花束みたいな恋をしたのレビュー・感想・評価
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未熟
本日前からずっと気になっていた「花束みたいな恋をした」を見てきました。 知人から感動した、悲しくも嬉しくもないなんとも言えない涙が出たと聞いて期待十分で見てきました。 感想は結論から言ってしまうと「悔しい」という感想が1番強かったです。その理由は正直一切共感できず甘泣きまでしか感情が到達しなかったことです。世間ではすごい泣けると言われている作品だけあって泣けない自分が悔しいと思いました。 感情移入ができなかった理由は花束みたいな恋をしたみたいな恋愛経験がないからだと思います。自分はまだ10代ということもあり理想だけしか見れていない恋愛経験しかしたことがなく、本作品のように理想と現実が交差する恋愛経験がないから感情移入ができず只呆然と見ていて最後のカフェのシーンでぐっと何か胸に刺さることしかなく、それも何か分からず複雑な気持ちで見終えました。 自分がまだまだ未熟な子供だと思わされました。今までどこか大人げた気でいた自分が恥ずかしかったです。 作品自体はとても素晴らしいものだと思います。菅田将暉さんと有村架純さんの芝居は自然そのままで2人のストーリーにずっと入って見れましたし、脚本家の坂元裕二さん、監督の土井裕秦さんも流石だなと思いました。 この作品を見てもっと色々なことを経験して人生をより充実させていきたいと思いました。 いつかまたこの作品をみて感情移入できるように、最後のカフェのシーンで胸にグッときたものが何だったのか知れるように。
アンニュイな映画
劇中に出てきたフィルム写真みたいな世界観が、この映画全体の纏っている空気感。
なんとなく私は優里さんの『ドライフラワー』という曲の雰囲気、物悲しさに似ているなと思いました。
とにかくカップルたちがぶち当たるであろう、些細だけど、なにか分岐点となってしまうような出来事の一つ一つを丁寧に描いていてよかったです。
恋は生物(なまもの)。
映画自体はすごくよかったですが、個人的に恋とはそういうもんだよね、となんだか切ない気持ちになったので星3つです😂😂
別れ際にきぬちゃんが、光熱費や猫のマロンをどうするかと話しているところにすごくリアルを感じました。
余韻がすごい!
一度感想を文章にして、もう一度この場で感想を書こうとしているのだが、余韻がすごい。菅田将暉と有村架純のダブル主演はもちろんのこと、古川琴音や韓英恵、戸田恵子や小林薫といったキャストたちの存在感も大きかった。ストーリーは予告編であらかた把握していたつもりであったが、期待どおりあるいは期待以上に出会いの熱狂と別れの儚さをリアルに描いていたことで満足感が高まった。
一緒に観に行った人と語り合える素敵な恋愛映画。
★坂元裕二脚本。土井監督による 珠玉の恋愛映画。 解釈はいろいろあるかもしれないけど 切り花である花束。 生かすも殺すも本人次第。 「恋愛生存率」というブログを書いてたブロガーが自殺。 花束は、切り花であることからは逃れられないし・・ どんなに頑張っても永遠には存在できないから、いつか枯れるけど。 買って帰った時や、貰った時は最高の状態。 最高の状態からじわりじわりと『死』に向かっていくのが花束。 時間という流れにより、じわりじわりと知らないうちに少しづつ死んでいく。 その生存確率を維持するために、出来る限りの事はやるが、何が正解なのかはわからずに「死」に向かっていく。 そんな「恋愛」を描いた作品だと思いました。 怒涛の如く流れる言葉遊び、ニヤリとさせられる。 脳みそフル回転で、散りばめられた情報量を拾いながら、その世界観に気づいたらどっぷり浸かってる。 そんな感じの、坂元ワールドと土井ワールドのケミストリー。 いやぁ~心地いい映画でしたが。 自己ちゅうカップルが観ると別れかもね(笑)
じーんとなります。
ずーっと楽しみにしてた大好きな俳優さんが出る映画だったのでとても楽しみにしてました。 普通の学生ラブストーリーとかは、中々観ようと思いませんが、今回の映画は、予告を観て" あ、観たい"となりました。 偶然と言うか必然のような出会い お互いの共通点に惹かれ合い 2人の会話の一言一言がとても素敵で そして、とても自然で 心にすーっと入りました。 ずっと一緒って、 ずっと好きって、 口にするのは簡単だけど難しい事。 一緒にいる時間が長くなればなるほど難しい事。 自分の人生と、似た所もあって、共感して、 ちょっとドキッともして、 キュンってなったり、 ワクワクしたり、 最後の最後まで吸い込まれるように 観ていました。 気づけば涙がぽろぽろと、、 余韻に浸りながら家に帰りました。 きっとこの映画は、有村架純さんと菅田将暉さんの 2人の空気感が合ったからこその作品だと思います。 とても素敵な作品に出逢えたことに感謝します。 考えさせられることもあり、気づかされることもあり、 あっという間の時間でした。 有村架純さんがテレビで言ってた好きなシーンは? の信号待ち、実は押しボタン式。の所、私も好きです。 キュンキュンしました。
刹那的な恋愛を絶妙なバランスで描いた作品
朝からApple MusicでAwsome City Clubを聴いていた。その日の夕方、この映画を観に行き、まさか劇中歌でこの曲が流れるとは偶然にも程が過ぎた。他にも流れる劇中歌はとても良く、終わってすぐにプレイリストを落とした。 刹那的な恋愛の多幸感と切なさを、ちょっと煩わしく、でも愛おしく、描いていて、観終わってなお余韻が続く。私はこの話をハッピーエンドだと思っている。 とにかく主演の二人の実在感がすごかった。けれども圧倒的ファンタジーだった。ともすれば村上春樹の小説の実写化のようになってしまいそうな作品だが、絶妙なバランスでそちらに傾きすぎずに留まってくれたため、ノルウェーの森のような悪夢を見ずに済んで、胸を撫で下した。
あぁあれが最高の恋人、恋愛だったなぁって思い返すことは誰にもある物語への共感
『青春』と振り返って呼べる時代が誰しもあって、それはキラキラして眩い時間。 青いという言葉にあるように若い2人のその期間は社会や生活などの現実の猛威に脆くて短い。でもいつか振り返ってみて、あぁあれが最高の恋人、恋愛だったなぁって思い返すことは誰にもある物語への共感。そんな映像を文学的センスで交わった2人の言葉で味わい深く表現、展開するところにこの映画が映える。
趣味が合い、タイミングが合った普通の2人が恋をして、大人になってい...
趣味が合い、タイミングが合った普通の2人が恋をして、大人になっていき少しずつすれ違う‥ 夢を追う青年が現実に追われて、夢を見れなくなるのも、いわゆる普通の事。 最後まで普通の2人の恋だった。 ハッピーエンドやなくても、終わりを迎えても恋は恋。 最後が笑顔に楽しい想いでにできただけ「いい恋」やったと思う。 2人の話しが合うところや、同棲しだした辺りのウキウキ感は楽しかった!
リアリティーがあって良い。
予告編で描いていた印象を覆す良さ。 若い人の恋ってこういう感じで、就職ってこういう感じだったなと。 じっくり堪能できました。 ゲームはもちろん、今村夏子、長島有、トランクに入った「茄子の輝き」。 ビジネスとかけ離れた感じがある細かい演出には参りました。 ついでにいうと、上記の作家がビシビシ来る自分にとって、最後のファミレスの若者たちの会話に出てくる内容が全くピンとこないのもいい。よく考えられてます。 後味もいい。不細工だったら「人生の一番いい時を無駄にしちゃった」となるところだけどね。 美男美女はなんとかなるからね。 ただ、ああいう読書傾向もある男がストリートビューに大興奮はちょっと違う感じがしたかな。
花束の意味がわからなかった
でも素敵な映画でした
有村架純ちゃんはこの役にぴったりだと思った!
可愛すぎない丁度良い可愛さがよい
2人は最初仲良いけどどんどんすれ違っていく。その様が木綿のハンカチーフに似てるなと思いました
女は原っぱで寝てるあなたが好きだったのに男は都会に染まって帰ってこない。
なんでも趣味が合う2人がすれ違っていくのが悲しかった。
猫の名前はジャック君というらしい。
可愛いねー🎶
捨てられてたのが可哀相だったけど
なんだかんだで面白い映画でした。
興味がある方は是非
脚本が良い
坂元裕二の脚本が飛びぬけて良い。 これまでの恋愛映画になかったようなリアル感がしみる。 多くの人が自分の経験に照らし合わせたりして、甘酸っぱい思い出にひたったりしただろう。 男女の間にケミストリーが働いて結びつくって、ホントに素敵なこと。 男として女としてセクシーで魅力的であるって、とても重要。
何気ない描写で、誰にでも刺さる恋愛映画
予告編を観て「甘ったるい恋愛映画かな。菅田将暉も有村架純も好きな俳優だけど多分観に行かないだろう」って思ってたんですけど、めちゃくちゃ評判が良かった上に「予告編と本編は全然違う」というレビューも多く見掛けましたので、今回鑑賞してきました。
結論。細かなこだわりが見られる映像演出、実力派俳優陣の自然な演技、大きな事件は起きないのに目が離せない緻密なストーリーと、考察の余地を残すような語り合いたくなるような見事な脚本。予告編だけ見て「観に行かない」と考えていた過去の自分をぶん殴ってやりたくなるくらい面白い作品でした。作中に小説やドラマ、実在の人物や企業などの名前や写真がバンバン出てくるのは現実感があり良かったですし、「今後動画配信サービスや円盤化された時に権利の関係で差し替えになるかもしれないから、完全版が観られるのは映画館だけになるかも」と述べているレビュアーさんがいらっしゃったので、これは今劇場で観るべき作品です。
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2015年、大学生の山音麦(菅田将暉)と八谷絹(有村架純)は、偶然同じ駅で終電を逃したことをきっかけに仲良くなり、小説や映画やお笑いやファッションなど、ありとあらゆる趣味が合致していることから急速に関係を深め、ついに付き合うことになる。そのまま同棲し、大学卒業後はフリーターして「この幸せが続くように」と思いながら過ごしていた二人だったが、麦の就職をきっかけに二人の関係がすれ違い始めていく…。
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この映画は、最初に2020年に喫茶店に別々のカップルとして座っていた麦と絹の二人のカットが交互に流れます。近くにいるイヤホンを分けっこして音楽を聴いているカップルに対して「ステレオなんだからイヤホンを分けたらダメだ」ということを二人とも喋っているのですが、まるで一人の人物が喋っているかのように同じことを同じ流れで喋っているんです。そして二人は偶然同じタイミングで立ち上がり、お互いの存在に気付き、気まずそうに席に着く。そして時間は2015年に遡り、麦と絹の二人の馴れ初めが描写されるという展開です。
つまり、2020年には麦と絹はそれぞれ別の人と交際しているというゴールを先に見せて、時間を遡って2015年から二人が出会って付き合って別れるまでを描くわけです。観客は「この二人は2020年には別れる」ということを理解した上で二人の交際を見せられるわけです。この構成は別に新しいものではないですが、「キラキラ恋愛映画」を想像していた観客に「あれ…?」って思わせるには十分すぎるジャブですので、上手い構成だなと思いましたね。
この作品は細かな映像演出がとにかく上手い。前半と後半とで対比させていたり、小物に意味を持たせたりしているところとか。
多くのレビュアーさんが絶賛している部分ですが、とにかくイヤホンの使い方が上手いんですよね。二人の付き合うきっかけになったアイテムでもあり、二人の家庭内での断絶の象徴でもある。あと、靴の描写も良かったですね。出会ったばかりの二人が共通の趣味で意気投合し居酒屋に行き、座敷席に上がるために靴を脱ぐと、なんと同じメーカーの同じ色の靴だった。その後もファミレスで向かい合う二人の足元のカットとかで靴が同じであることがフィーチャーされていましたが、麦の就活のシーンあたりから二人が履いている靴が変わるんですよ。就職によって生活リズムも趣味も変わってしまった二人のすれ違いが如実に描写されるシーンですね。台詞などではなく細かな描写で登場人物たちの心情や状況を描く、映画的演出が実に見事だったと思います。
この映画は「どこにでもいる二人の恋愛」を「固有名詞を多用してこれ以上ないくらい現実感を持ちながら」描いています。それ故に、自分の恋愛経験と重なる部分も多く、主人公の二人に共感しながら観てしまうのだと思います。TBSラジオのライムスター宇多丸さんの映画批評コーナーでも、視聴者から寄せられた批評メールについて「自分の恋愛経験を交えながら語る批評が多かった」と言っていましたが、それも良くわかります。「既視感のある物語だな」と私は感じました。「他の恋愛映画に似ている」と感じたのではありません。「自分の人生に似ているな」と思ったんです。多分それは私だけじゃなく、多くの観客も同じことを感じたと思います。
「花束みたいな恋をした」というタイトルも考察が捗りますね。自分なりに考察してみましたが、劇中にあった絹の台詞「男性は女性から花の名前を教えられると、その花を見る度にその女性のことを思い出す」から来ているように思いました。川端康成の「掌の小説」にも似たような文章がありましたね。麦と絹は読んでる小説から聴いている音楽まで、同じ趣味を持っていました。麦の家の本棚を観た絹が「うちの本棚じゃん」というほどに趣味が合致しています。ですので、自分の家の本棚を見る度に、スマホで音楽を聴く度に、否応なく相手のことを思い出してしまう環境にいるわけですよね。お互いの好きな小説や音楽が、「花の名前」のようにお互いを思い出すきっかけになる。たくさんの「花の名前」を教えられたことで、何気ない生活の中でも相手を思い出してしまう。まさに「花束みたいな恋をした」ですよ。素晴らしいタイトルですね。
とにかく語りたいことは山ほどあるんですが、絶対に語りきれないですし、できれば事前情報なしで見たほうが良い作品だと思いますのでこういう場所に書いちゃうのは無粋でしょう。
とにかく、本当に最高の作品でした。観てください。とにかく観てください。
オススメです!!
どんなに好きでも
ずっと一緒にいたいからこそ、働き始める2人なのに、働いた事によって、お互いの価値観がズレ始めて、別れに繋がっていくという描き方が、最高に儚いと思った。5年間に及ぶカップルの日常をリアルに描いていて、この世の中の全ての恋の物語はハッピーエンドで終わるわけではないという現実をつきつけられた。
絹ちゃんが麦くんに花の名前を教えなかったのは、例えどんなにお互い好きでも、終わりは必ず来る。その時に私の事を思い出さずに、幸せでいてほしいという意味を込めて教えなかったのかなと思った。
もし自分だったらこの時どうしてたのか、この時こう言ってたなと考えながら見ると、今付き合っている人達にとってはプラスになる映画だと思った。
ラブラブなカップルは、、、
お付き合いしてまだ短期間しか経ってないカップルは一緒にみるのはしんどいかな〜と思います。別々で見るのをオススメします。
今までのありきたりな恋愛映画(病気で亡くなるや、遠距離もの)ではなく現実にありふれた世界観でした。現実味がありました。
こういうコミュニケーションは頻繁にしたいほうです。っていう有村架純が可愛くて尊かったです。
これがリアルな恋愛だと思います。
共感できる箇所がいくつもあって、それなりに映画に入っていけました。 キラキラした青春恋愛映画ではないところがいい。 社会人になって日々リアルな現実の中で生きている人であれば、最低でもひとつふたつは共感箇所があると思います。 主演の2人もいい感じ。 特に菅田将暉ってうまいなぁって改めて感心してしまいました。 いい映画だと思います。
切ないけど前向きなラブストーリー
とても良かったです。
ゆっくりと進んでいくストーリーな感じもとてもリアルでした。
「なんかな」「なんかな」って2人の気持ちに距離が出来てしまうかんじ。。
「酔っ払うと海に行こう!と言う人だった。」
「女癖が悪かった。時にDVだった。」
男の方の目線と女の方の目線がリアル。
最後のファミレスのシーン。
残念ながら泣けなかったけど、
2人の気持ちがすごく分かって切なくなりました。
4年分の思い出が一気に溢れてきて泣いてしまうところ。けど前に進むと決めた勇気。
最後のハグも切なかった。
最後はハッピーみたいになったけど、
今の私には、とても切なくて共感できるストーリーでした。
もう一回見に行く予定です。
余談ですが、カルテット、最高の離婚どちらもすきです。
花束みたいな恋って、見た人がどう感じたかですよね?
僕は、こう解釈しました。 「花束みたいな」って、「たくさんの共通する同じ花がいっぱいあり、それが束になってるから「花束」すごく綺麗で美しいが、最後には、枯れてしまった。でも、素敵な花束だった。」 だから、「恋をした」過去形なんですね。 花束って、結局最後は枯れちゃうんですよね。だから、新しい花束をまた飾るんですかね? 今度はドライフラワーにしてほしいですね。 映画を見人にしかわからない、タイトルの面白さではないでしょうか? 最近のドラマや映画って、説明的なセリフが多いって思うんです。 実際の会話って、そんなセリフじみた会話ってないと思うんです。 この映画は、そんな無駄なセリフの無い、リアリティな会話でつづられた素敵な作品です。 菅田君の涙や架純ちゃんのふとした仕草で、十分伝わるんです。泣けるんです。 ファミレスのシーン、泣けました。 僕は好きだな、こんなラブストーリー。
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