劇場公開日 2021年1月29日

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「始まりはいつも終わりの始まり」花束みたいな恋をした 重さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5始まりはいつも終わりの始まり

2021年1月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

菅田将暉扮する山音麦は、終電を逃した事をきっかけに有村架純扮する八谷絹と出会った。価値観が似ていた事からふたりは付き合い始めた。「始まりはいつも終わりの始まり」と言う詩も紹介されていたが、昔から同棲と言う言葉はあったけど、いかにも安易な今どきの同棲は昔とは違う様な気がする。
麦曰く、生活する事は責任だ!と言うセリフがあったし、麦は結婚を望んだりもした。身近な私生活においても同棲から結婚に踏み出すタイミングで相談を受けたり女性の両親に挨拶に行くのに悩み始めた男性の話を聞いた事があるが、私に言わせると麦の場合は就職が決まった段階で何とか結婚に踏み切るべきだったよね。同棲と結婚の考え方が男女で違っても、一生を添い遂げる覚悟を決めてプロポーズするのは男性であるべきと思う。甘い恋愛も生活が入ってくると、現実にさいなまれる事が出て来るから何とかふたりで乗り切る努力が出来るのは結婚して子孫を作ると言う意識から始まると思う。菅田将暉と有村架純は悪くなかったけど、この映画の展開では単なるその辺にありがちな話になってしまったんじゃないかな。
ところで、映画前半の最寄り駅は京王線名大前駅であった事からすると、麦は明大生かと言う感じで、綺麗になった名大前駅とともに我が青春時代をも懐かしく思えたのは良かったね。

重