「ワンカット風である必要性が希薄で残念」1917 命をかけた伝令 桜滝さんの映画レビュー(感想・評価)
ワンカット風である必要性が希薄で残念
全編ワンカット風であることにより、技術的には感嘆する場面が多数あった。
3D技術も上手く駆使した映像トリックは非常に見ごたえがあった。
しかし、それだけ。
現実の時間軸と異なるため(2時間で1日弱分程度)、むしろワンカットであることに違和感があった。
時間軸の短縮によって、距離・感情も短縮・簡略化されるため、ずっと変な感じが付きまとってしまい、技術的面以外に関心が向きづらかった。
シーンごとに切ってもらったほうが良かったとも感じる。
非常に意欲的でよかったと思うが、テーマ設定を2時間のものにして欲しかったというのが正直な感想。
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