「蛇足かもだけど登頂後が欲しかった」イーディ、83歳 はじめての山登り しんしろさんの映画レビュー(感想・評価)
蛇足かもだけど登頂後が欲しかった
クリックして本文を読む
イーディーと家族やジョニーと家族のいろいろが描かれたからこそ、登っておしまいってのが正直残念だった。
ボートのオールが無くなり、テントが飛んで、重い荷物を捨て、ただ自分の決めた目的のために邁進するイーディーは、戻る事なんて考えていなかったのかもしれない。死ぬ気ではないにせよ、後の事はどうでもよかったのかな。でも見ているコッチとしては、イーディの娘やジョニーの婚約者の気持ちもわかるから…。
30年間愛情の無くなった旦那の介護に明け暮れ、その原因となった山に登るのは、吹っ切れたからなのか、向き合えたからなのかは分からない。でも旦那に加えて、娘ともすれ違ってそのままだと、チトせつないすぎ。だからもう少し先が見たかった。欲を言えば、幸せになった先が見たかった。ジョニーの感じていた閉塞感のその後も見たかった。
あとあの山男は、飯は食わせるけど止めはしないのね…。
コメントする