「時代を象徴するカルチャーは入ってるけど」花束みたいな恋をした みゅーさんの映画レビュー(感想・評価)
時代を象徴するカルチャーは入ってるけど
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開始15分か20分くらいで、主人公2人の学生特有の自意識感とか恋の盛り上がりとかチープで生々しくて観てられない、、、と思ったんだけどせっかく借りたので幸せなシーンすっ飛ばして個展で友達に紹介するあたりから鑑賞。
そこからは人生のイベントに沿って大人になりきれない2人の不器用な恋愛が描かれてて、なかなか良かった。好きだった本や映画も入ってこなくて、パズドラで無になる気持ちもすごい分かる!社会人になって忙殺された時代を過ごした人ならこの恋愛のすれ違い、あるあるだなぁって。
だけど、なんか細かい実名で小説、漫画、時代に合わせたカルチャーで雰囲気作りをしてるわりに何故かリアリティ感じない…
周りのゆとり世代って、もっと達観して学生時代から人生諦めてるというか、もう少し上手く立ち回れるし、恋人との将来性とか早くから考えてたり。
就活諦めてフリータースタートとか、広告代理店両親を他人行儀にみる感じとか、きぬちゃんののんびり具合が現実味うすい気がして、なー。
あと2016年から2019年の雰囲気がなんかもっとひと世代前に感じる。40代が昔を思い出して時代背景とすり合わせて作りました感がある。
青春時代思い出すには切なくて苦い映画。ハッピーじゃないけど、色んな世代に刺さりそう。
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