「これは心にじんわりと染み入る逸品」ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像 エロくそチキンさんの映画レビュー(感想・評価)
これは心にじんわりと染み入る逸品
老いた美術商の人生最後の大勝負。ロシアの画家イリヤ・レーピンが描いたと思われる『キリスト』を借金してまで買おうとする。贋作かもしれないのに。
静かな作品なのに終始心がざわついた。
この爺さん、基本ダメ人間なんでどうしても自分と重ねてしまう。娘や孫には関心を持たず『絵いのち』で生きてきたのだろうが、最後に深く知ることに。遅すぎるんだよ。俺も。
そう、ある意味悲劇、ある意味ハッピーエンド。そんなもんだろう人生は。
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