劇場公開日 2021年1月8日

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「リアルに描いたが故に・・面白おかしくもあり、つまらなくもある。」大コメ騒動 満塁本塁打さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0リアルに描いたが故に・・面白おかしくもあり、つまらなくもある。

2021年1月10日
iPhoneアプリから投稿

大正時代、米騒動で内閣は倒壊するわ、今の高校野球に相当する大会も中止、

教科書でも岡本一平の新聞漫画でお馴染み。ただ、確かにシベリア出兵の影響と投機筋の動きによる米価高騰はあったのでしょうが、実際は映画に描かれているように「暴動」というほどでもなく、富山の漁師町の女房の、いわば日常である困窮を、大阪から記者が来たもんだから
いわば必死のパフォーマンスを大阪の大新聞社が面白おかしく広めたものだから、全国に広まって・・警察も女相手に強硬手段に出るわけにも行かず・・・
と言ったところなんでしょうね。そこのところリアル。いい意味でも、悪い意味でも。当時は新聞しか報道がないから伝播力も半端なかったのですね。富山の薬売りによる伝播もあったのでしょう。

井上真央が主役で小汚くてリアルでいいが、室井滋のおばばがパンフレットの解説から引用すると「神がかっている」柴田理恵ももっと出番があっても良かったのに、この2人はじめ富山出身者が頑張っている。

ヘタな作為的盛り上がりが無いのは、歴史好きの私的には非常に好感持てました。
ただ疲れている時観る映画ではないね。

満塁本塁打