花束みたいな恋をしたのレビュー・感想・評価
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京王線礼賛映画
最近の漫画原作の恋愛映画に触手がのびず、
この主演の二人に対する勝手なイメージから、どうせ似たような映画という先入観があったのですが、耳にした感想がその手の作品ではないということだったので、見に行きました。
なんというか。
あーわかるわかる、あたしの時はね、って自分の何十年も前の恋愛経験を、ついつい言いたくなってしまう映画。
映画の感想を書こうとして、自分の恋愛観をうっかり書きそうになる映画。
終わった恋愛を再考して、あれはあれでよかったのだ、と認めてあげたくなる映画。
でした。
他の人の感想で、最後のファミレスシーンで泣けたって話を目にしたけど、それはなかった。多分、当事者性はもう薄れてるからかな、とおもった。
結末がわかっているつくりながら、清々しいエンディング。お上手。お見事。
お互い幸せになれよー、何なら、また時間が解決して付き合ったら上手くいくんじゃね?と無粋なことも思ったり。
おもしろかったです。
地味だったけど。
若い二人の恋愛の話。
映画館で観ている時と観終わった後は、思っていたより地味な映画だったなと思っていた。
期待し過ぎたかなって。
けれど、家に帰って来てから思い出すとじわじわと来た。
相手には伝えないけど、心の中のつぶやいた言葉の数々。二人が一緒にいた時間。時の流れの中での変化。
切ないな。
いい映画でした。
異様な数の偶然が積み重なってる
これが運命なら残念だけど、描写が淡々としてて切なさは感じなかった
人生経験が無さすぎけピンと来ないところが多かった
せめて押井守監督の作品くらいはちゃんと観ようかな
そういうことじゃないけど
多摩川沿いのあの部屋で2人はまさに花束みたいな恋をしたんだね
うっとりしちゃうネ
一つ一つのセリフがなかなか良い
特に「電車に揺られてたら、と彼は言った」ってのが良かった
デートには向かないけど、僕は好き
サブカルへのこだわりが自分のアイデンティティで、プロのイラストレーターを目指した青年が、彼女との同棲生活の維持ために就職して、時間と責任に追われる中で「パズドラしか出来ない普通の人」になって行く。一方彼女の方は、相変わらず生活よりも好きなことを優先して生きる。
そんな2人の関係がダメになって行く様を、丁寧に(執拗に?)描いて行く。
ラストシーン。偶然彼らの思い出の席に座った若いカップルが、お互いのこだわりについて語り合う。
それを見た主人公たちは、付き合い始めた頃の自分達の姿を彼らに重ねると同時に、きっと「自分たちはちっとも特別な存在なんかじゃなかった」と思い至ったのではないか。
カップルにどうしても伝えたい。
「今日告白しよう」という日には、一緒にこの映画は見るべきじゃないと思う。この日の晩の告白はどうしても「終わりの始まり」を予感させ、きっと盛り下がるからだ。
なお、Awesome City Clubと押井守が同じ映画に出たという奇跡を目撃したい人には全力でお勧めしたい。
また、意外とおじさんにはウケると思う。みんな、こういう道を辿って来たんだもの。
良い意味で【二度と見たくない映画】
話題になってましたので視聴。 デート向きのラブロマンスかと思っていたら、
とんだ鬱映画でした。(良い意味で。) 良作でしたが、1人での視聴をお勧めします。
以下、感想。
淡々と主役の2人が心情を読み上げる描写がありますが、
10代~20代に、ありふれた凪のような恋愛をしてきた人なら、
主役の心情と自分自身の当時の心情と重なる部分があったかと思います。
同時に、「あぁ。もしかしたらあの子、あの時はこんな事を思っていたのかな。」なんて考え、
上映中は胸とお腹がキリキリと痛みだし、視聴を断念し逃げ出したくなりました。
生々しい、がっちりあっていたはずの価値観のズレの描写が、
締まっていた過去の恋愛という名のパンドラの箱を開けにかかったようです。
スピード感もないし、どんでん返しがある展開だったわけでもない、視聴を途中でやめたくなったにも関わらず、その結末を見届けないと・・・。と謎の使命感に駆られる、初めての体験をさせてもらった映画でした。
久しく、映画で泣く事はなかったのですが、ラスト前のファミレスシーンで気が付いたら泣いてました。
花粉の影響か…。と思いたかったんですが、過去の関係を終止符を打ち、気持ちの整理をしたつもりが、出来ていなかったことを思いしれされました。
本作は良作ですが、過去の経験で得た負の感情を引っ張り出される。
という意味で、「二度と見たくない映画」に認定する事にしました。
ただ、このような評価をすることで、この映画自体はきっとずっと心の中に残ってしまうんだろうな…と思ってます。
なんて映画を上映してくれたのでしょうか・・・。(もちろんこれも褒め言葉です。)
感動して泣いた
普通な、どこにでもある恋愛
真面目に努力をしても、思うようにいくわけじゃないと、気づかせてくれる映画でした
このひとしかいないと思っても、
環境の変化や余裕の無さで、
相手を傷つけてしまうことってどこにでもある
相手に余裕がないと、
気づけないほど自分も余裕がなかったり。
そんなちょっとしたすれ違いが、
ふかく、ふかく、心き染み込んでいく。
そんな映画でした。
自分も心に刻んで、
奥さんとの人生を作っていきたいと思います。
坂元裕二好きにはたまらない一作
好き嫌いがあるかもしれませんが、個人的に坂元裕二X土井裕泰だと、
絶対わるくならないと思っていましたが、
予想より良すぐて劇中何度も鳥肌立ちました。
20代の大学生活は京王線沿いで過ごしたので、
数々のキーワードで、花束のような恋を思い出しながら見ていました。
坂元裕二のセリフは、相変わらず名言続出で、
演劇を見ているような独特ティストは、好きな人はたまらないでしょう。
ああ、花束みたいな恋をしたなと、
特に悲しくもないが、不思議な余韻がずっと残っていました。
上映してまもなく1ヶ月も経ちますが、
連休のせいか大満員でした。
え?今回って、こんなにマス向けでしたっけ?と
デートではしゃぐ若い恋人同士がタイトルと役者だけで見にきて、
後味は必ずしもよいと思わない一作です笑
あああ、花束みたいな恋をしたなと笑
これをデートで見に来たカップルはどういう会話をして家路に着くのかずっと考えてしまって
恋の映画ですが
ボクはここまで恋する人に巡り会えたことが無いので
学生時代に趣味で知り合った友人は今となっては疎遠になってしまったが
今何してるだろうって、ふと思ってしまった。
しかしファミレスのシーンは泣かせ過ぎだ。あれはズルい。
あの思い起こさせるカップルが願望が起こした幻想なのか、わからないがとにかく
対比のエッジが効きすぎて心情をえぐってきました。
劇場で観たのですが
隣にカップルで観に来た二人がいたのですが、映画に申し訳ないが気になって仕方がなかった。
こんな恋を語る映画で
その恋路を金と仕事が障壁となっていく社会の歪みを感じるとは思わなかったし
荒みきった心持ちの中でもパズドラはその隙間を埋められるということが怖かったし
緊張的なシーンの中で面白いセリフだった。のが印象的でした。
協賛なのかな?とスタッフロール探してしまいました。
できればストロングゼロとかも合わせて言ってくれれば、さらに現代の荒みを象徴できたのでは
勝手に思ってしまいました。
タイトルにある花束ってなんだろうって考えながら劇場へ訪れたし
観劇後帰るときも考えた。
出会った時の夜の長さと終わっていく日々の短さ、数年の日々よりも長く感じたあの夜が
花束を受け取った時の高揚した時だったのかもしれない。
恋をしたことある人もない人も、何か心を焦がす映画だと思う。
ぜひある恋ない恋で身が焦げるうちに劇場で観て欲しい
あと猫が可愛い
こう来るかの始まりから、続きが見たくなる終わり方
公開初日、何となく結末は想像しつつ、冒頭でやられた感じ。
恋愛する2人の主人公、麦君と絹ちゃんの各々の目線でのエピローグが交差するがその分量が等しく、様々な角度から共感ポイントが散在する。
恋愛映画として見るだけでは勿体ない映画。
恋をすること
働くこと
責任の感じ方
思いやりを持つこと
様々な事が自分と重なる。
説明セリフではないのに、麦君や絹ちゃんから発せられる言葉に感情を感じるのは菅田将暉さんと有村架純さんの演技力の賜物で素晴らしい。
この2人の人生は続いている、次のステージでどう交わるのか観てみたい。
良作!でも恋人同士で行くのは微妙?口元の大切さを再認識
とても良い作品で、主演2人の演技とセリフ演出にきゅん止まらず。
30代も後半に差し掛かっている人間が見たので、こういう恋愛あったなーと懐かしさが押し寄せました。
同じ思いをする30代以上の方は多いのではないでしょうか。
胸が詰まる恋愛映画久々で、恋愛要素抜きでも非常に共感できるシーンが多く、最近の実写化恋愛映画に食傷気味の方や、恋愛映画あんまりな方にもおすすめです。
インテリアや衣装も良かった。
そして。なんといっても口元が見えていることの大切さを改めて感じました。
それくらい主演2人の笑顔や口元の動き、よかったです。こんなに受け取る感情が違うんだなと。
マスク生活はやはり期間限定であってほしい。
最後に、恋人同士でいくのは慎重になった方がいいかもしれないです笑
大学という猶予期間
自分の大学時代を思い出す作品でした。社会に出る前の猶予期間、何でもなれると思う自分。社会を前にすれ違っていく関係。社会への適合から変わっていく価値観。共感する事ばかりでした。麦くんの告白シーンで泣いてしまう、冷め切った関係なのに長い時間を共有したため、なんとか繋ごうとする必死さ。良い映画に出会えました。
4つの赤で描く起承転結
花束みたいな恋をした
2021 2/22
大学受験を無事終えた野郎3人で、JKたちに囲まれて、ほぼ満席の劇場で鑑賞。
予告編の時から、「キュンキュンする〜❤️」系のものではないと分かっていましたが、まさかここまで後半で心臓を思いっきり締め付けられるようなものだとは思わなかったです。
菅田将暉と有村架純の実在感が半端ない演技や、その周りのセットや美術(古めのMacBookや漫画版AKIRA)、そしてその時代を感じさせる数々のサブカル(新海誠がポスト宮崎駿と呼ばれた頃、シン・ゴジラ……などなど)
そして一緒に鑑賞した友人が言って僕がハッとしたのは、
「お互いに好きとか愛してるとか一回も言っていない」ということ。
それでもお互いに愛し合っていたということがわかる絵面の作り込みが本当に素晴らしかったです。
予告でも、本編の最初でも、お互い別れることが確定しているからこその大きなカタルシスと余韻が残るのも魅力。
【4つの赤】
本当に僕の勝手な解釈です。
タイトルにもあるこれらは、あまりに僕たちにとって日常的なものだけど、「観客」という立場から、「映画」という長期スパンで見れば2人の関係性において決定的な要素だと思います。
①最初のキスの「押しボタン式信号の赤」
起承転結の「起」です。
2人を一定の場所に留まらせてくれた、赤信号は「ロマンチックな要素」とも取れますが、赤信号の意味は当然「止まれ」です。その直後に海に行き、完全に伏線とも取れる絹の語りで不穏な空気が流れます。ですが2人の愛し愛されっぷりは凄まじく、どこからどう見ても順風満帆な日々を過ごす様子が描かれます。
②絹が麦の内定決定の電話を受けた、「バーの照明の赤」
「承」です。
2人からしたら「これで双方無事就職!」と、幸せなシーンですが、この就職がきっかけで2人の考え方や価値観のずれが日に日に広がっていきます。
麦「もう俺たちは学生じゃなくて責任を持つ大人、現実を見ろ」VS 絹「私は私がやりたくないことはやりたくない、私たちは自由に生きれる」
という対立構造すらできてしまいます。そしてそれは麦の先輩の死によって、もはや争いどころか諦観に変わります。
③友人の結婚式の後の「赤く光る観覧車」
「転」です。
友人の結婚式を見た2人は別れることを決意し、皆が二次会にいく姿に背を向けた先にある観覧車に乗ります。
絹「観覧車乗ったことないの?」、麦「ない」(こんなニュアンスの会話です)もうこの時点で「私たちはなんでも同じ、気の合う2人」という関係は完全に死んでいます。
それから2人で築き上げた思い出の話をします。
④「ファミレスの手前の赤信号」
ついに「結」です。
別れ話を始め、なかなかお互いに「別れよう」と言い出せないし、なんなら最後の最後まで言いません。
結婚して子供を産めば元の関係に戻れると現実味のない話をする麦、現実を見て完全に腹を括った絹
という構図が生まれ、これは②の2人の価値観とは真逆です。ところが過去の自分たちと似たカップルの姿を見て泣きながら外に飛び出し、結局赤信号の前で抱きしめ合って関係を終わらせる…といった①とは場所は似ていても真逆の状況。
そして最後は2人ともまた「必ず終わる恋」をしていて、そこにもう未練などないといった比較的幸せなラスト。でも観客の僕たちからしたら、とんでもない重い余韻と、「恋って何?」という大きな宿題を残されて終わるなんていい迷惑だわ!!!!といった気持ちでございます。
2021年が始まって間もないですが、早速今年ベスト作品に出会えたと思います。
ただ、カップルで見るのは…お勧めしません。
カップルで鑑賞される方注意!!
思ってたのと違うとはなったけど、良かったです。
どこにでもあるような恋愛模様。
それなのにこんなに評価が高いのはストーリーの構成やテンポ、キャスティングだと思います。
恋愛ってほとんどの人が経験してること。なのでどこにでもあるような恋愛の形だからこそ、感情移入しやすい。いい場面ごとに男女それぞれの心の声を聞けることで、「あぁ、わかるわかる。」「そういうことあるよねー」って感じになりました。
何より演技力のある俳優さん達だったから余計に良かった。
そして私の大注目中の清原伽耶ちゃん。出演することは知っていたのでいつ出てくるんだろうと思ってたら、とてつもなくいい場面で登場。この場面が一番響いたし、この子たちの恋愛はどんな形になっていくんだろうと想像を掻き立てられました。
この映画とても良かったのですが、タイトルにも書いてる通りカップルで観る方は注意が必要かもです。特に付き合いたてのカップルとか。
映画が終わって館内が明るくなった時、周りのカップルを見渡してしまったのはたぶん私だけではないはず笑
あるカップルは苦笑いでした笑
さっぱりしてていい
恋愛映画って基本的に観ないのですが、映画評が良すぎてつい鑑賞。
特に何にもおきないところがいいですね。
普通の付き合いだと不治の病だとか不慮の事故とかの派手なあれこれなんてなくて、せいぜい浮気程度のエピソードで別れる別れないってもめるよね。
ここまで趣味志向が一致してたら一緒にいて本当に楽しいと思います。同じところで笑えて、同じところで泣けて。
でもそこまで同じだったから違ってくるのが辛くなっちゃうのよね。
「なんで結婚しなかったんだろ」ってスクリーンを後にしながら女子達が話してたけど、お姉さんが教えてあげよう。結婚するなら半分だけ一致してるくらいの人じゃなきゃ無理なんだよ。
同棲してた事のある人なら「私たちどうして別れちゃったんだろ」って自分事として胸に迫ってくるものがあるかもね。
この二人は再会しても手を振って別れられるってとこがさっぱりしてていいね。
有村架純ちゃん可愛い!
普通のラブストーリー
予告編でラブラブなカップルが壮絶な別れ話をしていたので、どんなに凄い展開なのかと期待し過ぎてしまったのかも...。特に捻りのない普通のラブストーリーでした。
とにかく主役の二人が美男美女過ぎて、今ひとつのめり込めませんでした。若い時に見たらまた違っただろうな...。
男と女のリアルな恋愛
女は先を見る。男は今を生きる。
2時間でワンクールのドラマを見たかのように感情移入してしまった。
現在進行中の恋愛してる人にはどっぷりハマるだろうなと思った。
ちなみに私は映画の半チケはしおりにはしない、、
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