「誰も強くなんかない、ただ強くなければいけないだけ。」大コメ騒動 フリントさんの映画レビュー(感想・評価)
誰も強くなんかない、ただ強くなければいけないだけ。
米を買いに行く話
日本食の要である米がどれだけ大事か、そして家庭を守る女性がいかに強いか改めて考えさせられた。食べ物の輸入率が高い今の日本に不安を感じつつ鑑賞。
タフな女性がわんさか出てくる映画はあんまり見たことないのでとても新鮮でした。
主役の井上真央が芯のある美しさ
カリスマがありつつ厄介者のおばば役の室井滋の強さと頼りになる風格
夏木マリの多くを語らないが支えてくれる姑
その他、※屋のクソばばぁ、近所の奥さん方、とにかく強くてカッコいい人ばかり。
女優陣が生き生きと演技していて奥底から湧き上がる力強さを感じた。
富山弁も見て聞いて楽しかった。
立川志の輔の語りもよかったのですが、時折画面にも出てきてあまつさえ観客に語り掛けてくるのはちょっと違和感があった。かかぁたちが頑張っているのを高見の見物して語るので正直イラっとしてしまった。
全体的に面白かったので時間を作ってお母さんと一緒に見たい作品でした。
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劇中セリフより
「米を旅に出すな」
米がなければ戦争はできない、外にちょっかい出す前に自分の周りを豊かにすべきなのかも知れませんね。
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