「未熟」花束みたいな恋をした Kくんさんの映画レビュー(感想・評価)
未熟
本日前からずっと気になっていた「花束みたいな恋をした」を見てきました。
知人から感動した、悲しくも嬉しくもないなんとも言えない涙が出たと聞いて期待十分で見てきました。
感想は結論から言ってしまうと「悔しい」という感想が1番強かったです。その理由は正直一切共感できず甘泣きまでしか感情が到達しなかったことです。世間ではすごい泣けると言われている作品だけあって泣けない自分が悔しいと思いました。
感情移入ができなかった理由は花束みたいな恋をしたみたいな恋愛経験がないからだと思います。自分はまだ10代ということもあり理想だけしか見れていない恋愛経験しかしたことがなく、本作品のように理想と現実が交差する恋愛経験がないから感情移入ができず只呆然と見ていて最後のカフェのシーンでぐっと何か胸に刺さることしかなく、それも何か分からず複雑な気持ちで見終えました。
自分がまだまだ未熟な子供だと思わされました。今までどこか大人げた気でいた自分が恥ずかしかったです。
作品自体はとても素晴らしいものだと思います。菅田将暉さんと有村架純さんの芝居は自然そのままで2人のストーリーにずっと入って見れましたし、脚本家の坂元裕二さん、監督の土井裕秦さんも流石だなと思いました。
この作品を見てもっと色々なことを経験して人生をより充実させていきたいと思いました。
いつかまたこの作品をみて感情移入できるように、最後のカフェのシーンで胸にグッときたものが何だったのか知れるように。