「嫉妬!やっぱり坂元裕二さんだな〜」花束みたいな恋をした よしさんの映画レビュー(感想・評価)
嫉妬!やっぱり坂元裕二さんだな〜
花束みたいな言葉の数々、やっぱり坂元裕二なんだよな〜。流行りものポップカルチャー引用&時事ネタ満載だけど普遍的、こんなの嫉妬する。時間経過を表すナレーションなんかは、紛れもなくぼくの大好きな坂元裕二節。リアル(ex.『ゴールデンカムイ』)実名登場の嵐がその時代を知っているものとして共感ポイント上げる。「偉い」「おかしい」「何も感じない人だよ」の差異を伴う反復に、靴などの小物使い。「さわやか」!ハンバーグ食べたい!サラッと静岡!Awesome City Clubの刷り込みがもはや癒着サブリミナル効果。それに対して『希望のかなた』は本当に良い映画。「パズドラしか!やる気しないの!」は名台詞・オブ・ザ・イヤーか。「もうなんかどうでもよくなった」という温度差。羊文学いいよね。無理なのは分かってるんだけど、僕も坂元裕二さん脚本で恋愛モノ演じたいっすね、そんな気分にもなる。
架純と将暉が恋をしたら…。あえてカリスマ性を押し殺すように平凡な菅田将暉の髪型はちょっとカツラみたい。そんな将暉が社会に飲まれる。架純も苦労する。だから、2014年のワールドカップでブラジルがドイツに7点取られたのよりはマシだって思うようにしている。主人公たちが終盤ファミレスの若者に若かりし頃の自分たちと重ねるように観客もまた自分たちの経験・体験を重ねる。けど、大学の授業サボってセックスしてる連中マジでくたばってくれ。二人ともバイトしながらダラダラ同棲とかしてみたい。そして謎にお金発生してるんかってくらいのジョナサンの主張!よーし、コロナ終わったらライブ行くぞー!!あ、下心とかじゃなくって…。にしても最後までイヤホンって物持ち良すぎる。きのこ帝国の解散、多摩川の氾濫、そしてグーグルマップ。かわいい手描きの絵のタッチとかオシャレが鼻につくのは確か(普段はこういうの大好き)。出たなリトルモア。