劇場公開日 2020年10月23日

「アイドル映画初鑑賞でした」オレたち応援屋!! ゆっこさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0アイドル映画初鑑賞でした

2020年10月24日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

幸せ

鑑賞し終わったあと、ほっこりできる娯楽映画。
眉間に皺寄せて「これは現実へのレトリックだ」的な、不都合な現実への問題提起など求めてはいけない。
ただ、A.B.C-Z演じる5名の登場人物の営む「応援屋」は、むしろこれから若者が生存戦略に起業する際にも参考になるかもしれない、などとも思う。
そういう意味では、とても現実的な作品でもあると思う。
ひとつボタンをかけちがうと殺伐とした物語になりそうなところだが、対話が成立する人々によって紡ぎ出される世界は温かく優しいと気づかされる。
ご都合主義的な展開が無くはないが、そこは演者の力量で回収されているように感じた。
見終わったあとの余韻は、まさしく応援されたようなほっこりしたものだった。
登場人物が圧倒的に男性が多く、若い女性が少ないのはボーイズ・ラブの設定のようなものかと感じた。
登場人物設定に余白のある作品なので、何度も鑑賞することで、サイドストーリーを想像するのも楽しそうだ。
コロナ禍対策で大声で笑えなかったのが残念。
期間限定でメイキング映像も鑑賞できた。お得感満載である。
ぜひ、A.B.C-ZやJr.ファン以外の方にも楽しんでいただきたい作品だ。

ゆっこ