「迫真の映像体験がもたらす戦争の虚しさ」1917 命をかけた伝令 野々原 ポコタさんの映画レビュー(感想・評価)
迫真の映像体験がもたらす戦争の虚しさ
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友を失い、いのちをかけて、戦場をかけて、
戦闘中止の伝令を告げても
それは一時的なもので、戦争は依然終わらない…
身命をとして行き着いた先は
戦争を止めた喝采の讃美ではなく
いつまでも続く戦争の虚しさ…
一兵卒の刹那的な
不安と緊張、攻撃性と優しさ、地獄と安らぎ
まさに〈春と修羅〉のような語り口。
それを緩急をつけて、
息を飲むような美しいルックで魅せていく映像…
「このカメラワーク!どうやって回したの?」と思う
引きと寄り、客観と主観の切り替わりの映像演出の勝利!
リアルタイムで刻々と様変わりしていく映像演出の勝利!
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