「恋愛映画の傑作」花束みたいな恋をした あいわたさんの映画レビュー(感想・評価)
恋愛映画の傑作
恋愛映画というと時間のある学生かニート・フリーターと相場は決まっているが、この映画は学生から始まりつつも、就職した2人のすれ違いを描くところが非常にリアル。
情熱の吐露も無く、淡々と進む印象だ。それでも、お互いのモノローグが交互に入れられ、最初は阿吽の呼吸だった2人の間に微妙な距離感が出来ていく様を、非常に丁寧に丹念に描いていく。
楽しかったから今日こそ別れようという2人。別れ話をファミレスでする2人のすぐ近くには、かつての自分たちの様な恋の始まりを感じさせる大学生カップルが。幸せな2人の軌跡を思い出しながら、若い2人の幸せを願いながら、それでもハッピーエンドにならなかった痛みを感じる。これは切ないですね😭
これは凄い作品だったけど、恋の始まりで観れるデートムービーでは無いですね。一人でじっくり味わって欲しい作品。
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