花束みたいな恋をしたのレビュー・感想・評価
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見る人によってこんなに感想が違うなんて
試写会。公開日、行きました。
見た人によってこんなに感想が違う映画って珍しい。50代女性、4人男子を育てた友達は「あんまりピンとこなかった、胸キュンもなかったー」と言い、30代後半バツイチの友達は「途中から苦しいくらい泣いてしまって、余韻すごくてしばらく席を立てなかった」と。
私自身は、1回目は、まあこうなるよねー、若いなあ、なんて見てたのに、2回目では、最後のファミレスで驚くほど泣いてしまい、自分でもびっくり。なんで泣いたか未だによく掴めず。自分の中の過去の記憶の何かに触れた瞬間に、他人事から自分事にスイッチが入ったような気がする。ノスタルジーだったのかな?もう一度見てみたい。
不思議な映画。一見なんでもないラブストーリーなのに…3回目行こうかな、って思える作品て滅多にないので奮発☆5で。
ふわふわした感じの映画
菅田将暉と有村架純のファンには良いと思う!
ただ想像してたのとはちょっと違うくて、ドラマでもなく日常でもない、現実と映画の間に最後まで居た感じでした。
主役の二人よりも、シナリオかなあ…
本として読んだら昭和感漂うかも。
たまには、熱いのでなく涙でもなく笑うのでない、ふわっとした休日の午後にゆったり見るには良い映画でした。
タイトルなし
前にも何者でカップルだった菅田将暉と有村架純。
終電逃した同士で店に入るってやってみたい。話が合うのが仲良くなるきっかけにはなるけど合いすぎだろ!絶対価値観の違いで解散するって!
2015年からのニュースあんなことやそんなことあったなー。
出会った当時を思い出して、「そして家族になる」とはならないかー。
恋愛感情を失って家族になるって世の中に溢れてるよな。
そうして結婚した人はあのシーンをみてどう思ったんだろう。
恋愛物語としては及第点をつけられない
恋愛物語はふたりの関係性の変化を綴るものだから、ふたり以外はみんな脇役だ。本作品の脇役は豪華である。小林薫、戸田恵子、岩松了、オダギリジョーと並べてみると、この4人だけで渋いドラマが出来そうだ。そんな中で重要な役割を果たすのが清原果耶と細田佳央
太の19歳コンビである。ふたりの一度だけの登場シーンが本作品にとってのハイライトだと思う。
巷間に言われていることを思い出した。男の恋愛は名前を付けて保存で、女の恋愛は上書き保存だというのである。別れに際しては女は意外なほどクールで、男は未練たらたらということだが、当たっている気がする。
高評価の作品で、主演のふたりの演技もとてもよかったのだが、どうにもピンとこなかった。それは多分当方に原因があり、最近の本をまったく読んでいないのでふたりが挙げる作者をひとりも知らず、おかげでふたりがどんな世界観で生きているのかが全然わからなかった。わかったのは日本人の作者ばかりだったということだけだ。
ここでもし誰もが知る古典を挙げてもらえれば、当方にも少しはふたりの世界観がわかったと思う。例えば一方がダンテの「神曲」を挙げ、一方が源信の「往生要集」を挙げれば、それは世にも珍しいマニアックなカップルだと認識できる。ふたりとも村上春樹を挙げればありふれたカップルだとわかる。
実名で上げられた作者たちを否定するものではないが、当方にはふたりが幼稚な小学生のカップルに見えてしまった。本を読むのは自分なりの世界観を構築するためである。もちろん面白いから読む。読むと作者の見ている世界と同じ方向を向く。そうやって少しずつ世界観が形作られていくのだ。何を面白いと思うかが個人によって違うから、構築される世界観も違っていく。同じ本を読んでいる筈のふたりは、それだけが嬉しくて、世界観も一致していると勘違いする。
ふたりが時期を異なって相手に言う台詞が印象的である。「楽しくないことはやめたほうがいい」。この世界観は正しい。人はパンのみにて生きるにあらずだ。しかしパンのために自由を投げ出すことが現実だと、そういうパラダイムが支配的である。パンよりも自由を選ぶ女と、パンのために自由を投げ出す男。出逢ったときから実は世界観がまったく違っていることに気づくのは、ふたりの主人公ではなく観客である。出会いのシーンからそれがわかっていたから、ふたりのどちらにも感情移入することが出来ず、感動もしなかった。恋愛物語としては及第点をつけられないと思う。
恋もコーヒーも苦いぐらいが丁度いい
試写会に当選し、先週見る予定だったんですが.....
絶望しました。よりによってこのタイミングかよと。悔しくて悔しくてたまらない時に、なんとイオンシネマ公式Twitterが「ワンデーフリーパスポート復活!」と発表。発狂しました。ということで、1本目はこの作品にしました。上映開始ギリギリだった...危ねぇ。座った瞬間に有村架純が話し始めました。
あー、最高に面白い!
ラブコメ?では無いと思うがクスリと笑える場面が沢山あり、恋愛映画としても非常に上品で美しい作品だった。
カラオケ屋っぽくないカラオケ屋に行きたくもないのに誘われた絹(有村架純)。こちらも同じくほぼ誰も知らないカラオケ行くはめになってしまった麦(菅田将暉)。2人は終電を逃してしまい、押井守を通じて親交を深めていく。
基本的に2人それぞれが自分の思いや考えていることを小説の主人公風に心のなかで語っていく。絹目線麦目線と切り替わったり、考えていることが同じで知らぬ間に噛み合っていたり。思わずニヤッとしてしまうし、微笑ましくて心温まる。
爆笑まではいかないものの結構笑える。
特に1番笑ったのは「"はいUNOって言ってない〜。2枚追加ー"ってやつが嫌いです」ってのが共感しすぎて超笑いました笑笑笑 今年見た映画一の笑いでした
2014年に起こったこと、2015年に起こったこと、と言った感じに年ごとに起きた出来事をサラッと口にするので懐かしいと思いつつ、確かに時が進んでいることを感じさせる。すごく上手い手法だな〜
他にも数え切れないほど小ネタがあるので
予告ではThe・王道恋愛映画って感じだが、案外全然違う。恋愛だけでなく、生きることの難しさや夢を仕事にする過酷さなどを描いているので普段恋愛映画見ないよって人でもオススメ。むしろカップル向きでは無いかもしれない。痛いところついてるし、結構マニアックな本や映画。言わば架空OL日記のような映画です
所々で映し出される菅田将暉のイラスト、時を重ねる内に変化していくお金、ファミレスで働くお姉さんの歌手活動などなど、小さなことがラストになると感動に変わる。細かな演出まで素晴らしい
ただ、親が同居している家にやってきたシーンあたりからテンポが悪くなる。笑えるシーンも減り、倦怠期に突入するが呆気ない感じで終わってしまい微妙だった。
あと、予告で使われている曲?が流れていないのにはびっくり。インスパイアソングって言うんですね、予告だけに使われる音楽のこと。それはいいとして、エンドロールは寂しかった。涙がギリ出らず終い。
んでも、すごくいい映画でした。
とりあえず、今年ナンバーワンでしょう。
余韻が心地良く、今でも残っている。あぁ、良かったなぁ、、、
あのシーンは今までの恋愛もので最も切ない
可笑しくも切なく、最後は涙が出た。
大学生の恋愛と、社会人の恋愛。
女性が思う幸せと、男性が思う幸せ。
とても微妙にすれ違っていくのがとても切ない。
脚本が坂元裕二さん。絶対に観る決定。
坂元さんの脚本はとても好きです。
訳の分からない例えが、文学的な感じに思えますが、小難しくないでとても分かりやすく、すぐに心に届きます。
また、今、心が動いた、というのもとてもわかりやすい。岩井俊二監督のようにあとからジワジワ来るというより、直接心に届く感じがします。
土井監督で、ドラマの「カルテット」のコンビなんですね。今後もこのコンビで映画がみたい。
もちろん、二人の役者も最高。言葉も自然で、表情だけで切なくて、あー、、と思ってしまいます。
相変わらず、名言が多い。
全部メモして覚えたいよ。
とてもコミカルな展開も「カルテット」っぽい。
全体的にとてもリアルだと思う。
事故や事件、三角関係とか、ドラマチックなことが起きる訳ではなく、とても淡々とした日常と、言葉や表情ひとつですれ違っていく様子がとてもリアル。
声を出しそうになるほど笑ってしまう部分や、観ていて恥ずかしくなるようなラブラブな様子。切なくて泣きそうなシーンなど、「普通の日常」の中もある喜怒哀楽みたいなものが、花束みたいにまとめられています。
キレイな思い出だけが残る、キレイな花束ですね。
ネタバレはしませんが、最後のあのやり取りは、今まで見たラブストーリーで、最も切ないかも。
麦の言うことは、男としてはとても理解出来る。そして正論だとも思う。けど、感情の部分では、そうなんだね。と。
え、、そうなんだ、、うん、そうか。うん。
もし、もうひとつの選択肢を選んでも幸せだったのかもしれない。
そして、その後の展開。泣きながら笑ったよ。
「泣き笑い」は映画も舞台も大好物です。
唯一言わせてもらうと、主題歌が欲しい。
その曲を聞くと麦の絹を思い出すような。
そんな曲が欲しい。
ちゃんと1人でステレオで聴くのに。
訂正、主題歌あったんですね。
予告では流れていましたが、本編では流されましたかね?
汗
日本における色々な価値観を再認識させられる映画。今週公開分では間違いなく高評価。
今年22本目(合計89本目)。
※1つ前にみた映画が精神的ダメージが大きすぎたので、心の洗濯でいわゆる「○本見ると1本ご招待」でヴァイオレット~を見てやっている映画館に向かいました。
ヴァイオレット~もロングランですが、こちらも「花言葉」などを正確に理解すればするほど味があり、本当に名作かと思います。まだまだやっている映画館は多いので、まだの方はぜひどうぞ。
さて、こちらの映画。案外にもやっている映画館は少なく、大阪市では20時ルールがあるので、相当計画を組まないと1日4本見るのはまず無理です(60分映画などは除く)。その中で本日(31日)最後に、映画館を変えて(これは高評価だったので、ぜひ見たかった)見たのですが、本当に正解でした。
お話の内容については多くの方が書かれていますし、うかつにあれこれ書くとネタバレになるので細かいところは省略します。
日本に限らず、人は色々な信条があります。その中で人と人とは結び付き、交際し、そしてそれがうまくいけば結婚されるのです。
しかし、完全にお互いの信条を理解するということはまずできません。やはり個人には譲れない部分もありますし、「どうでも良いことまで強制できるものではない」からです。もちろん、交際や結婚にあたって支障をきたすほどであれば最初から交際すら始まりませんが…。
最初は意気投合して交際をはじめますが、ちょっとしたことからお互いに信条を理由とする言い争いが絶えなくなり、最後は<特定の経緯を経て、特定の結末>となります(ネタバレ防止のためここはぼかしました)。
一方でこの「言い争い」の元はとたどれば、要は「2015~2020年」(作品内で例示されている)における「フリーターからの社会への挑戦」(正社員を目指す、派遣を目指す、個人の知識・技能を生かして個人事業主としてやっていく…)というところに帰着します。今でも日本では「正社員至上主義」みたいなところは確かにあります(もっとも、リアル日本ではご存じの通り、コロナ事情なのでそれどころではない)。それはそれで理解できても、一方で特に派遣で働くことを否定することもできません。日本では派遣社員として働くというスタイルは一定の需要(スポット的な割り当て。正社員にするほどではないが、単発的にお願いできる、という意味)があることは否定できず、「正社員至上主義」は理解しますが、「契約社員や契約社員はダメだ」というのもちょっと、現在の価値観(コロナ事情はとりあえず度外視)から考えると、少し違うかな、とは思いました。とはいえ、映画内でどちらの両親も「正社員至上主義」を唱えていたり、はては「故郷まで戻ってきて後継ぎをしろ」とか言い始めるような「頭の固い人たち」ですので、それはそれで理解もできます。
そしてただ単にフリーターでいるだけでなく、いろいろな資格(作品内で触れられていたのは日商簿記2級。ご存じの通り、1級には及ばないにせよ、取得すると絶大な効果がある)を目指そうとする描写も描かれており、ただ単に「フリーターで3年5年暮らして行き詰った」事案とも違い、両者ともにベストを尽くした(ただ、一つのことが色々連鎖して、関係がおかしくなりはじめた)ものであり、そこは結局「信者や仕事観をどこまでパートナー(ここでは、便宜上、広く交際関係にある相手方、という意味も含む)に求めるのか」という点であり、それはそれで実際に結婚に至るまで重視する人もいれば、「30年もフリーターされても困るけど、合理的に資格勉強などしている限りで、かつ、同棲生活などでお互いに迷惑をかけない限りにおいて、お互いに応援しあう」というのであればそれはそれであり、その部分の描写はありました。
要は「人の信条はそれぞれ、誰もそれを曲げることはできない。交際や結婚にあたってはそれ込みでそうしないとダメであり、明らかに最初から合わないものはマッチングすべきではないし、逆に些細なことでどうこうする(しかも、短絡的に決めている)のも一生後悔する」という点です。この「人の信条はそれぞれ、それを尊重する」という点が明確に描かれていた点で非常に高評価かと思います。
特に減点要素となるべき点は見当たりませんでしたので、5.0としました。
(なお、映画内で日商簿記2級に挑戦している子が出ますが、当時(2015~)の日商簿記2級は事実上準1級と言えるほど難化しており、そうそう簡単にはとれません。現在(2020年)にいたっては、初歩的な連結会計が問われるほど、事実上「準1級」といえうる程度に難しくなっています(逆に、3級と2級の差がありすぎる点が現在問題視されているほど)。私はその改正前に取得しましたが、当然「取得して終わり」ではないので、都度新しい会計基準が出るたびにチェックはしています)。
避けられない衝突、仕事によるプライベートの圧迫
よくある恋愛映画は
お互いに、あるいは片方に、わかりやすい過失や欠点があり、それありきで物語が進んでいく。
その中で、
観る側は自分の境遇に近しい方に感情移入できる。
ただ、この映画の恋愛はこれといった過失も人物の欠点もなく、何より自分がしんどい状況でも、お互いがお互いを気遣っている。
そんな十分過ぎる気遣いがあった上で、衝突し、すれ違ってしまう。
こんな2人でも衝突してしまうということは、
誰がどうやっても避けられない出来事、未来だったのではないかとさえ思ってしまった。
観る側としてはどちらにも感情移入できたが、その分本当にもどかしかった。
また、特に感じたこととして
麦の、仕事でプライベートが圧迫され、生活を普通に楽しむ余裕が無くなってしまう様子がとても観ていて苦しかった。
仕事は"生活を支える、充実させる手段であると同時に、生活を蝕む側面も秘めている"ということを身に沁みて感じた。
最後に、
「エンドロールの途中で帰る人って苦手です」って言ってそうなあの頃の2人の価値観がとても好き。
平和を象徴する現代の恋愛像
ラブストーリーはあまり観ないのですが
菅田将暉さんが出てたので観ました!
好きな人と好きなものが被る感動は
本当に素晴らしい!
恋愛大失敗してる個人としては
あんなに素敵な別れ方は出来ないなあと
思いつつもまじで理想的やんけと
思わされる作品でした!
怒らない!暴力に頼らない!
恋愛は各自自立してからすべきだなあと
思いました!
子供から大人に変わる最後の青春
実在する、作品や人物と時代性を映しながら進み、同時代を過ごした人は特に刺さる作品だろうと思った。
大学生→就職という、人生でも辛くも未来への希望で溢れた年代の恋愛映画というだけで、共感や羨ましさ、輝かしい瞬間を心に抱かせる。そこが映画的で飽きさせない。
また、主演2人にも惹きつけられた。
一見して、大きな事件や刺激的な出来事が少ないのに、飽きさせない点で、役者さん達の力量が大きかったと感じる。
恋愛あるあるに溢れた本作は、上世代には過去の恋愛を思い出し、同世代は共感し、下世代には大人への憧れを抱かせるだろう
とても面白かった!若干のネタバレあり!
価値観があわさり、夢のような生活を序盤に送る2人が見ててとても幸せになった!
人によっては「そんなことが?」と思うかもしれない2人の趣味や、価値観だが、映像として2人に共感がしっかりとでき、逆にそう言ったことが2人の味になっていると思う。
その後、菅田将暉が「大人」になっていく上で、2人の価値観が微妙に崩れていく。
2人が以前の幸せな日常から修復不可能になっていく中でも、お互いを思い合う配慮などが見てて切ない。
とにかく切ない要素がとても多いと感じた。序盤での楽しいムードでも要所要所、後半(破局)を示唆するような描写があったり、後半に序盤の幸せなカットを同じように、でも寂しく映すなど、とても巧みに作られていると感じた。
完全ネタバレは避けたいため、ラストについては言及しないが、周りでは泣いている人が多く、自分自身もうるっときた。
他のレビューで「デートムービーに向かない」的なものを拝見して、確かに。と感じたが、映画を見終わった後感想を相手と語り尽くし、仲を深めていけるような彼女が個人的に欲しいなと思った。作中の2人のように、、、
映画好きな人達向けの大衆系作品
有村香澄×菅田将暉というビッグネームの共演。内容も良くも悪くも当たり障りない内容だったが、見る人が見たら退屈な映画だったのかも、という印象。細かい描写はいわゆる映画好きな人向けのインサイトで、そういった意味ではこの2人じゃなくても良かったのかなっていう。
もちろん、映画好きな私は楽しめました。
いい男になってもう一回観たい映画
先日、新聞の記事に坂元裕二さんのインタビューが載っていた
“観た人が「自分の物語だ」と感じてもらえるように…”とかそんなことが書いてあったと思う
劇的な展開も何もないけど、だからこそ多くの人が共感して、刺さる作品に仕上がっているんだろうなと感じた
彼女いない歴=年齢の僕でさえ、なんでか知らんけど共感して泣きそうになった
最後のファミレスのシーンなんてめちゃくちゃよかった
インスパイアソングのACC「勿忘」を聴きながら、電車に揺られて帰ります
(時間見て自分の誕生日でハッとなる現象って名前あるんですね笑
どこにでも転がってるよくある話です。
ママゴトみたいな年月が流れ、現実を知る(相手のことを深く知る)につれお互いの価値観にズレが生じて全く噛み合わなくなり別れるお話。
個人的には
ストライクゾーンからかけ離れたくそボール投げれられた時のキャッチャーのような心境です。
これぞ、正しい恋愛の形!
恋愛に正しい間違っているなんてものは存在しないとわかっていますが、あえてその評価をするとしたら、この映画で描かれている恋愛は、最も正しい形であり、理想形であると感じました。互いを愛し、二人の時間を何よりも尊く感じていながらも、依存しすぎていないところが、恋愛映画としては珍しく、好感が持てました。1人でいる自分も充実しているが、2人でいればもっと幸せ。そんな健康的な恋愛を、この映画を通して学びました。
日本版ブルーバレンタイン
まさに、リアルすぎで一人での鑑賞をお勧めします。
見終わったあといろいろ話したくなる作品。
コリドー街のくだり、押井守のシーン、終電無くなってからのカフェバーのシーン、高級カラオケのシーンなどなどあるあるや皮肉を交えつつ成長と価値観の変化による関係性のねじれを的確に描いてます。
日本映画はこういう作品をもっと世に出すべきでしょう。
これはクラシックな名作だ
5年という月日の質感を十分に感じさせる、素晴らしい作品だった。 この映画きっと年配者にも支持を広げていくことだろう。 フラット社会、SNS、異質に見える現在のカルチャー、もう対話は難しいのでは? そんなふうにさえ思われていた若者たちも、私たち世代が青春時代覚えた懊悩とまったく変わらない轍を踏んでいるのだとわかった作品だった、大いに共感した、そして嬉しかった。菅田将暉、未熟さ曝け出す青春の男子、きわめて好感が持てる。 有村架純、街で見かける太めのお姉ちゃんも、笑顔の天使も、演じ分けられる名優です。
脚本、演出ともに最高。非常にリアルな空気感で、この登場人物の日常を...
脚本、演出ともに最高。非常にリアルな空気感で、この登場人物の日常をリアルに感じさせてくれた。メインの菅田さん、有村さんも心から最高。この決して甘くない日常をリアルに見せてくれたこの作品だからこそ、現実を客観視出来て、なんだかポジティブになれた良作だった!
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