「恋もコーヒーも苦いぐらいが丁度いい」花束みたいな恋をした サプライズさんの映画レビュー(感想・評価)
恋もコーヒーも苦いぐらいが丁度いい
試写会に当選し、先週見る予定だったんですが.....
絶望しました。よりによってこのタイミングかよと。悔しくて悔しくてたまらない時に、なんとイオンシネマ公式Twitterが「ワンデーフリーパスポート復活!」と発表。発狂しました。ということで、1本目はこの作品にしました。上映開始ギリギリだった...危ねぇ。座った瞬間に有村架純が話し始めました。
あー、最高に面白い!
ラブコメ?では無いと思うがクスリと笑える場面が沢山あり、恋愛映画としても非常に上品で美しい作品だった。
カラオケ屋っぽくないカラオケ屋に行きたくもないのに誘われた絹(有村架純)。こちらも同じくほぼ誰も知らないカラオケ行くはめになってしまった麦(菅田将暉)。2人は終電を逃してしまい、押井守を通じて親交を深めていく。
基本的に2人それぞれが自分の思いや考えていることを小説の主人公風に心のなかで語っていく。絹目線麦目線と切り替わったり、考えていることが同じで知らぬ間に噛み合っていたり。思わずニヤッとしてしまうし、微笑ましくて心温まる。
爆笑まではいかないものの結構笑える。
特に1番笑ったのは「"はいUNOって言ってない〜。2枚追加ー"ってやつが嫌いです」ってのが共感しすぎて超笑いました笑笑笑 今年見た映画一の笑いでした
2014年に起こったこと、2015年に起こったこと、と言った感じに年ごとに起きた出来事をサラッと口にするので懐かしいと思いつつ、確かに時が進んでいることを感じさせる。すごく上手い手法だな〜
他にも数え切れないほど小ネタがあるので
予告ではThe・王道恋愛映画って感じだが、案外全然違う。恋愛だけでなく、生きることの難しさや夢を仕事にする過酷さなどを描いているので普段恋愛映画見ないよって人でもオススメ。むしろカップル向きでは無いかもしれない。痛いところついてるし、結構マニアックな本や映画。言わば架空OL日記のような映画です
所々で映し出される菅田将暉のイラスト、時を重ねる内に変化していくお金、ファミレスで働くお姉さんの歌手活動などなど、小さなことがラストになると感動に変わる。細かな演出まで素晴らしい
ただ、親が同居している家にやってきたシーンあたりからテンポが悪くなる。笑えるシーンも減り、倦怠期に突入するが呆気ない感じで終わってしまい微妙だった。
あと、予告で使われている曲?が流れていないのにはびっくり。インスパイアソングって言うんですね、予告だけに使われる音楽のこと。それはいいとして、エンドロールは寂しかった。涙がギリ出らず終い。
んでも、すごくいい映画でした。
とりあえず、今年ナンバーワンでしょう。
余韻が心地良く、今でも残っている。あぁ、良かったなぁ、、、
コメントありがとうございます!
ホントショックでした...
舞台挨拶中継はいいですよね!しかも、今回の舞台挨拶では両者互いの映画について触れたらしいですね〜!
こんばんは、
試写会、残念でしたね。
私はコロナ禍の副産物(?)舞台挨拶中継に感謝。綾野剛兄さんと菅田くんをでっかいスクリーンで続けて拝めて、花束みたいな一日になりました😊