劇場公開日 2021年1月8日

大コメ騒動 : 特集

2020年12月28日更新

ざけんなよ!!!!! ~私たち、ブチギレてます~
不満とストレスを一気に解消してくれる痛快エンタメ!
2021年はこれを見て、スッキリ年始めしませんか?

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新型コロナウイルスの感染拡大により、2020年はもう散々だった、という人も多いのではないでしょうか。勘弁してほしいほどの経済的ダメージを食らったり、思いっきりレジャーを楽しめなかったり、大切な人にもなかなか会えなかったり……。

なんなら「残念」「がっかり」を通り越して、「んもおおおお、ふざけんなよーーッッ!!」と怒りに打ち震えることも多かったのでは。1年を通じて溜まりに溜まったフラストレーションは、映画を見て、目から耳から全身から追い出しましょう。

2021年1月8日から公開される「大コメ騒動」は、観客がそれぞれに抱えるストレスを一気に解消してくれる痛快エンタテインメント作品です。生活に困窮する女性たちが、我慢の限界の果てにブチギレ、やがて“超・格差社会”を変えるほどの行動に出ます。

この特集では、本作の魅力を「物語とテーマ」「クセが強すぎるキャラクター」「女性たちがブチギレた理由」の3つを軸に紹介していきます。2021年はこれを見て、爽やかな気分でスタートしませんか?


【予告編】 もう我慢できん!! 健保もない、年金もない、明日食べるお米もない!

【作品概要】超格差社会を変えた、女性たちの実話
ラスト10分… 一気にストレスが解消されます!

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[物語]ふざけんなよ!! 暴騰する米を買えない女たちがブチギレ!

まずはストーリーをご紹介。舞台は今から約100年前の1918年(大正7年)、第一次世界大戦が佳境を迎え、スペインかぜも流行の兆しをみせていたころです。

富山県のとある漁村では、女たちは家事や育児に追われながら、家計を助けるため過酷な重労働に勤しんでいた。彼女らの目下の悩みは、毎日上がっていく米の価格。夫や子どもたちに米を食べさせたくても、高くなりすぎてとても買えない日々が続いていた。

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そこで松浦いと(井上真央)ら女性たちは徒党を組み、米屋に「米をこれまでと同じ値段で売って」と嘆願に。しかし門前払いを食らい、あろうことか集団のリーダー格である“おばば”(室井滋)が逮捕されてしまう。それでも米の暴騰は続き、追い打ちをかけるようにある事故も発生。女性たちの怒りのゲージは米の価格を凌駕する速度でMAXに達し、とんでもない事態に発展していく――。

主人公いとをはじめ、女性たちに不条理や苦境が降りかかる様子は、見ているこっちもムカついてくるほど。登場人物を通じて観客の胸にも不満は溜まっていき、やがて両者の心境はピタリと一致するのです。「もう我慢できん!」と。

ラスト10分の展開は特に要注目。女性たちの怒りが弾けに弾け、あまりに痛快なシークエンスが映し出されます。それを見れば、日々のストレスが、まるで火山が大噴火を起こすように一気に放出されることでしょう。

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[テーマ]なぜ今、米騒動を描くのか? 女性が、民衆が世界を変えた“革命”

お察しのとおり、本作は社会科の教科書にも登場する“米騒動”が題材です。1918年の米騒動を現代で映画化する意義とは、一体なんなのでしょうか?

まず、1918年と2020年は共通点が多いです。前者はスペインかぜ、後者は新型コロナウイルスと、世界的な感染症の流行という世相。次に、労働者たちの経済的ダメージが深刻である(前者は米価格の暴騰、後者は経済活動の自粛により生活が困窮)一方、資産家は変わらず利益を享受し続けていること。ふたつの時代はまるで合わせ鏡のように重なり、あるメッセージを投げかけます。

現在の私たちは、経済的・精神的に暗澹たる毎日を過ごしています。ところが100年前の女性たちは、今の私たちと似たような状況ながらも、勇気を奮い立たせて苦境を打破した――それは言うなれば“民衆による革命”なのです。

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[監督は本木克英]笑って興奮してスッキリする「超高速!参勤交代」の系譜

メガホンをとったのは、「超高速!参勤交代」シリーズの本木克英監督。日本アカデミー賞の優秀監督賞に2度も輝いた名匠が繰り出す物語を見れば、自分の心の中に溜まっていた黒い感情が解放され、気持ちが浄化され、とびっきりの勇気がもらえるのです。

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それは、以下の作品たちとよく似た感情でもあります。江戸幕府から無理難題をふっかけられた弱小藩が、通常の半分の日数で参勤交代する様子をコミカルに描いた「超高速!参勤交代」。江戸中期、重税にあえぐ町人たちが起死回生の秘策で困窮を解決する「殿、利息でござる!」。限られた予算内で仇討ちを果たそうとする金欠&ワープア赤穂浪士たちの苦労を描いた「決算!忠臣蔵」。

昔の人たちは現代の私たちと似たような悩みを抱えていて、それを驚くべき画期的な方法で解決していた……。上記の作品と同じように、本作は興味深くて、笑って興奮できて、鑑賞後はスッキリとした気分に浸れるのです。


出てくるキャラクター、みんなクセがすごすぎる!
主演・井上真央ほか、女たちが八面六臂の大暴れ!

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[主人公の目がすごい]今回の井上真央は表情で勝負! 自身最高の“汚し”に注目

物語を支えるキャラクターも大きな見どころ。まずは主演・井上真央。今回は10代で出演したTBS系ドラマ「キッズ・ウォー ざけんなよ」よろしく、内なる強い力に突き動かされて行動に出る主人公・いとを体現します。

全編通じて、その“表情”に注目です。いとは学があり、村の子どもたちの憧れ。しかし自信のなさゆえか、周囲の人々にうまく考えを伝えられず、何をやっても空回りばかり。彼女の上目遣いの眼差しや、ふてくされたような口元で表現するのは、作品のテーマである怒りや不満です。

さらに“井上真央史上、最高レベルの汚しメイク”と言われるほどの、気合いの入った日焼けメイクも見もの。本作の井上の魅力は、時間を追うごとに徐々に変化を見せていきますので、じっくりと注意深くご堪能ください!

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[おばばたちがすごい]室井滋&夏木マリ! ひと目でわかるただならぬ存在感!

脇を固めるキャラクターも、そろいもそろってクセがすごいです。特に室井滋演じる“おばば”のインパクトは極大で、出てくるシーンがすべて面白い。争いごとがあればどこからともなく姿を現し、鳥の巣かと思うくらいボサボサな髪の毛を振り乱し奇声を発するのです。

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「おや、狂人?」と思いきや、実は村の長老的な存在で、発言の影響力はかなりのもの。どんな状況でも彼女の一言が空気を激変させ、煮詰まりまくった困難もあっという間に解決してしまいます。そんな“おばば”が逮捕されたことにより、おかか(村の女性たち)は苦境を強いられ、主人公いとが状況を打開するために一念発起するのです。

さらに、夏木マリ扮する松浦タキも印象的。いとの義母であり、農村からやってきた嫁(いと)に漁村での暮らし方を厳しくしつけます。いとの成長をつぶさに見守っている、よき理解者でもあります。どことなくパンキッシュなタキとのやり取りを通じて、いとの心境に革命的な変化が生じていくことが大きな見どころです。

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[出身地がすごい]キャストは富山出身者だらけ! あと主題歌のクセもすごい!

そのほかの出演者には立川志の輔、左時枝、柴田理恵、西村まさ彦ら。彼らをはじめ本木監督や室井滋も、物語の舞台である富山県出身者です。その土地で育った実力派の面々が集い、“おらが村”の物語を心から演じることで、作品に無二のリアリティを付与しているのです。

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さらに、製作陣の細部のこだわりも見逃せません。主題歌は「米米CLUB」が担当しています(米つながりだ)。楽曲のタイトルは「愛を米て」(米ばっかりだ)。エンドロールで石井竜也のコブシのきいた歌声が流れた瞬間、鑑賞後感がさらに上質なものになるので、最後まで席を立たないことをおすすめします。


これはきつい…民衆たちがブチギレる理由とは?
おかかたちに降りかかる危機を“ちょっと見せ”!

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最後に、読者の皆様に本作で巻き起こるドラマを具体的に想像してもらえるよう、「おかかに降りかかる危機」をまとめた以下の動画をご紹介します。

これで予習・復習すれば、「大コメ騒動」を200%楽しむことができますので、ぜひご覧くださいませ!


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