劇場公開日 2020年2月14日

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「撮り方って重要」1917 命をかけた伝令 ケンさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0撮り方って重要

2023年8月1日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

単純

寝られる

撮り方って重要なんだなぁと改めて思いました。

二人の末端兵が伝令を伝えに行く、というもの。内容自体は単純。
カットが少ないなーって思ったら、ワンカット風の映画だったと最初は驚き。

ただ、それゆえに単調。ただ単調。
ほぼ同じ構図で、淡々と話が進む。
カットがないから、2時間くらい歩いた先での出来事にしか思えない。
「かめrを止めるな」とかもノーカットだったけど、あれはリアルタイムで物語が進んでいることに矛盾がないから受け入れられる。ノーカットの時間もそこまで長くなかったし。
でもこの話は24時間をノーカットで2時間の映画に納めてるから、なんかみてる側としてズレを感じる。
暗くなったり明るくなったりで時間経過は演出してるけど、舞台転換や時間経過、話の切れ目を演出するカットシーンがないから、なんか不自然に時間が経過してるように感じた。
話の内容よりも、主人公が不意にカメラから外れるシーンとかで「あー、ここで繋げて編集してるのかー」とか、そういうくだらないことの方が気になった。
転換や仕切り直しがないので、物語の盛り上がりもイマイチ欠ける。変調があったの最後くらいじゃないかな。

技法込みで評価しても半端な評価だし、技法抜きにしても内容が単調だから半端な評価になると感じた映画でした。

ケン