「とても心地良い時間でした」花束みたいな恋をした 白波さんの映画レビュー(感想・評価)
とても心地良い時間でした
導入こそ「いや、そんな偶然出来過ぎでしょw」ってなりますが、そもそも人と人との巡り合わせって本当奇跡みたいなものだから決して大袈裟で無いのかもしれませんね。
また映画やサブカル好きにはクスリとさせられる要素が盛りだくさん。観ていて「自分ちの本棚とも一緒だわw」って人多かったんで無いでしょうか?ぼくはちょいちょい被ってました。
特に押井のくだりは本当に吹きましたw
物語はとても真っ直ぐなラブストーリーですが、それでいてベタベタな作りでないのも良いんですね。
観ている側からも頷くことが多く、まるで自分の思い出を振り返っているよう。
男女問わず実にわかりやすく、響くというより染み入るような感じでした。
また主演の二人が実に良い空気を作るんですよね。
その二人に寄り添うような音楽も、とても自然で良かったんです。あえて見せ場を作るような音で無いのが実に良い。
すっかり飽和しているであろうラブストーリーで、こんな素敵な作品に出会えるとは思っていませんでした。
本当、花束のような作品でした。
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