこりしながら観ることができました。
恋はナマモノ、賞味期限があるからこそ…
2015年から2020年までの時代背景とともに、ある男女の恋の始まりから終わりまでをリアルに描いた作品。
他人の恋愛事情を見ることによって、客観的に自分の恋愛経験も見つめることになる。わかりみが深いとはまさにこのこと。
ずっと同じ人を好きでいることはほぼ不可能である。
恋の賞味期限はよくもって三年と言われていて、そもそも恋とは脳の快楽ホルモンによっておこるものであることも科学的に証明されているのだ。
恋のいざこざも男と女の脳の構造のすれ違いによって起きる。
また男の愛情は責任であり、女は共感やダイレクトな愛情を求めるということが、本作からも感じられる。
花束って特別なもので、そこにあるだけで日常が彩り華やぐ。そして恋は花束のようなものでいつか、枯れてしまうのだが、たとえ枯れたとしてもドライフラワーのように楽しむことはできる。それが例えるのなら“結婚”ではないのかなと。(経験者から見て)
とはいえ、やはりドライフラワーより、生花、瑞々しいフレッシュな花束の方が良かったりして(だから不倫って古今東西なくならないんです)。
恋愛は儚くもあり人生をより豊かにしてくれるエッセンス。恋せよ若者、夢みよ若者、そんなメッセージ性を感じた。
カラオケっぽくみえないカラオケ、あの“蜜”が今は懐かしくもあり、そして、渋谷パルコが閉店したり、スマスマが最終回を迎えたり、パズドラにはまったり、前田裕二の『人生の勝算』、Air Podsじゃないイヤホン、この5年間の時代の象徴といったものを加えての描き方も好きだ。
部屋のインテリアも、絵も、色調も全て私好み。
不満な点を挙げるとすれば、エンディングで、オーサムシティクラブの『勿忘』が流れるとばかり思っていたから、そこが残念。聴きたかったな。
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