劇場公開日 2020年2月28日

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「主人公のような人間こそ一度見て欲しいな」ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像 sallyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5主人公のような人間こそ一度見て欲しいな

2020年2月27日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

本作品、人間ドラマですね。

ひとりの美術商を営む、自分の思うままに生きてきた老人とそれに関わる家族や周りの人間のお話。

孫との関わりから娘の本音など知るようになり自身の生き方や周りの関わり方に関して考える作品ですが、実際、主人公のような自分の赴くままに行きたい人間は、結婚したりしてはいけないかな・・・・・

もう少し主人公と孫との関わりの件が欲しかったな・・・・

本作品、オークションのシーンが有るのですが、そのシーンは大変に緊張感が有って良かったな・・・・

ま、私も含めて、この手の主人公のような人間っているよな、自分の信念の中に生きているんだけど、なかなか報われずに、何処かで「俺はこれで良かったのか」と思う瞬間・・・・

本作品、主人公のような人間こそ一度見て欲しいな・・・

不器用で真っ直ぐ過ぎる、しかし、決して悪人ではない、そんな純粋な人に・・・・

sally