「調布で見られて良かった」花束みたいな恋をした またぞうさんの映画レビュー(感想・評価)
調布で見られて良かった
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突然妙な思いつきを互いに言い合ったり坂元裕二度は十分なんだけど、延々自分語りをするようなコテコテ感はない、うまいバランスで一般的エンターテインメントに落ち着いている。褒め言葉です。
聞くともなく聞こえてしまう前情報で見る前から終わってしまう恋の話と知る。辛いのは嫌だなあと思いつつもファーストシーンで二人が再会する所が面白く描かれていて、安心して映画に入っていくことができた。
「劇場」と違って住む部屋も景色も明るい中、菅田将暉と有村架純の絶妙な演技でまさに今そこにいる普通のカップルの数年間が描かれる。カメラマンの先輩や友達、さわやか、同年代のドライバー、多摩川、パン屋。オダギリ。いくつもの挿話を通して流れる時間、心地よく巻き込まれているうちに漂う倦怠感。(あと何か大事なことを思ったのだが忘れてしまった。)
別れることを決めた後、吹っ切れた2人が爽やかに描かれるのも良い。ここのところ恋愛映画はあまり見てないし、同じ映画を2回以上見ることは滅多にないんだけど、久々、またいつか見るだろうなと思った。
あと、清原果耶の登場は知らなかったのでまさに眼福(笑)。この子もうまいなあ。
追記:麦の好きな言葉「バールのようなもの」(笑)
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