花束みたいな恋をしたのレビュー・感想・評価
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感じたままに書きます
最初に他の方のレビューや雑誌記事など読んでおりません 見たままの個人的な感想です
やんわりとネタバレ含ませてますので宜しくお願い致します
序盤の男女の出会いの心のエネルギーの盛り上がりは初々しくも良く分かる心理描写
気になる相手との友人と出会った時の気不味い気持ちになる描写など誰もが経験する普通の恋愛の始まりにワクワクさせられました
関係を深めていく流れも男女の仲に溺れていったり少し不便な事も二人で居れば何でもなかったりと幸せな気持ちも共感ささられました
関係が崩れていく流れもコレダ!というものがあるわけではなく少しのズレが互いの存在を認めながらもストレスに感じていく様などリアルでした
そこの描写のギスギス感が少しマイルドに感じましたがこれは飽くまで同棲というカタチの二人たからかな
そして別れを決めた二人の瞬間はなんとも胸が苦しくなりました 過去の二人をリフレインさせる描写は出来過ぎではありましたが何処で違った未来を選んでしまったのか悔やむ様に抱きしめ合う二人の心の動きが切ないものでした
その後の流れはこんなに気持ちよく別れられるものかな?と思うところもありましたが作品全体を爽やかに収束させる為のものだったのかと納得しています
最後に主演のお二人へ
菅田将暉さんは何処にでもいる青年を演じさせたらピカイチだなと感じます 男前にも頼りない男にも何方にも振ることが出来る強すぎない個性が益々魅力的に感じます これから先の作品も見ていきたいと思います
有村架純さんはナラタージュから大人の女性へと変わった感があります 男女のシーンでとてもセクシーに感じさせるのですが本作の劇中で相手役である菅田将暉さんにとって愛おしい存在と感じた瞬間を手に取るように感じさせられました 大切な人の前でコロコロと表情を変えていく何処にでもあるそんな光景が凄く自然でとても素敵でした。
最後に長個人的な感想なのですが今現在、恋仲の人とは見に行かない方が良いと思います 独りで見て昔の恋を思い出し今一緒にいる人の存在を大切に思うためのキッカケの作品だと思います
ここ最近で見た映画の中で、とても納得出来る映画でした。
会話が良いね
とにかく共感できるとこもたくさんあって、会話が凄く面白くて良かった。
でもこれ見た後結婚するなら盛り上がってるうちに勢いで結婚しなきゃダメよねーしかなかった。こんなに気があって趣味も同じでピッタリあってそうなのになんで別れなきゃいけないのかよく分からん。それなら付き合わず友達同士のままのが良くない?こんな気が合う人ともう2度と会う事ないとか嫌だー
余裕無いのがダメなのよねきっと。会社の働き方改革でもっと余裕があればこの2人が別れる事も無かったのかもと思うと残念
坂元裕二好きにはたまらない一作
好き嫌いがあるかもしれませんが、個人的に坂元裕二X土井裕泰だと、
絶対わるくならないと思っていましたが、
予想より良すぐて劇中何度も鳥肌立ちました。
20代の大学生活は京王線沿いで過ごしたので、
数々のキーワードで、花束のような恋を思い出しながら見ていました。
坂元裕二のセリフは、相変わらず名言続出で、
演劇を見ているような独特ティストは、好きな人はたまらないでしょう。
ああ、花束みたいな恋をしたなと、
特に悲しくもないが、不思議な余韻がずっと残っていました。
上映してまもなく1ヶ月も経ちますが、
連休のせいか大満員でした。
え?今回って、こんなにマス向けでしたっけ?と
デートではしゃぐ若い恋人同士がタイトルと役者だけで見にきて、
後味は必ずしもよいと思わない一作です笑
あああ、花束みたいな恋をしたなと笑
これをデートで見に来たカップルはどういう会話をして家路に着くのかずっと考えてしまって
恋の映画ですが
ボクはここまで恋する人に巡り会えたことが無いので
学生時代に趣味で知り合った友人は今となっては疎遠になってしまったが
今何してるだろうって、ふと思ってしまった。
しかしファミレスのシーンは泣かせ過ぎだ。あれはズルい。
あの思い起こさせるカップルが願望が起こした幻想なのか、わからないがとにかく
対比のエッジが効きすぎて心情をえぐってきました。
劇場で観たのですが
隣にカップルで観に来た二人がいたのですが、映画に申し訳ないが気になって仕方がなかった。
こんな恋を語る映画で
その恋路を金と仕事が障壁となっていく社会の歪みを感じるとは思わなかったし
荒みきった心持ちの中でもパズドラはその隙間を埋められるということが怖かったし
緊張的なシーンの中で面白いセリフだった。のが印象的でした。
協賛なのかな?とスタッフロール探してしまいました。
できればストロングゼロとかも合わせて言ってくれれば、さらに現代の荒みを象徴できたのでは
勝手に思ってしまいました。
タイトルにある花束ってなんだろうって考えながら劇場へ訪れたし
観劇後帰るときも考えた。
出会った時の夜の長さと終わっていく日々の短さ、数年の日々よりも長く感じたあの夜が
花束を受け取った時の高揚した時だったのかもしれない。
恋をしたことある人もない人も、何か心を焦がす映画だと思う。
ぜひある恋ない恋で身が焦げるうちに劇場で観て欲しい
あと猫が可愛い
こう来るかの始まりから、続きが見たくなる終わり方
良作!でも恋人同士で行くのは微妙?口元の大切さを再認識
とても良い作品で、主演2人の演技とセリフ演出にきゅん止まらず。
30代も後半に差し掛かっている人間が見たので、こういう恋愛あったなーと懐かしさが押し寄せました。
同じ思いをする30代以上の方は多いのではないでしょうか。
胸が詰まる恋愛映画久々で、恋愛要素抜きでも非常に共感できるシーンが多く、最近の実写化恋愛映画に食傷気味の方や、恋愛映画あんまりな方にもおすすめです。
インテリアや衣装も良かった。
そして。なんといっても口元が見えていることの大切さを改めて感じました。
それくらい主演2人の笑顔や口元の動き、よかったです。こんなに受け取る感情が違うんだなと。
マスク生活はやはり期間限定であってほしい。
最後に、恋人同士でいくのは慎重になった方がいいかもしれないです笑
男脳と女脳をうまく表現している。
後ろのお姉さんが26.27歳くらいなら泣いてたなって
言ってました。
28歳ですが昔の同棲して別れた時の気持ちとか喧嘩とか思い出してしまって面白くもあり、寂しい気持ちになりました。
環境変えて何かをしようと思うカップルは見たら別れると思います笑
でも別れたからよかったという意見もあるみたいです。
僕個人としては続いて欲しかったなー
菅田くんかっこいいけどプロポーズのタイミング最低だったなー
タイトルなし(ネタバレ)
あっという間の2時間だった
最初に出てきたイヤホンのLとRの話のように、物語の途中の様々の出来事に対して、麦と絹が違うことを考えているという演出がとても深かった
わかるんだけど…思ったほどキュンとしなかった
プロローグで、カフェでカップルがイヤホンを2人で分け合って音楽を聴いているのを見て、「あの2人本当の音楽好きじゃないよね」とそれぞれ口にする麦と絹。しかしその2人はお互い別の恋人と一緒にいる。そしてもカップルに伝えようかと2人同時に立ち上がって、お互いに気づくところから始まる。
そして、そこから5年前の2人の出会いから物語は始まって行く。
終電を逃してしまって出会った2人は、時間潰しに入った居酒屋で趣味や価値観が合うことから意気投合。その後何度目か会って付き合うことになる。
夜の横断歩道で、信号を待つ2人。なかなか青にならななくて、手を繋ぎ、そしてキスするシーンはとても良かった。後ろからのアングルがまた良いなあと思った。
それからあれよあれよと麦の部屋で同棲し始め、そして2人で家を借りて引っ越す。
この辺りから、ちょっと感情移入できなくなってしまった💦
まだ大学生なのに…と思ってしまうのはやはり古い考えだからなのかな(^^;;
まあ、わからなくもない。若い頃はそういうのが楽しかったりする。おままごとみたいな、そんな感じ。
そしてそれぞれ就職して仕事優先みたいになり、どんどんすれ違って行き、価値観も変わっていく。
それが大人になるってことなんでしょうね。
麦は将来のことも考えるのに、絹はいつまでも学生気分で今の仕事が向いてないからと簡単に辞め、またアルバイトのような生活…。楽しければいいというものでもないし、やはり一緒に住んでいるなら生活のことも考えないといけないよね。
引っ越してきたばかりの頃に通ったパン屋が閉店して、そのことを絹がラインしたら、「駅前に買いに行けばいいんじゃない?」なんて返されたら…そりゃ悲しい。
そういう問題じゃないのよ、2人の思い出までも消えていくようで寂しいからなんだよー。
でも麦は麦で社会に認められようと必死で頑張ってるのに、仕事中にそんなくだらないことでラインしてくるな、という感じもあるよね。
2人の視点が描かれているから、余計2人のそれぞれの思いもわかってしまう。麦が一生懸命なのに、絹が仲間と飲みに行ったりしてるのはなんだかなーとは思ってしまったり。
2人のカラオケシーンは可愛らしかった。デュエットとかいいなあ。掛け合いがよかった。
そしてファミレスで別れを告げようとして告げられないシーンで、昔の自分たちのようなカップルを見て、涙が止まらなくなる。
ここは一番グッときました。あの頃の初々しかった2人。お互い今も好きなのに、その頃の気持ちではなくなってしまった2人。
ファミレスを飛び出す絹を追いかけて、抱きしめる麦。
でも頭の中では冷静に、2人ともお店飛び出して、無銭飲食に思われないか?なんて考えてしまった😅
まあ、荷物があるから大丈夫でしょうけど…財布とか置きっぱなしも危ないよ💦
そして最初のシーンに戻る。個人的にはそこからまた2人が…というのを期待したんだけどなあ…。
ほんとにそれでいいの?と思ってしまった。
なんでしょう、2人を見守るように冷静に見てしまった感じでした(笑)
恋愛映画、なんだよね
終電を逃すことから始まる麦と絹の偶然の出会い、その後、話せば話すほどお互いの共通点が分かり、趣味もあう。
2人が惹かれ合って恋愛を始めるのは、くすぐったいほど自然で微笑ましい。
大学生のうちは好きの感情だけでよかったが、どちらも就職先が決まらず、親からの仕送りもなくなり、麦がお金を稼ぐこと&社会に属することを優先し始めるあたりで、感情のすれ違いが。
どんなときも都度本音で話し合っていく2人は、これ以上ないほどの組み合わせに思えるが。。
それでもやり直そうと麦がプロポーズをしたその日、それでも、2人はやはり、別れを選ぶ。
4年の付き合い。
このタイミングで別れを選ぶ理由が、私には分からなかったけど、、
4年の恋愛を経てそのまま結婚した自分だけど、結婚前にこの映画みたら、私も別れてたんじゃないかなって思えた。
大学という猶予期間
こういう価値観もある
冒頭は自分達を特別だと思い相手を蔑んでることに気づいていない、よくあるサブカルチックな2人の映画かと思いました。
しかし後半、2人の終わりに近づくにつれ緻密に描かれ表現力が繊細な映画でした。
冒頭は特別な感性を持っていると言いたいために、マイナーなものを好きになる。それを知らない人を小馬鹿にする子供な2人だな、と。本当の個性(ミイラ展やガスタンク、お葬式の時)や現実と向き合わないから距離が離れていくんでしょうね。
簡単に就活をやめたり、猫を拾ったり、仕事が決まらないまま同棲したり、、、
その終わりに向けての動きが繊細に描かれていて物語に共感できなくとも楽しむことができました。
絹と社長の関係など、敢えて書かれてない描写も想像の余地があって心地よいです。
ただ、サブカル好きでもなければ、こんなに相手に自分を探す恋愛をしたことないので、自分にとってはリアルではない映画だな、とひしひしと感じました。
4つの赤で描く起承転結
花束みたいな恋をした
2021 2/22
大学受験を無事終えた野郎3人で、JKたちに囲まれて、ほぼ満席の劇場で鑑賞。
予告編の時から、「キュンキュンする〜❤️」系のものではないと分かっていましたが、まさかここまで後半で心臓を思いっきり締め付けられるようなものだとは思わなかったです。
菅田将暉と有村架純の実在感が半端ない演技や、その周りのセットや美術(古めのMacBookや漫画版AKIRA)、そしてその時代を感じさせる数々のサブカル(新海誠がポスト宮崎駿と呼ばれた頃、シン・ゴジラ……などなど)
そして一緒に鑑賞した友人が言って僕がハッとしたのは、
「お互いに好きとか愛してるとか一回も言っていない」ということ。
それでもお互いに愛し合っていたということがわかる絵面の作り込みが本当に素晴らしかったです。
予告でも、本編の最初でも、お互い別れることが確定しているからこその大きなカタルシスと余韻が残るのも魅力。
【4つの赤】
本当に僕の勝手な解釈です。
タイトルにもあるこれらは、あまりに僕たちにとって日常的なものだけど、「観客」という立場から、「映画」という長期スパンで見れば2人の関係性において決定的な要素だと思います。
①最初のキスの「押しボタン式信号の赤」
起承転結の「起」です。
2人を一定の場所に留まらせてくれた、赤信号は「ロマンチックな要素」とも取れますが、赤信号の意味は当然「止まれ」です。その直後に海に行き、完全に伏線とも取れる絹の語りで不穏な空気が流れます。ですが2人の愛し愛されっぷりは凄まじく、どこからどう見ても順風満帆な日々を過ごす様子が描かれます。
②絹が麦の内定決定の電話を受けた、「バーの照明の赤」
「承」です。
2人からしたら「これで双方無事就職!」と、幸せなシーンですが、この就職がきっかけで2人の考え方や価値観のずれが日に日に広がっていきます。
麦「もう俺たちは学生じゃなくて責任を持つ大人、現実を見ろ」VS 絹「私は私がやりたくないことはやりたくない、私たちは自由に生きれる」
という対立構造すらできてしまいます。そしてそれは麦の先輩の死によって、もはや争いどころか諦観に変わります。
③友人の結婚式の後の「赤く光る観覧車」
「転」です。
友人の結婚式を見た2人は別れることを決意し、皆が二次会にいく姿に背を向けた先にある観覧車に乗ります。
絹「観覧車乗ったことないの?」、麦「ない」(こんなニュアンスの会話です)もうこの時点で「私たちはなんでも同じ、気の合う2人」という関係は完全に死んでいます。
それから2人で築き上げた思い出の話をします。
④「ファミレスの手前の赤信号」
ついに「結」です。
別れ話を始め、なかなかお互いに「別れよう」と言い出せないし、なんなら最後の最後まで言いません。
結婚して子供を産めば元の関係に戻れると現実味のない話をする麦、現実を見て完全に腹を括った絹
という構図が生まれ、これは②の2人の価値観とは真逆です。ところが過去の自分たちと似たカップルの姿を見て泣きながら外に飛び出し、結局赤信号の前で抱きしめ合って関係を終わらせる…といった①とは場所は似ていても真逆の状況。
そして最後は2人ともまた「必ず終わる恋」をしていて、そこにもう未練などないといった比較的幸せなラスト。でも観客の僕たちからしたら、とんでもない重い余韻と、「恋って何?」という大きな宿題を残されて終わるなんていい迷惑だわ!!!!といった気持ちでございます。
2021年が始まって間もないですが、早速今年ベスト作品に出会えたと思います。
ただ、カップルで見るのは…お勧めしません。
カップルで鑑賞される方注意!!
思ってたのと違うとはなったけど、良かったです。
どこにでもあるような恋愛模様。
それなのにこんなに評価が高いのはストーリーの構成やテンポ、キャスティングだと思います。
恋愛ってほとんどの人が経験してること。なのでどこにでもあるような恋愛の形だからこそ、感情移入しやすい。いい場面ごとに男女それぞれの心の声を聞けることで、「あぁ、わかるわかる。」「そういうことあるよねー」って感じになりました。
何より演技力のある俳優さん達だったから余計に良かった。
そして私の大注目中の清原伽耶ちゃん。出演することは知っていたのでいつ出てくるんだろうと思ってたら、とてつもなくいい場面で登場。この場面が一番響いたし、この子たちの恋愛はどんな形になっていくんだろうと想像を掻き立てられました。
この映画とても良かったのですが、タイトルにも書いてる通りカップルで観る方は注意が必要かもです。特に付き合いたてのカップルとか。
映画が終わって館内が明るくなった時、周りのカップルを見渡してしまったのはたぶん私だけではないはず笑
あるカップルは苦笑いでした笑
さっぱりしてていい
恋愛映画って基本的に観ないのですが、映画評が良すぎてつい鑑賞。
特に何にもおきないところがいいですね。
普通の付き合いだと不治の病だとか不慮の事故とかの派手なあれこれなんてなくて、せいぜい浮気程度のエピソードで別れる別れないってもめるよね。
ここまで趣味志向が一致してたら一緒にいて本当に楽しいと思います。同じところで笑えて、同じところで泣けて。
でもそこまで同じだったから違ってくるのが辛くなっちゃうのよね。
「なんで結婚しなかったんだろ」ってスクリーンを後にしながら女子達が話してたけど、お姉さんが教えてあげよう。結婚するなら半分だけ一致してるくらいの人じゃなきゃ無理なんだよ。
同棲してた事のある人なら「私たちどうして別れちゃったんだろ」って自分事として胸に迫ってくるものがあるかもね。
この二人は再会しても手を振って別れられるってとこがさっぱりしてていいね。
有村架純ちゃん可愛い!
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