花束みたいな恋をしたのレビュー・感想・評価
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趣味が合い、タイミングが合った普通の2人が恋をして、大人になってい...
趣味が合い、タイミングが合った普通の2人が恋をして、大人になっていき少しずつすれ違う‥
夢を追う青年が現実に追われて、夢を見れなくなるのも、いわゆる普通の事。
最後まで普通の2人の恋だった。
ハッピーエンドやなくても、終わりを迎えても恋は恋。
最後が笑顔に楽しい想いでにできただけ「いい恋」やったと思う。
2人の話しが合うところや、同棲しだした辺りのウキウキ感は楽しかった!
リアリティーがあって良い。
花束の意味がわからなかった
でも素敵な映画でした
有村架純ちゃんはこの役にぴったりだと思った!
可愛すぎない丁度良い可愛さがよい
2人は最初仲良いけどどんどんすれ違っていく。その様が木綿のハンカチーフに似てるなと思いました
女は原っぱで寝てるあなたが好きだったのに男は都会に染まって帰ってこない。
なんでも趣味が合う2人がすれ違っていくのが悲しかった。
猫の名前はジャック君というらしい。
可愛いねー🎶
捨てられてたのが可哀相だったけど
なんだかんだで面白い映画でした。
興味がある方は是非
脚本が良い
何気ない描写で、誰にでも刺さる恋愛映画
予告編を観て「甘ったるい恋愛映画かな。菅田将暉も有村架純も好きな俳優だけど多分観に行かないだろう」って思ってたんですけど、めちゃくちゃ評判が良かった上に「予告編と本編は全然違う」というレビューも多く見掛けましたので、今回鑑賞してきました。
結論。細かなこだわりが見られる映像演出、実力派俳優陣の自然な演技、大きな事件は起きないのに目が離せない緻密なストーリーと、考察の余地を残すような語り合いたくなるような見事な脚本。予告編だけ見て「観に行かない」と考えていた過去の自分をぶん殴ってやりたくなるくらい面白い作品でした。作中に小説やドラマ、実在の人物や企業などの名前や写真がバンバン出てくるのは現実感があり良かったですし、「今後動画配信サービスや円盤化された時に権利の関係で差し替えになるかもしれないから、完全版が観られるのは映画館だけになるかも」と述べているレビュアーさんがいらっしゃったので、これは今劇場で観るべき作品です。
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2015年、大学生の山音麦(菅田将暉)と八谷絹(有村架純)は、偶然同じ駅で終電を逃したことをきっかけに仲良くなり、小説や映画やお笑いやファッションなど、ありとあらゆる趣味が合致していることから急速に関係を深め、ついに付き合うことになる。そのまま同棲し、大学卒業後はフリーターして「この幸せが続くように」と思いながら過ごしていた二人だったが、麦の就職をきっかけに二人の関係がすれ違い始めていく…。
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この映画は、最初に2020年に喫茶店に別々のカップルとして座っていた麦と絹の二人のカットが交互に流れます。近くにいるイヤホンを分けっこして音楽を聴いているカップルに対して「ステレオなんだからイヤホンを分けたらダメだ」ということを二人とも喋っているのですが、まるで一人の人物が喋っているかのように同じことを同じ流れで喋っているんです。そして二人は偶然同じタイミングで立ち上がり、お互いの存在に気付き、気まずそうに席に着く。そして時間は2015年に遡り、麦と絹の二人の馴れ初めが描写されるという展開です。
つまり、2020年には麦と絹はそれぞれ別の人と交際しているというゴールを先に見せて、時間を遡って2015年から二人が出会って付き合って別れるまでを描くわけです。観客は「この二人は2020年には別れる」ということを理解した上で二人の交際を見せられるわけです。この構成は別に新しいものではないですが、「キラキラ恋愛映画」を想像していた観客に「あれ…?」って思わせるには十分すぎるジャブですので、上手い構成だなと思いましたね。
この作品は細かな映像演出がとにかく上手い。前半と後半とで対比させていたり、小物に意味を持たせたりしているところとか。
多くのレビュアーさんが絶賛している部分ですが、とにかくイヤホンの使い方が上手いんですよね。二人の付き合うきっかけになったアイテムでもあり、二人の家庭内での断絶の象徴でもある。あと、靴の描写も良かったですね。出会ったばかりの二人が共通の趣味で意気投合し居酒屋に行き、座敷席に上がるために靴を脱ぐと、なんと同じメーカーの同じ色の靴だった。その後もファミレスで向かい合う二人の足元のカットとかで靴が同じであることがフィーチャーされていましたが、麦の就活のシーンあたりから二人が履いている靴が変わるんですよ。就職によって生活リズムも趣味も変わってしまった二人のすれ違いが如実に描写されるシーンですね。台詞などではなく細かな描写で登場人物たちの心情や状況を描く、映画的演出が実に見事だったと思います。
この映画は「どこにでもいる二人の恋愛」を「固有名詞を多用してこれ以上ないくらい現実感を持ちながら」描いています。それ故に、自分の恋愛経験と重なる部分も多く、主人公の二人に共感しながら観てしまうのだと思います。TBSラジオのライムスター宇多丸さんの映画批評コーナーでも、視聴者から寄せられた批評メールについて「自分の恋愛経験を交えながら語る批評が多かった」と言っていましたが、それも良くわかります。「既視感のある物語だな」と私は感じました。「他の恋愛映画に似ている」と感じたのではありません。「自分の人生に似ているな」と思ったんです。多分それは私だけじゃなく、多くの観客も同じことを感じたと思います。
「花束みたいな恋をした」というタイトルも考察が捗りますね。自分なりに考察してみましたが、劇中にあった絹の台詞「男性は女性から花の名前を教えられると、その花を見る度にその女性のことを思い出す」から来ているように思いました。川端康成の「掌の小説」にも似たような文章がありましたね。麦と絹は読んでる小説から聴いている音楽まで、同じ趣味を持っていました。麦の家の本棚を観た絹が「うちの本棚じゃん」というほどに趣味が合致しています。ですので、自分の家の本棚を見る度に、スマホで音楽を聴く度に、否応なく相手のことを思い出してしまう環境にいるわけですよね。お互いの好きな小説や音楽が、「花の名前」のようにお互いを思い出すきっかけになる。たくさんの「花の名前」を教えられたことで、何気ない生活の中でも相手を思い出してしまう。まさに「花束みたいな恋をした」ですよ。素晴らしいタイトルですね。
とにかく語りたいことは山ほどあるんですが、絶対に語りきれないですし、できれば事前情報なしで見たほうが良い作品だと思いますのでこういう場所に書いちゃうのは無粋でしょう。
とにかく、本当に最高の作品でした。観てください。とにかく観てください。
オススメです!!
どんなに好きでも
ずっと一緒にいたいからこそ、働き始める2人なのに、働いた事によって、お互いの価値観がズレ始めて、別れに繋がっていくという描き方が、最高に儚いと思った。5年間に及ぶカップルの日常をリアルに描いていて、この世の中の全ての恋の物語はハッピーエンドで終わるわけではないという現実をつきつけられた。
絹ちゃんが麦くんに花の名前を教えなかったのは、例えどんなにお互い好きでも、終わりは必ず来る。その時に私の事を思い出さずに、幸せでいてほしいという意味を込めて教えなかったのかなと思った。
もし自分だったらこの時どうしてたのか、この時こう言ってたなと考えながら見ると、今付き合っている人達にとってはプラスになる映画だと思った。
ラブラブなカップルは、、、
お付き合いしてまだ短期間しか経ってないカップルは一緒にみるのはしんどいかな〜と思います。別々で見るのをオススメします。
今までのありきたりな恋愛映画(病気で亡くなるや、遠距離もの)ではなく現実にありふれた世界観でした。現実味がありました。
こういうコミュニケーションは頻繁にしたいほうです。っていう有村架純が可愛くて尊かったです。
これがリアルな恋愛だと思います。
切ないけど前向きなラブストーリー
とても良かったです。
ゆっくりと進んでいくストーリーな感じもとてもリアルでした。
「なんかな」「なんかな」って2人の気持ちに距離が出来てしまうかんじ。。
「酔っ払うと海に行こう!と言う人だった。」
「女癖が悪かった。時にDVだった。」
男の方の目線と女の方の目線がリアル。
最後のファミレスのシーン。
残念ながら泣けなかったけど、
2人の気持ちがすごく分かって切なくなりました。
4年分の思い出が一気に溢れてきて泣いてしまうところ。けど前に進むと決めた勇気。
最後のハグも切なかった。
最後はハッピーみたいになったけど、
今の私には、とても切なくて共感できるストーリーでした。
もう一回見に行く予定です。
余談ですが、カルテット、最高の離婚どちらもすきです。
花束みたいな恋って、見た人がどう感じたかですよね?
僕は、こう解釈しました。
「花束みたいな」って、「たくさんの共通する同じ花がいっぱいあり、それが束になってるから「花束」すごく綺麗で美しいが、最後には、枯れてしまった。でも、素敵な花束だった。」
だから、「恋をした」過去形なんですね。
花束って、結局最後は枯れちゃうんですよね。だから、新しい花束をまた飾るんですかね?
今度はドライフラワーにしてほしいですね。
映画を見人にしかわからない、タイトルの面白さではないでしょうか?
最近のドラマや映画って、説明的なセリフが多いって思うんです。
実際の会話って、そんなセリフじみた会話ってないと思うんです。
この映画は、そんな無駄なセリフの無い、リアリティな会話でつづられた素敵な作品です。
菅田君の涙や架純ちゃんのふとした仕草で、十分伝わるんです。泣けるんです。
ファミレスのシーン、泣けました。
僕は好きだな、こんなラブストーリー。
パンフレットが結構豪華(笑)
"映画であるような出会い"から
羨望心を煽られる美男美女のラブストーリーを経て
「若い頃の恋愛と結婚は違う」「趣味があうだけでは続かない」と
よく聞く恋愛注意事項を
具体的なエピソード・細かな伏線回収で表現されてた。
有村架純のクロノスタシスを歌いながら夜道を歩いたり
羨ましすぎる〜!!ってもがきながら見ていたら
いつの間にか「あれ?これ自分の話?」と思うくらい
共感するシーンが多く、信号前号泣映画でした!
多様なサブカル情報が飛び交うけど
一つでも、あ、知ってるってものがあれば
嬉しくなって共感・感動につながると思う。
大学生のアイデンティティ妖怪感は鼻につく時あるけど
主演の2人の飾らない雰囲気・演技が、愛おしく
いつまでも、このラブラブ感を見ていたいと思えたからこそ
中盤から後半にかけて辛く、より物語の本質をつくのだと思う。
不穏な空気を醸し出す就職活動から
自分が麦だったら、絹だったら
どう修復していくか、どう寄り添っていくかを
考えても難しいし、麦が出す結婚ならまた違う形で
幸せになれるという、言い方もろに妥協案からの
初々しい2人の会話への流れ。。。
別れ話の時によくある走馬灯を物語的にも
がっつり掴んで、最高のシーンでした。
押しボタン式にサンキューって言ってたのに
別れの時は赤信号になんていうんだよ。。。
出来れば、常に前半のままでいたい
焼きおにぎり食べて、髪を乾かして、、、
一つ一つの表情があぁ!!!
この映画をみてからの帰り道
アサヒの缶ビールを飲みながら元恋人のSNSを覗いたら負け。笑
今を生きろー!
恋愛映画の傑作
恋愛映画というと時間のある学生かニート・フリーターと相場は決まっているが、この映画は学生から始まりつつも、就職した2人のすれ違いを描くところが非常にリアル。
情熱の吐露も無く、淡々と進む印象だ。それでも、お互いのモノローグが交互に入れられ、最初は阿吽の呼吸だった2人の間に微妙な距離感が出来ていく様を、非常に丁寧に丹念に描いていく。
楽しかったから今日こそ別れようという2人。別れ話をファミレスでする2人のすぐ近くには、かつての自分たちの様な恋の始まりを感じさせる大学生カップルが。幸せな2人の軌跡を思い出しながら、若い2人の幸せを願いながら、それでもハッピーエンドにならなかった痛みを感じる。これは切ないですね😭
これは凄い作品だったけど、恋の始まりで観れるデートムービーでは無いですね。一人でじっくり味わって欲しい作品。
ハッピーエンドと言えよう
妻と鑑賞しました。
両親に勧められ、気が進まないまま観ましたが、最後は涙しました。
両親同様、我々夫婦も映画が好きで、見終わった後に「この映画はハッピーエンドだったか否か」という議論をよくします。
この映画に関しては、「ハッピーエンドと言える」という結論になりました。
作中の2人の恋愛や結婚への考え方がすれ違っていく過程は他人事とは思えなかった。(笑)
熟年カップルや、熟年夫婦にオススメします。あの頃の気持ち、思い出すと思います。
この世の中に、どんだけ「花束」あるんだよ。
妙な暑苦しさがなくて面白かった。
好きだ好き好き、愛してる愛してる愛してる、なんて連呼しないし、叫ばないし。別れるくらいなら死んだ方がましよ、死ぬ死ぬ、なんて思い込んであっひゃー!にもならないし。
結構リアルだし、笑かすし、ふふってなるし、あるある、あったあった、分かる分かる、ってなるし。
朝方とかねー。やっちゃうんですよねwとかとか。仲良すぎると、結婚出来なかったりするのも分かる。卒業したら、別人になってしまうから、「現状維持が目標」なんて言う時点でヤバいっすもんw
別れた後の爽やかさも、今時の恋愛の現実な気がして良かったです。
花束みたいな恋をして、友達と別れる様に巣立って行った2人の物語り。行く先々に幸せは待っているのは、やっぱりお風呂みたいなもんでしょうか?
地味にキャストが単館のアイドルだったのが最大の萌えポイントでした。
良かった。爽やかで。後味がw
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2/8追記 何故に「花束」?
花の名前を尋ねられた絹は、「マー・・・」と答えかけましたが止めます。代りに麦にこう言います。「女の子に花の名前を教わると、男の子はその花を見るたびに、一生その女の子の事を思い出しちゃうんだって」。
「花束みたいな恋」とは、麦にしてみれば「たくさんの事を教えてもらった恋」であり、絹からすれば「思い出して欲しい恋=自分も忘れたくない恋」、と言うニュアンスではないでしょうか。
2人は別れた後、各々が素敵なパートナーを見つけますが、決して2人で過ごした時間を無駄だと思っている訳でも無く、後悔している訳でも無く、2人で共有した時間を心の中に大切にしまっているのだろうなぁ、と思うわけで。
別々の道を進む2人の心の中には、一つの同じ「花束」があるよ。的な。
ボロボロでドロドロしてない2人の恋を上手く表現した、素敵なタイトルだと思いました。
最大瞬間風速
私も夜景を見るよりミイラに感動するタイプです。
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好きな音楽、映画、小説、趣味が全部同じな大学生の2人が付き合い初め、同棲を始めるがそれぞれの就職や仕事によって徐々に変わり始めて、、という話。
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この2人の趣味というのはいわゆるサブカルと呼ばれるちょびっとディープでマニアックなもの。押井守を見て興奮したり、デートでアキ・カウリスマキ(余談ですが最初のカットだけ見てすぐに『希望のかなた』だ!ってなった自分、だいぶ染まってるなと思いました)の映画を見に行ったり、一緒にデルダをプレイしようとしたり、家の中にたくさんの本が飾ってあったり。
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もちろんこんな投稿をしてるぐらいなので小説とか音楽についてはわからないけど、私も押井まもるううう!!!ってなったし、デートで夜景を見に行こうと言われるよりミイラ展に誘われたら一発で落ちるタイプなので終始頷きながら見ていた。
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でも麦が就職してから、多忙でパズドラしかできなくなっちゃったり、前田裕二の『人生の勝算』を読むようになったり、元々の趣味を楽しめなくなっていく。これは自分も去年就職して東京に来て、忙しいという訳では無いけど環境が変わってあんまり映画を見ることができなくなったのと被った。
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なんか見れても映画に集中できなくて、何も感じなくなったんだよね。どう生きるか、何を大切にして生きるかはその人次第だから悪くは無いと思うかど、私は映画を全く見れなくなるような状況になったら今の仕事辞めようと思った。 結局、麦と絹の中で大事にしているものが違ったんだと思う。
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お揃いの白いスニーカーを履いていた2人が革靴と黒い靴を履くようになり、真夏でも常に開け話されていたベランダの窓が次第に閉めたままになっていく、恋愛が終わっていく経過をその年のサブカルを混じえながらもまざまざと見せられて辛かった。
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こういうマニアックな趣味を持っていると、趣味が合う人を見つけるとたちまち嬉しくなっちゃうけど、必ずしもその人と価値観が合うわけでもないのが難しい。
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普通の恋愛の話だけど
菅田将暉と有村架純、どちらも好きな方だけど2人の恋愛映画というだけでは観なかったかも。
脚本が坂元裕二さんだったので、これはただの恋愛モノではないと思い映画館で観ることに。
坂元裕二さんのドラマ『最高の離婚』や『カルテット』は、登場人物たちのセリフが絶妙で大好きでした。
心の端っこの方でもやもやしてたものを掬い取ってくれるようで、何度もグッときたり共感して涙したりしましたが、今作も期待通りだった!
気が合う人と出会って付き合って何となく合わなくなって別れる。
ただそれだけのことで、特別な事件があるわけじゃ無いけど2人の5年間の間に起こる出来事、その時のお互いの気持ちの微妙な変化が細かいとこまで表現されていて、より2人に自分を重ねることが出来るのだと思います。
時代背景を表すのに実際の出来事や人物名なんかがちょこちょこ出てくるのも楽しかったです。
観てよかった1本になりました。
ありふれたラブストーリー。そこが良い。
最高の離婚とカルテットが好きなんで、同じ人が脚本担当してるこの映画も当然見なきゃってことで、まぁ観てきたんですよね。
まず、見る価値ありです。
意外性とかはない話です。だからこそ凄い。
多くのひとが、「あの時の恋」を思い出して、切ないというよりは、恋とか愛とかについて、その正体について考えてしまうことでしょう。
あちこちで沸いては消えてるであろう恋愛話。それが物語として成立していることが、この作品の素晴らしいところだと思います。
個人的には、「誰もが映画のように特別な経験をしている」というよりは、映画館を後にするカップルの背中をみながら、刹那的な輝きを感じてしまう寂しさの方が強かったです。
いや、僻みや卑屈では無くてね。
観た人で集まって、それぞれ何を感じたか語り合うのに最適な作品だと思います。
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