「サブカルチックな商業映画(褒め言葉)」花束みたいな恋をした ぺこちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
サブカルチックな商業映画(褒め言葉)
脚本が『最高の離婚』や『カルテット』の坂元裕二さんということもあり、格言めいた言葉が散りばめられていて、観心地が良かった。
映画全体的な内容は他の方も言われている通り、二人が出会って別れるまでの『リアル』なラブストーリーなのだが、使われている美術作品などが明らかに高級でとてもフリーターの二人が買えるような物ではない『理想』な暮らしを体現しておりそこもまた、あくまで映画の世界だと認識させられ興味深かった。
また、小説や音楽が好きだと豪語する人が好きになりそうな、小説や音楽の固有名詞がこんなにふんだんに使われて、売れないわけがないと思った。
自分自身、同じ時代に学生で小説に出てきそうな出会い方、夜な夜なお互いの好きなものを語り合う恋愛を体験した淡い思い出が蘇り、帰り道は少し胸焼けがした。過去の恋愛を思い出して同じような気持ちになった人は少なからずいそうだな...。
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