「リアル感」花束みたいな恋をした ぬーぴーさんの映画レビュー(感想・評価)
リアル感
恋愛映画でカップルの話であり、日常や時の流れがリアルだからこそ派手さは無くても親近感を感じた。自分は経験してなくても友達の日常を見ているような感覚だった。
私自身学生かつ舞台となっている地も知っているためよりリアルを感じたんだと思う。
テーマは恋愛だが、私は人の価値観とか知らぬ間に過ぎる時の流れの方が印象に残った。仕事や生活に対して色んな価値観があるし結局人次第だから正解は無いのだけれど私が就職活動を少し前に経験したからこそ、この映画で再び仕事などに対する価値観を考えるきっかけになった。時の流れに関しては気づいた時には学生の時のような純粋な気持ち、雰囲気は消えていくんだという現在学生の私にとっては恐怖があった。だが、その間に様々な苦しみがあっての絹と麦の二人だから置かれる環境や時間が色んな意味で中身の濃い人間になるのだなあと思った。
作品の内容がリアルだからこそこれからを考えるきっかけにもなり良い映画だと感じた。
コメントする