「映画史に残る奇跡の傑作」1917 命をかけた伝令 エロくそチキンさんの映画レビュー(感想・評価)
映画史に残る奇跡の傑作
第一次世界大戦中の1917年4月6日、イギリス軍は飛行機の偵察によりドイツ軍の撤退が罠であることを知り、最前線の部隊に明朝の攻撃を中止するよう、若き二人の兵士に伝令を命じた。
カメラはこの二人の兵士の一日に密着する。観る我々もどこに潜むか知れぬドイツ兵に怯えながら戦場を前進することになる。
全編ワンカットということで緊迫感、臨場感は半端ない。「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」などと同じ擬似ワンカットではあるが、驚異的な長回しに偽りなし。ホントよく撮ったと。
前線の司令官を演じたカンバーバッチの言葉はまさに戦争哲学。このドラマティックな一日のあとも戦争は続く。間も無く次の攻撃命令が出るだろう。
う〜ん、気が早いが今年のベストテンではなくベストワン候補だ。
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