「感情を揺さぶられる映像表現と演者の底力に圧巻」1917 命をかけた伝令 月子さんの映画レビュー(感想・評価)
感情を揺さぶられる映像表現と演者の底力に圧巻
日本映画は戦争を美徳として描く節があるので、時々嫌な気持ちになります。
戦争映画だからと言って、偉大な英雄を仕立てあげなくていい。この映画は、ただの若い兵士の側で見守り感情を共有しながら鑑賞できた素晴らしい作品でした。
戦争の虚しさや残酷さ悲痛な叫びが聞こえてくるリアリティーで演者にも拍手喝采。
「時間」が最大の敵と言うフレーズのように、まるで密着ドキュメントとして緊張感と臨場感が怖いくらい伝わる演出に感涙。
本当であればこの作品がアカデミー賞作品賞を獲るべきものではないかと思います。
ただワンテイクが長いので、人により一緒に疲弊してしまうかもしれない。
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